
名古屋の靴磨き専門店『靴廊』さんで靴磨きを依頼してきました!【体験談】

今回は名古屋の靴磨き専門店『靴廊(がろう)』さんで靴を磨いてもらってきたのでその時の体験談を紹介させて頂きたいと思います。
自分が靴磨きを始めたきっかけになった思い出のお店で、現在の場所に移転されてから気になっていたのですがなかなかタイミングが合わず・・・。

念願が叶ってお邪魔することができました!
『靴廊』さんの魅力や靴磨きをお願いして今までの考え方が変わったポイントなどを紹介させて頂きますので是非、最後までご覧ください。
名古屋の靴磨き専門店
靴磨き専門店『靴廊』ってどんなお店?


『靴廊』ってどんなお店なの?

『靴廊』さんに名古屋に店舗を構える靴磨き専門店の事です!
名古屋市営地下鉄の覚王山駅から徒歩で5分ほどのところに店舗があります。
市営地下鉄に乗るのは初めてだったので、乗り過ごしてしまわないかドキドキでした。
担当して頂いた靴磨き職人は店長の『小川恭生』さんです。
小川さんは元々は静岡県出身で、路上靴磨きを始めたのも静岡駅の地下通りとのことで自分もよく利用していたところだったのでびっくりしました。
その後、前身の靴磨き専門店「Gaku Plus」で靴磨き職人としてスタートされ、現在は靴廊の店長として名古屋の足元を輝かせています!

靴廊さんで磨かれた靴はこちら♪
他にも靴廊さんで磨かれた靴が気になる方は、公式インスタグラムをチェックしてみて下さい。
靴磨き専門店『靴廊』にお邪魔してきました♪

靴廊さんは元々は「GAKU plus」という靴磨き専門店で、現在は北海道の「ASIDO」のオーナーである佐藤我久さんがオープンさせたお店でした。

2021年に名古屋駅前にあった店舗を、現在の場所に移転して「GAKU YAMAZAKI」に変更。
2022年9月に店名を現在の靴廊に変更されました。

恥ずかしながら最初は「くつろう」と読んでいました。
(・・・店名の由来も聞こうと思ってましたが、ど忘れしてました。)
店内はこんな感じ。

こちらが革靴を磨いてもらうカウンターです。

こんなところで磨いてもらえるの!?

店内にお洒落な革靴が展示されていました。
靴廊さんでは靴磨きだけでなく、靴の修理やオーダーシューズの製作の依頼も可能です。


革靴だけでなく、様々なブランドのシューケアグッズが取り揃えられていました。
- Brift H
- Boot Black
- サフィールノワール
- コロニル
など、人気の高いブランドの物が一通り揃っていてこれから靴磨きにチャレンジする方でも安心です。
もちろんお手入れで使われている道具も販売されているので、気になる商品があったらそのまま購入できます。
店内はアンティークな家具や雑貨に囲まれていて落ち着いた雰囲気。

革靴好きには堪らない空間だね!
まずはお手入れの内容を相談します。
靴廊さんの手入れメニューはフルメンテナンスのみ。
- 靴のライニング(内側)
- コバ(靴底)の側面
- ソール(靴底)
- アッパー(表面)
- ウェルト
革靴全体のお手入れを40分〜60分ほど時間をかけて行います。

靴磨きのコースも「その場磨き」と、「お預かり」の2種類があるよ!
「その場磨き」は対面で靴磨き職人さんと会話をしながら、目の前でお手入れをしてもらうコース。
BOX・・・予約されている方が優先になるので、その場磨きを希望の方は事前にお店に連絡してから来店するようにしましょう。

来店予約はLINEや、インスタのDMからも可能です!
「お預かりコース」は靴をお店に預けて、後日靴を受け取りに行くコース。
受け取るタイミングによっては、その場磨きよりもお得に利用できるように設定されています。
- 当日/翌日 5.500円
- 3〜6日 4,950円(1割引)
- 7日以降 4,400(2割引)
店舗に足を運べなくても郵送で靴磨きを依頼する事ができます!
詳しくは靴廊さんの公式ホームページからチェックしてみてください。

自分は「その場磨き」でお願いしました!
靴磨きをお願いした靴は以前、Gaku plusさんでオーダーしたチャッカブーツです。

コースを決めた後に革靴をどんな風に仕上げたいか、気になる部分がない簡単に相談します。
別料金でオプションを追加できるので、希望される方はこのタイミングでお願いしましょう。
- 金鯱磨き 1,100円
- アンティーク仕上げ 1,100円
- コンビ料金 550円
- 顔料除去 5,500円
- 色補正(染料) 7,700円
- 色補正(顔料) 9,900円
「金鯱磨き」は名古屋城の金鯱(きんしゃち)をイメージして、仕上げの際にラメ入れて高級感のある仕上げ。
「アンティーク仕上げ」は革靴の色よりも濃い色のカラーのクリームや、ワックスを使った仕上げで大人っぽいスタイリッシュな仕上がりになります。



自分はお任せでお願いしました!
お手入れをしてもらいながら話を聞いていて、小川さんは靴磨きに対するこだわりがありまさに職人だなという印象を受けました。
特に感じたこだわりが水を極力使用しないこと。

水を使わない事がうまく仕上げるポイント!
道具の成分や使い方に関する知識が豊富で、自分の経験や理論に裏付けられた手入れは聞いていてとても勉強になりました。
手入れの秘訣や使用している道具について企業秘密という職人さんも多いですが、小川さんは質問した内容について包み隠さず答えてくれました。
お手入れに関する情報をオープンにすることで、より1人でも多くの方に靴磨きに興味を持ってほしいとの事。
- 馬毛ブラシの意外な使い方
- レザーソールのミンクオイルは有りか無しか
- 固いワックスを使わない理由
- クレム1925とアーティストパレットとの比較
- アーティストパレットを使った仕上げ
などなど書籍やYouTubeなどで調べても出てこないような内容が盛りだくさんで、靴磨きについて常に勉強されているんだなと感じました。

気になった方は実際にお店に足を運んでみてください。
1つだけ小川さんから教わったテクニックを紹介します。
靴磨きを行う際にシューキーパーは最初から最後まで、入れたままにして手入れを行うと紹介されています。
小川さんの場合は仕上げを行うタイミングでシューキーパーを靴から外して、少しかかとを持ち上げて甲にシワを作った状態で磨きます。
この1手間を加えることでシワの部分にワックスがのらず、履いた時にワックスが割れてしまうのを防ぐ事ができます。

言われて見るとその通りなのですが、思いつかないテクニックでした!
こちらが完成した靴です。


めちゃくちゃピカピカだね!
お手入れ前と比べてみるとこの通り。

仕上げの美しさはもちろんのこと、対面で磨いてもらうと自分をお手入れするポイントを聞けるのが大きな魅力ですね。
うまく表現できない微妙なニュアンスも分かりやすく説明してもらえました。

お手入れの技術を向上させたい方は、その場磨きを体験するのがおすすめです!
手入れが終わったら最後に会計。
今回のお手入れの料金は税込5500円、チャッカブーツは名前にブーツが入っていましたがシューズ価格でOKでした!
小川さんとお話しをさせて頂いて「靴の手入れには正解がない」という事を改めて感じました。
ある道具について「○○に使うのはNG」、「おすすめしません!」と書籍やSNSで紹介されているのを見かけます。
しかし、使い方によってはメリットの方が大きいこともありますし、意外な使い方があったり改めて手入れ方法に正解はないということを痛感しました。

重要なのは靴磨きを楽しむことです!
とても勉強になりました。また、機会があればお邪魔させていただきたいと思います。

名古屋の靴磨き専門店
靴磨き専門店『靴廊』の店舗情報

靴廊
店名 | 靴廊 |
住所 | 〒464-0832 愛知県名古屋市千種区山添町1丁目11-1 エクセル覚王山103 |
電話番号 | 052-734-4770 |
営業時間 | 11:00〜19:30(平日) 11:00〜19:00(土祝) |
定休日 | 火曜日 |
公式HP | 「靴廊」 公式HP |
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