革靴のひび割れ(クラック)と履きじわの違いは?特徴&対処法を解説
革靴を購入したことがある人なら、一度は「ひび割れ(クラック)」と「履きじわ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、似た様な名前でイマイチ違いが分からない!
そこで、本記事では革靴のひび割れと履きじわの違いについて解説します。
履きじわは革靴を履く上で避けては通れませんが、ひび割れはきちんと手入れをすれば防ぐことができます。
ひび割れを防ぐ簡単なテクニックも紹介するので、是非最後までご覧ください。
革靴の履きじわとひび割れの違い
革靴は、おしゃれと実用性を兼ね備えたアイテムとして多くの人に愛されています。しかし、革靴を長く愛用するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
特に、「履きジワ」と「ひび割れ」は革靴の寿命を左右する重要なポイントです!
これらの違いを理解して、適切な対策を立てましょう。
履きじわとは?
履きじわは、革靴を履くことで自然に生じるものです。歩くたびに足の動きに合わせて靴の革が曲がり、徐々にシワができます。
歩くたびに足が前後左右に動くと、靴もその動きに合わせて曲がります。このとき、特に足の指の付け根部分や甲の部分にシワができます。
履きじわは、靴が足にフィットしている証拠とも言えます。
新品の革靴は硬く、履き始めのうちはシワが少ないですが、使い込むうちに足の形に馴染んで柔らかくなり、自然なシワができます。
自分の足の動きに合わせてシワが入るので、履き込むほどに歩きやすい靴になります♪
ひび割れとは?
ひび割れとは、革が乾燥や劣化によって表面に亀裂が入った状態のこと。
見た目を損なうだけでなく、靴の寿命を大幅に短くしてしまう可能性があります。
ひび割れが起こる原因は、次のような理由が挙げられます。
- 手入れ不足
- 保管する環境
- 靴のサイズが合っていない
ひび割れの原因で最も多いのが、定期的な手入れをしなかったこと。
手入れをしていない革靴は、乾燥して柔軟性が無くなります。すると、歩くときの屈折したときの負担に耐えられなくなり革が割れてしまいます。
だから履きジワ部分のひび割れが多いんだね!
他にも乾燥した環境や直射日光、濡れた革靴を放置するとひび割れの原因となります。ひび割れが進行すると、靴の美観が損なわれるだけでなく、革そのものが破れてしまう可能性も。
同じような見た目ですが、ひび割れの方が靴へのダメージが大きいです。
革靴のひび割れは直せない!補修するならプロに任せよう!
革靴のひび割れは直すことが非常に難しく、完全に元通りにするのは、ほぼ不可能です。
ひび割れの補修は自分の力でもできますが、専門的な知識や高度な技術や道具が必要なため、おすすめはしません。
こういう時は、プロの力を借りましょう!
プロの修理店では、革靴を修復するための専門的な機械や道具が揃っています。修理をプロに依頼すれば、高品質な仕上がりが期待できるため、最もコスパの良い方法だと言えます。
自分でやると、かえって悪化して取り返しのつかない状態になることも・・・
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超簡単|革靴のひび割れを防ぐテクニック4選
革靴のひび割れによるデメリットは理解できましたが、予防する方法はないのでしょうか?
ここでは、革靴のひび割れを防ぐテクニックを4つ紹介します。
定期的な手入れ
革靴をひび割れから守るためには、定期的な手入れが必須!
革靴を履いた後は、馬毛ブラシや柔らかい布で表面の汚れを取り除きましょう。泥やほこりが付着したままにしておくと、革が乾燥して劣化が進んでしまいます。
ブラッシングするだけで靴が長持ちするというのは、本当だったんだね!
濡れた靴をそのまま放置しないのも、大事です!
さらに、月に1回靴クリームを塗っておくと更に靴が長持ちします。
手入れが面倒な方におすすめしたいのが「ユニバーサルレザーローション」。
「汚れ落とし」「栄養補給」「艶出し」をまとめて行うオールインワンのローションで、手入れが簡単に終わります。
シューキーパーを使う
できれば、革靴1足につきシューキーパーを1つ用意しましょう。
シューキーパーは、革靴の形を維持し、履きジワを防ぐために非常に効果的です。靴を脱いだ後にシューキーパーを入れておくと、履きジワ部分をきれいに伸ばしてくれるので、ひび割れの予防にもなります。
革靴をローテーションして履く
革靴のひび割れを防ぐために、革靴をローテーションして履く方法もおすすめ!
ローテーションを実践することで、革靴にかかる負担を軽減して、寿命を延ばせます。
革靴も休ませながら履くことが大事なんだね!
革靴をローテーションして履くテクニックについては、こちらのブログで詳しく解説しておりますので、あわせてチェックしてみて下さい。
保管場所に気をつける
革靴のコンディションを保つためにも、保管する場所には最新の注意をはらいましょう。
脱いだ革靴をそのまま靴箱にいれたり、購入時の箱の中に保管するのはNG!
最低でも一晩は玄関に置いて乾燥させてからしまいましょう。
使わない間の靴は、直射日光が当たる場所や密閉された場所を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。
乾燥材を入れておくのもおすすめだよ♪
革靴のひび割れ・クラックは気にならなければそのまま履いてもOK
革靴のひび割れは見た目や機能性に影響を与えますが、気にならなければそのまま履き続けることも可能です。
革の表面がひび割れてしまったり、裂けてしまったりした革靴は処分した方が良いという意見がありますが、自分が気にならなければ履き続けても全く問題ありません。
砂利が入りやすくなったり、雨の日に濡れやすくなっちゃうけど、気にならなければいいよね♪
ただし、仕事の場や、冠婚葬祭の場での使用は避けましょう。
革靴のひび割れに関してよくある質問
革靴のひび割れについてよくある質問をまとめました。ひび割れについて悩んでいる人は、参考にして下さい。
ひび割れはトコノールやミンクオイルで補修できる?
トコノールやミンクオイルでは、ひび割れの補修はできません。
前者は革の表面をならす、後者は革を柔らかくする働きがありますが、ひび割れを補修することはできません。
安い革靴の方がひび割れやすいって本当?
価格の安い革靴は、天然の本革ではなく合成皮革を使っている可能性が高いです。
合成皮革は経年劣化で樹脂が剥がれてしまうので、天然素材の本革と比べるとひび割れやすくなります。
まとめ|革靴のひび割れを防ぐために手入れをしよう!
本記事では革靴のひび割れと履きじわの違いについて解説します。
ひび割れは手入れをすれば防げる、履きじわは革靴を履く上で避けては通れないものだと覚えておきましょう!
定期的に手入れをしないと、見た目だけでなくこうした靴トラブルに繋がることを再認識できました。
大切な革靴を綺麗に履き続けるためにも、月に1回の簡単なお手入れは行っていきたいですね。
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