【ブートブラック】エッヂクレヨンの使い方!超簡単コバの手入れ術を徹底解説!
- コバって手入れをした方がいい?
- コバを簡単に手入れしたい!
- エッヂクレヨンがどんな道具なのか気になる
靴の手入れをしているけどついつい見落としてしまうのがコバの手入れ。
手入れをした方がいいのは分かっているけどコバインクを使うのは時間がかかって面倒だし、ワックスや靴クリームを使って手入れをして指を汚したくない・・・。
そんな方におすすめのアイテムが「エッヂクレヨン」です。
今回はエッヂクレヨンについて詳しく紹介させていただきます。
このブログをご覧いただければ次の内容をご理解いただけます。
- エッヂクレヨンとは?
- エッヂクレヨンのメリット・デメリット
- エッヂクレヨンの使い方
自分も興味本意で購入してみましたがとても使い勝手がよく、今では手入れの時に無くてはならない道具になりました。
エッヂクレヨンについて興味のある方に参考になる内容となっておりますので是非、最後までご覧ください。
エッヂクレヨンとは?
商品名 | エッヂクレヨン |
ブランド | コロンブス |
カラー | ブラック ダークブラウン |
金額 | ¥800 + tax |
容量 | 10g |
主成分 | ろう、油脂、染料、顔料 |
使用用途 | 革コバ専用補色クレヨン |
コバの手入れには「コバインキ」や「靴クリーム・ワックス」を使っての手入れが一般的ですがエッヂクレヨンも同じ様にコバの手入れに使用する事ができます。
ちなみにコバとは下の画像で「黄色の斜線の部分」の事を指します!
コバはソールの側面部分に当たる場所の事。
地面に近いパーツになるので傷がつきやすく、色落ちしてしまう事が多々あります。
コバは手入れの際についつい手を抜いちゃうよね・・・
しかし、手入れを怠るとせっかくアッパー部分を綺麗に手入れしても全体がチグハグした仕上がりになってしまうのでバランスの悪い仕上がりになってしまいます。
逆に言えば、『コバをきちんと手入れしてあげる事でワンランク上の仕上がりにする事ができる』って事ですね!
エッヂクレヨンを使う目的
先程、少しだけ触れましたがエッジカラークレヨンを使用する主な目的は次の2つです。
- 補色
- 艶出し
エッヂクレヨンは色つきのワックスになっているので、ぶつけてしまったり傷がついて色が剥げてしまった部分を補色する事ができます。
色が剥げてしまった部分をエッヂクレヨンで塗ることで補色し目立たなくする事ができます。
色の補色だけでなくコバの艶だしを行えます。
エッヂクレヨンはワックスをペン状に固めたものなので塗り込むことで艶を出すことができます。
エッヂクレヨンと通常のワックスを塗った時の違いを比較してみました。
画像の向かって左側の細い線がエッヂクレヨンを使用したもので右側の線が指でワックスをとって塗った
エッヂクレヨンはペンで色を塗るように使えるので扱いやすく細かい部分の作業に適しています。
塗った感触は固いワックスと同じです。
固いワックスは伸びが悪いので塗り広げるのには向いていませんが、エッヂクレヨンの場合は指で塗る時の様に指先にワックスが無くなったら補充する必要がないので楽に塗り広げる事ができます。
エッヂクレヨンは手を汚さずに簡単に補色・艶出しが行えるので次の様な方におすすめです。
エッヂクレヨンはこんな方におすすめ!
- コバインキを使った手入れが面倒だと感じている
- 時間をかけずにコバを手入れしたい
- 手を汚したくない
使って分かった!エッヂクレヨンのメリット・デメリット!
次にエッヂクレヨンを使用してみて分かったメリットとデメリットについてまとめてみました。
エッヂクレヨンのメリット
エッヂクレヨンを使うメリットとして挙げられるのが次の3つです。
- 指が汚れずに作業できる
- 時短で手入れができる
- 失敗しづらい
① 指が汚れずに作業できる
持ち手部分にはロゴが刻印されている用紙が巻き付いており使用していて手が汚れてしまう事はありません。
ペンタイプなのでコバに塗り込む時に扱いやすいという点もメリットとして挙げられます。
特につま先から土踏まずの部分のコバは幅が狭いので塗る時には集中して作業を行う必要があり塗りづらいポイントの1つです。
エッヂクレヨンはクレヨンで色を塗るような感覚でワックスをコバに塗り込む事ができるので扱いやすく簡単に作業を行う事ができます。
布やブラシを用意して塗る方もいますが、エッヂクレヨンならこれ1本だけで綺麗に塗ることができるので手軽に作業することができます。
② 時短で手入れができる
エッヂクレヨンを使い始める前まではコバの手入れ「コバインキ」で補色をしてから「ワックス」を使用してコバの表面の艶だしを行っていました。
この方法は綺麗に仕上がる反面コバインキが乾燥するまでに時間がかかるというデメリットがありました。
その点、エッヂクレヨンは全体に塗ったら磨くだけでいいのでコバインキと比較すると手入れの時間を大幅に短縮する事ができます。
③ 失敗しづらい
これが自分が推す一番の理由です。
コバの手入れに「コバインキ」や「靴クリーム」を使用する場合、気を付けなければいけないのがコバからはみ出してアッパーに付いてしまう事。
特にコバインキは染色力が強いので1度アッパーに付着してしまうと落とすのが本当に大変です。
万が一アッパーについても問題がないようにマスキングをするという方法もありますが面倒ですよね。
一方、エッヂクレヨンの場合はペン状になっているので塗りやすく液垂れによってアッパーについてしまうといった心配がありません。
エッヂクレヨンのデメリット
次にエッヂクレヨンのデメリットを紹介します。
- ワックスと比べると割高
- カラーが2種類しかない
- 補色力は高くない
① ワックスと比べると割高
エッヂクレヨンはワックスをペン状にした道具です。
補色を目的としている為、染料や顔料が含まれていますが成分に関してはワックスと殆ど違いがありません。
商品名 | エッヂクレヨン | ワックス (シューポリッシュ) |
成分 | ろう、油脂、染料、顔料 | ろう、油脂、有機溶剤 |
容量 | 10g | 50g |
金額 ( + tax) | ¥800 | ¥1,100円¥ |
ワックスは50gで1,100円なのに対してエッヂクレヨンは10gで800円と割高になります。
1gあたりの金額
- エッヂクレヨン・・・1gあたり80円
- ワックス・・・・・・1gあたり22円
1gあたりで比べてみると4倍近い価格差がある事が分かります。
成分からも分かる通り、補色効果に関してはエッヂクレヨンに軍配が上がりますが艶を出す事が目的ならワックスでも問題ありません。
② カラーが2種類しかない
エッヂクレヨンはカラーが「ブラック」と「ダークブラウン」の2色のみの展開になります。
元々コバは色がついている事が多いのでこの2色があれば問題ないのですが、中には染色していない革の表情を活かしたものもあります。
③ 補色力は高くない
成分に顔料や染料が含まれていますが補色力に関してはそこまで高くない印象を受けました。
ちょっとした浅い傷なら目立たなくする事ができましたが、深い傷になると隠しきれませんでした。
簡単なケアなら問題ありませんが、目立つ傷の場合はエッヂクレヨンだけでは難しいと思いました。
エッヂクレヨンの使い方
次にエッヂクレヨンの使い方について紹介します。
手入れに必要な道具は次の4点です。
- エッヂクレヨン
- やすり#240
- 柔らかい布(ネル等)
- 水
手入れを行う手順は次の通りです。
エッヂクレヨンの手入れ手順
- STEP1 やすりがけ
- STEP2 エッヂクレヨンを塗る
- STEP3 柔らかい布で磨く
順番に解説していきます。
STEP1 やすりがけ
最初にやすり(#240)でコバを整えます。
やすりを使用する目的は次の2つです。
- 古いワックスやコバインキを落とす
- 側面やバリを整える
細かい方法についてはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。
やすりがけは必ずコバの手入れの度に行う必要はなく、省略しても問題ありません。
STEP2 エッヂクレヨンを塗る
やすりがけが終わったら次はエッヂクレヨンをコバ全体に塗っていきます。
エッヂクレヨンを塗った後で布を使って磨くので雑に塗り広げればOKです。
STEP3 柔らかい布で磨く
最後に柔らかい布で磨いていきます。
磨く時は柔らかい布を使用するようにしましょう。
固い布や表面がゴワゴワした布を使用するとワックスで艶を出した時に表面に小傷が残ってしまいます。
ネル生地はAmazonなどでメートル単位で購入し、自分でカットして使用する事でコスパ良く作る事ができるので使う布に困っている方は是非、試してみて下さい。
布で磨く時はエッヂクレヨンを塗った筋を消す様に少し力を入れて磨きます。
ここでのポイントは磨く面に少量の水をのせる事。
アッパーを鏡面磨きで仕上げる時と同様に水をのせて磨く事で効率よく艶を出す事ができます。
エッヂクレヨンの筋が無くなるまで磨けば完了です。
写真左側が「手入れをする前の状態」、右側が「エッヂクレヨンを使用して手入れをした状態」を比較したものです。
こうして比較してみるとエッヂクレヨンを使用して磨いた靴の方が光沢が出ていて高級感のある仕上がりになっている事がお分かり頂けると思います。
クレヨンを重ねる事で鏡面磨きのように光らせる事ができます。
ただ、コバを鏡面のように仕上げてしまうと悪目立ちしてしまうのであまりおすすめはしません。
自然な光沢があるくらいに抑えておく方がバランスがよくなるのでコバは控えめな艶があるくらいに仕上げましょう。
まとめ
今回は、エッヂクレヨンについて紹介させて頂きました。
手軽に使用する事ができ、簡単にコバを綺麗に仕上げる事ができるのでおすすめの道具です。
自分のようにコバの手入れが面倒だと思っている方やこれからコバの手入れにチャレンジしてみたいと考えている方は是非、試してみて下さい。
コメント