靴クリーナーの使い方を徹底解説!初心者でも簡単に革靴を綺麗にする方法
革靴のクリーナーってどうやって使えばいいの?
靴用のクリーナーは靴に浸透した汚れを落としてくれる、シューケアの必須アイテム。
しかし、使い方を理解していないと革にダメージを与えてしまったり、靴トラブルの原因になってしまうことも…。
本記事では、靴クリーナーの使い方や注意点を分かりやすく解説します。
クリーナーの使い方に不安がある人は必見です!
靴クリーナーとは?汚れや古いクリームを落とす必須アイテム!
靴クリーナーは、靴を清潔に保ち、美しい状態を維持するための必需品!
汚れや古いクリームが蓄積すると、見た目が悪くなるだけでなく、革の劣化につながります。クリーナーを使うことで、革靴を“すっぴん”の状態に戻すと、その後の手入れの効果を高まります。
革靴も人のお肌のお手入れと一緒で、一度すっぴんに戻してあげよう!
革靴やスニーカーなど、高価な靴を長く愛用するためには欠かせません。
前回の手入れで塗った靴クリームやワックスを落とさずに新しいクリームを重ねても、十分な効果が得られません。
靴クリーナーを使って、古いクリームや汚れをリセットし、革を素の状態に戻すことで、次に行う手入れの効果を最大限発揮できます。
【初心者でもできる】靴クリーナーの使い方(画像付き)
靴クリーナーの使い方を画像付きで解説します。
馬毛ブラシで革靴の表面の汚れを払い落とす
馬毛ブラシを使って表面の汚れを払い落としましょう。
馬毛ブラシは、柔らかくしなやかな毛質が特徴で、革靴を傷つけずに表面のほこりや汚れをやさしく取り除けます。特に日常使いで付着する軽い汚れやほこりを素早く取り除くのにぴったり!
まず、靴ひもを外して革靴全体がケアしやすい状態にします。その後、ブラシを使って靴全体をやさしくブラッシングします。
クリーナーを布に取って靴表面に残った汚れを拭き取る
クリーナーを使って革靴にしみ込んだ汚れを落としましょう!
クリーナーを使えばブラッシングで取り切れない汚れや古いクリーム、ワックスをきれいに拭き取れます。
布を用意して、革靴専用のクリーナーを少量、布に取り出します。
少しずつ使うのが、革への負担を減らすポイントです!
クリーナーを布に取ったら、靴全体をやさしく拭いていきます。円を描くように動かすと汚れが効果的に浮き上がり、スムーズに落とせます。
同じ部分ばかり磨いているとその部分にだけクリーナーが浸透し、シミになってしまう可能性があります。
徐々に汚れが付着してくるので、こまめに使う面を交換しましょう!
靴全体に艶が無くなればOK!
全体を拭いた後、別の乾いた布で余分なクリーナーを拭き取ると仕上がりがさらにきれいになります。
クリーナーを使う前と後を比較した画像になります。
左側がクリーナーを使う前、右側がクリーナーを使った後のつま先部分のアップ画像です。
クリーナーを使った後の靴の方が光沢が抜けて、ナチュラルな表情になっているのが分かります。この状態で新しい靴クリームを使うことで、しっかりと成分を浸透させられます。
これでばっちりですね♪
クリーナー以外の靴磨きの手順については、こちらのブログで詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。
【全3種】靴クリーナーの種類とおすすめの商品を解説
革靴用のクリーナーには大きく分けて3つの種類があります。
ここでは3種類の靴クリーナーと、それぞれのおすすめの商品を解説します。
どんな商品を買えば良いのか分からない人は参考にして下さい!
液体クリーナー
靴磨きでもっとも使われるタイプが、液体クリーナー。
軽い汚れや日常的なメンテナンスに適しています。液体クリーナーは、有機溶剤や界面活性剤、アルコールなどが使われていて、汚れを溶かして拭き取ることができます。
乾燥時間が短いため、時間が限られている場合や急いで靴を仕上げたい場面でも便利♪
液体タイプなので使いやすく、初心者の人にもおすすめ!
少量を布やスポンジに取って使用することで、革の表面に均一に行き渡りやすく、汚れを迅速に落とせます。革に浸透して内部に入りこんだ汚れも除去できるので、靴トラブルの予防にもぴったりです。
おすすめはコロンブスの「ツーフェイスローション」です。
油性の汚れと、水性の汚れに強い2層の液体に分かれており、使う前に振るとどちらの汚れも効果的に落とせます。
初心者から上級者までおすすめです♪
固形クリーナー
固形クリーナーは、名前の通りペースト状になっているクリーナーのこと。
鏡面磨きのようなワックスを厚塗りした靴の汚れ落としに適しています。
液体よりも革に浸透するスピードが遅いので、シミや靴トラブルになりづらいといったメリットも!
液体クリーナーとの併用も〇
おすすめはコロンブスの「ハイシャインクリーナー」。
名前の通り、ワックスを厚塗りした鏡面磨き(ハイシャイン)を落とすのに適しています。
普段の手入れでワックスを厚塗りする人におすすめのクリーナーです。
オールインワンローション
オールインワンタイプのローションは、これ1本だけで「汚れ落とし」「栄養補給」「艶出し」の3つ工程を同時に行える便利アイテム!
液体クリーナーと同じローションタイプなので、使いやすさ抜群!
各工程を分けてやるのがベストなのですが、「80点くらいの仕上がりでOK!」「短時間で手入れを終わらせたい」という人におすすめの商品です。
おすすめはサフィールノワールの「ユニバーサルレザーローション」です。
ビーズワックスやホホバオイルが配合されているので、栄養補給と艶出しを行いつつ、汚れを落とせます。
シューケアグッズの老舗ブランド「サフィール」の商品なので、購入しやすく信頼できる点もポイントです。
靴クリーナーを使う頻度|月に1回でOK
靴クリーナーを使ったお手入れは、月に1回程度が理想的とされています。
靴クリーナーの主な役割は、普段のお手入れでは落としきれない汚れや古いクリーム、ワックスの残りを取り除くことです。しかし、クリーナーを頻繁に使いすぎると、革の保湿成分や自然な油分が失われてしまうことがあります。
やり過ぎもよくないんだね!
普段履いた後の靴は馬毛ブラシでほこりを払い、革の表面を軽く磨く簡単なケアでOK。これだけで日常的な汚れの大半は防げます。
月に一度、靴クリーナーを使ってしっかりと汚れを落として、新しいクリームやワックスをしっかりと吸収できる状態にしてあげましょう!
月に一度のクリーナーを使って汚れをしっかり落とせば、革靴を清潔に保ちましょう!
初心者必見!靴クリーナーを使う前に抑えておくべき注意点3選
靴クリーナーを使う前に抑えておきたい注意点を3つ紹介します。
このポイントを押さえれば失敗しづらくなるよ!
クリーナーが使えない素材がある
靴用クリーナーは便利なアイテムですが、すべての素材に適しているわけではありません。
中にはクリーナーが使えない素材を使った靴があるので注意が必要です。
- スエード・ヌバック
- エナメル
- キャンバス
- 特殊な革・特殊加工された革
クリーナーが使えない素材に誤って使用すると、素材が変色したり、表面が損傷する原因になることがあります。靴を長持ちさせるためにも、素材に応じた適切なケア方法を選ぶことが大切です。
不安な場合はプロに任せるか、購入店に問い合わせましょう!
力の入れ過ぎ・拭き取り過ぎると革の負担になる
靴用クリーナーを使用して革靴をケアする際、力を入れすぎたり拭き取りすぎたりすると、革にダメージを与えることがあるので注意が必要です。
汚れ落としをやり過ぎてしまうと革の表面が荒れてしまったり、色落ちや保湿成分まで除去してしまったり、メリットよりもデメリットの方が大きくなります。
有機溶剤が含まれているので注意が必要だよ!
クリーナーを使う時は、細心の注意を払って扱うようにして下さい。
靴トラブル(シミ・色落ち)の可能性がある
靴クリーナーは革靴を清潔に保つための便利なアイテムですが、使い方を誤るとシミや色落ちといったトラブルを引き起こす可能性があります。
特に、素材や仕上げ方法に適していないクリーナーを使用した場合や、手順を間違えた場合に問題が生じやすいです。
場合によっては元の状態に戻せない場合も…
靴クリーナーを使う際には、まずは目立たない靴の側面で試すなど対策が必須です。
FAQ|靴クリーナーを使い方について知っておきたいよくある質問
靴クリーナーを使う前に知っておきたいよくある質問をまとめました。
家にあるもので靴クリーナーの代用はできますか?
汚れを拭き取るなら固く絞ったタオルなどで代用できます。
ただし鏡面磨きなどワックスが厚塗りしてる革靴には、クリーナーがおすすめです。
100均の靴用クリーナーを使っても問題ありませんか?
問題ありません。
靴クリーナーを使ってはいけない素材の靴はありますか?
次の素材の革靴に使う際には注意が必要です。
- スエード・ヌバック
- エナメル
- キャンバス
- 特殊な革・特殊加工された革
不安な場合は購入したショップや、靴のブランドに問い合わせてから使うようにしましょう!
まとめ|靴クリームの使い方を理解すれば革靴を長く愛用できる!
本記事では、靴クリーナーの使い方や注意点を分かりやすく解説しました。
靴クリーナーは有機溶剤が含まれているため、使い方を間違えると革にダメージを与えることになってしまいます。
しかし、正しく使えば革靴に浸透した汚れを綺麗に除去してくれるので、靴をすっぴんの状態に戻せます。
新しく塗るクリームの効果を最大限発揮できますね♪
クリーナーは革靴の手入れで必須のアイテムになるので、しっかりと使い方を押さえておきましょう!
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