
鏡面磨きが簡単に出来る!革靴用おすすめワックス5選!

- 革靴用のワックスってなんで塗っているの?
- ワックスの使い方がイマイチよく分からない・・・
- おすすめのワックスがあったら教えてほしい!
革靴はフォーマルな場で履く事が多いので、普段の手入れで艶を出す必要があります。
革靴に艶を出す為の道具が「ワックス」です。
靴磨きの魅力に気づいてから今までの間、数えきれない程のワックスを購入してきました。

ワックスには見た目を良くするだけではなく靴を傷や水濡れから保護するなど様々な働きがあるので、靴磨きの際には使用するべき道具だと思います。
しかし、ネットを調べてみるとワックスの使い方や選び方が分からずに困っている方が多い様に感じました。
今回のブログでは『おすすめのワックス』を5つに絞って紹介します。
- ワックスを使う目的・手入れの手順
- おすすめワックス5選
- 鏡面磨きとは?
ワックスを使った靴磨きの手順や、つま先を鏡の様に光らせる「鏡面磨き」のやり方についても画像付きで詳しく紹介します。

このブログを見ればワックスの選び方から、手入れ方法までマスターする事ができます。
分かりやすく解説しますので是非、最後までご覧ください。
ワックスを革靴に使用する3つの理由!


どうして革靴にワックスを塗るの?
ワックスを革靴に使う理由は3つあります。
- 艶を出す
- 靴を傷から守る
- 水濡れからの保護
冒頭でも触れた通り革靴はフォーマルな場で着用する事が多いので、普段の手入れで栄養を補給する以外にも見た目を良くする為に艶出しも同時に行います。

お化粧に例えるとメイクの部分で使用するのがワックスです。

革靴に使われている革も元々は動物の革を使用しているので、人の肌と一緒で定期的に汚れを落としてクリームで保湿する必要があります。

メイクと一緒で外出する時にばっちり決めていく時に使うのがワックスなんだね!

その通り!

革靴は水濡れに弱く、履いているうちにぶつけてしまい傷が付きやすいです。
靴の表面をワックスでコーティングする事で水を弾き、傷をワックスの層で受け止めてくれるのでワックスを落としたら革靴本体には傷が入っていないという事が事も。

色付きのワックスも多く販売されているので、色を使い分ける事で仕上がりにアクセントをつける事が出来ます!

鏡面磨きとは?


ワックスについて調べてると「鏡面磨き」って一緒に出てくるんだけど、何なの?
鏡面磨きとはワックスを何層にも薄く塗り重ねて、靴の表面にワックスの層を作り鏡の様に光らせるテクニックの事です。

「ハイシャイン」と紹介される事もあります。
鏡面磨きを行う前と後の靴を比較してみましょう。

手入れ前と後を比較すると違いが一目瞭然ですね。鏡面に仕上げた靴の方はつま先部分に風景が移り込むくらい強い艶が出ています。
しっかりとつま先部分にワックスの層が出来上がっているので、手入れを行う前よりも傷や水濡れに強くなります。

見た目も高級感があり、靴好きが憧れるテクニックの1つです。
鏡面磨きを行う方法は簡単は次の通り。
- 指でワックスを塗って下地を作る(下地作り)
- 布を指に巻き、少量のワックスを使って磨く(仕上げ)
- 水だけで磨く
この3つの作業を10分から30分程かけて行います。
根気のいる作業で慣れるまではかなりの時間がかかります。繰り返し練習をする事で段々と作業時間を短くする事ができるので是非、チャレンジしてみて下さい。
詳しい手順についてはこちらのブログで紹介しておりますので併せてご覧ください。

ドライワックスとソフトワックスを使い分けで効率UP!

『鏡面磨き』についてワックスを薄く塗り重ねると紹介しました。ただ、1つのワックスで磨き続けるよりもより短時間で効率良く仕上げる方法があります。

それは、下地用のワックスと仕上げ用でワックスを使い分ける方法です。
下地用のワックスの事を「ソフトワックス」、仕上げ用のワックスの事を「ドライワックス」と呼びます。
販売されているワックスのほとんどが伸びの良いソフトワックスです。
ドライワックスは新品で購入したソフトワックスを、1週間程蓋を開けて乾燥させる事で簡単に作る事ができます。
> ソフトワックスとドライワックスを詳しく解説したブログはこちら
伸びの良いソフトワックスで下地を作り、艶出しに向いているドライワックスで仕上げた方が1つのワックスで仕上げるよりも短時間で綺麗な艶を出す事が出来ます。
靴磨き歴6年の私が選ぶ おすすめワックス5選


ワックスって調べてみるとたくさん種類があるんだよね。
どれを買えばいいのか迷っちゃうよ~。
いきなり何十種類もあるワックスの中から自分に合ったワックスを選ぶのは大変だと思います。
そこで、私が今まで使ってみて良かったと思ったワックスを5種類に絞って紹介させて頂きます。
商品名 | 金額 + 税 | 容量 | こんな方におすすめ | ブログ | |
![]() | [サフィールノワール] ビーズワックス ポリッシュ | ¥1,200 | 50ml | とにかく定番の 商品が欲しい | 詳細を見る |
![]() | [KIWI] シューポリッシュ | ¥340 | 45ml | コスパ重視! | 詳細を見る |
![]() | [サフィールノワール] ミラーグロス | ¥2,200 | 75ml | 仕上げに特化した ワックスが欲しい | 詳細を見る |
![]() | [Boot Black] ハイシャインベース ハイシャインコート | ¥1,000 ¥1,200 | 50g 50g | ドライワックスと ソフトワックスを 使い分けてみたい | 詳細を見る |
![]() | [サフィール] ユニバーサル レザーローション | ¥1,600 | 150ml | 簡単に手入れを 済ませたい | 詳細を見る |
定番中の定番『ビーズワックスポリッシュ』
カラーバリエーション | 全13色 ※ |
艶感 | (4.5 / 5.0) |
伸びの良さ | (4 / 5.0) |
仕上がりの早さ | (4 / 5.0) |
種類 | ソフトワックス |
『サフィールノワール』はフランスのアベル社が1920年から販売するラインアップの事。
シリコンやパラフィンなど革に害がある成分が主流だった時代で、「できるだけ天然の物を使う」という考えの元に誕生しました。
濡れたように強く光る独特の艶が世界中で人気が高く靴磨き好きなら一度は手に取った事があると言っても過言ではない程の人気を誇ります。

実力の高さはプロも認めています!
2019年に開催された『Shoeshining Champion of Champions2019』では、6人のファイナリストが勝負ワックスに挙げていました。
取り扱い店舗が多く、Amazonや楽天市場からも購入する事が出来るので入手しやすいのもおすすめできるポイントです。
- 何を買えばいいのか分からない
- 定番の商品が欲しい

コスパを求めるならコレ『KIWIシューポリッシュ』
カラーバリエーション | 全3色 |
艶感 | (4 / 5.0) |
伸びの良さ | (5 / 5.0) |
仕上がりの早さ | (3 / 5.0) |
種類 | ソフトワックス |
『KIWI』はオーストラリアで誕生したブランドで、ニュージーランドの国鳥の「キーウィ」がロゴに描かれているのが特徴です。
KIWIの特徴は価格がとにかく安い事。他のブランドのワックスは平均1,000円前後に価格が設定されていますが、KIWIのシューポリッシュは340円(+税)と3分の1の値段で購入する事ができます。

3分の1は破格の安さだね!
艶を出す「蝋分」には他のブランドでも使用されている「カルナバワックス」が含まれています。強い艶を出す事ができ性能も申し分ありません。
他のワックスと比べても非常に伸びがいいので下地用のソフトワックスにうってつけのワックスです。

カラーバリエーションが3色というのが寂しいですが、カラーに拘らないのであればおすすめのワックスです!
- カラーバリエーションを気にしない
- コスパ重視

仕上げに特化した驚きの艶『ミラーグロス』
カラーバリエーション | 全7色 |
艶感 | (5 / 5.0) |
伸びの良さ | (1 / 5.0) |
仕上がりの早さ | (5 / 5.0) |
種類 | ドライワックス |
ミラーグロスは仕上げに特化したワックスです。
これまで紹介したワックスとは異なり始めからドライワックスとして作られているので、このワックスとソフトワックスを組み合わせる事で効果を最大限に発揮できます。

1つ目に購入するワックスというよりも、2つ目以降に購入するワックスです。
ミラーグロスの特徴は仕上がるまでの速さと非常に強い光沢を出す事が出来る事。
あまりにも簡単に仕上げてしまう事が出来てしまう為、「靴磨き選手権」では使用が禁止されていました。
ドライワックスに興味が出てきたら1度手に取って頂きたいワックスです。
- 仕上げ用のワックスが欲しい
- 短時間で艶を出したい

下地用と仕上げ用がセット『ハイシャインベース・ハイシャインコート』
カラーバリエーション | 全3色 ※ ハイシャインベースは無色のみ |
艶感 | (4 / 5.0) |
伸びの良さ | (4 / 5.0) |
仕上がりの早さ | (5 / 5.0) |
種類 | ベース:ソフト コート:ドライ |
ハイシャインコートとハイシャインベースは予め下地用と仕上げ用のワックスが別々に販売されている珍しい商品です。

ソフトワックスとかドライワックスとか分からない!

1つのワックスで磨いても上手くいかない・・・。
こんな悩みを持っている方におすすめのワックスです。
用途も明確で、短時間で強い艶を出す事ができます。このワックスを使う様になってから鏡面に仕上げる時間が大幅に短くなったという口コミを多く見かけます。

自分もこのワックスを使う様になってから、失敗せずに仕上げる事が出来る様になりました!
- ソフトワックスとドライワックスを使い分けたい

汚れ落としから仕上げまでこれ1本『ユニバーサルレザーローション』
カラーバリエーション | – |
艶感 | (3 / 5.0) |
伸びの良さ | (5 / 5.0) |
仕上がりの早さ | (5 / 5.0) |
種類 | ローション |
とにかく手入れを簡単に行いたいという方におすすめなのが『ユニバーサルレザーローション』です。
この商品1つを使うだけで次のお手入れをまとめて行う事ができます。
- 汚れ落とし
- 栄養補給
- 艶出し
ローションタイプなので塗りやすく、塗った後に拭き取るだけで簡単に艶を出す事ができます。
使う道具も布だけでいいので、道具を持っていない靴磨きを始めたばかりの方にもおすすめの商品です。

手入れ時間も大幅に短縮する事ができます!
他のワックスの様に鏡面磨きを行う事はできませんが「時短で手入れをしたい」、「そこまでピカピカにならなくてもいい」と考えている方は試してみて下さい。
- とにかく簡単に手入れを終わらせたい
- そこまで強い艶は要らない

初心者でも簡単! 靴磨きのやり方

次に靴磨きの手順について紹介します。
革靴を定期的に手入れする事で靴を綺麗に履き続けるだけではなく、革をベストコンディションに保つ事が出来るので長持ちさせる事に繋がります。

ちゃんとした革靴は、きちんと手入れをする事で10年以上履き続ける事ができます。
靴を手入れする手順は次の通です。
- ソールの手入れ
- 馬毛ブラシでブラッシング
- クリーナーで汚れ落とし
- 靴クリームで栄養補給
- 豚毛ブラシでブラッシング
- 布で余分なクリームを拭き取る
- ワックスで鏡面に仕上げる
- 山羊毛ブラシでブラッシング
- 水研ぎ

ワックスは⑦の工程で使うんだね!
この工程を30分から1時間程かけて行います。
詳しい靴磨きの手順についてはこちらのブログをご覧ください。

この手入れを1か月に1回程度行いましょう。
手入れを行う頻度については様々な意見がありますが、最低限月に1回手入れを行っていればOKです。
靴の数が増えてきたら使用状況に合わせた細かい方法で管理するようにしましょう。

おすすめのワックス まとめ
今回はおすすめのワックスについて紹介させて頂きました。
私がおすすめするワックスは次の5点です。
- サフィールノワール ビーズワックスポリッシュ
- Boot Black BBポリッシュ
- KIWI シューポリッシュ
- サフィールノワール ミラーグロス
- Boot Black ハイシャインベース・ハイシャインコート
それぞれのワックスで伸びが良かったり、仕上げに特化したワックスだったり特徴が分かれます。

ワックス選びに迷ったら参考にしてみて下さい!
コスパを重視するのか、強い艶を出したいのかワックスの特徴を理解して少しずつ自分に合うワックスを探していきましょう。
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