普段革靴を履いていると、ぶつけたり、踏まれてしまったり注意していても傷がついてしまいます。
大切に履いている靴に傷が入ると、悲しくなりますよね。

通勤電車で踏まれて傷がつき、1日ブルーになりました…。
革靴の傷は治せないと思っている方が多いですが、傷の種類によってはお手持ちの道具で簡単に直せます。
本記事では、革靴のひっかき傷の補修方法と、必要な道具を解説します。
傷を予防する方法や、実際に傷補修の動画をまとめてますので、参考にして下さい。

でも、自分で治せるのか不安だなぁ。
靴の傷を直そうとして、余計に酷い状態になってしまうのはよくある話。
自分で補修するのが不安な方は、修理のプロにお願いしちゃいましょう。

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革靴の傷の直し方は素材・傷の種類で異なる


革靴の傷って直せるの?
革靴についた傷は、元通りにはできません。
一般的に革靴は動物の皮膚を使用して作られるので、一度入ってしまった傷を完全に修復することはできません。
上記の内容を理解した上で、革靴の傷でよくあるものを4つ挙げてみました。
- 擦り傷(ひっかき傷)
- 削れ(深い傷)
- めくれ
- 凹み
①の擦り傷は、表面を軽く擦ってしまう程度なので割と簡単に補修できます。
しかし、②~④の傷は強くぶつけてしまった時につくので、補修する難易度はかなり高め…。

②~④の傷は手を出さない方がいいかも。
また、革靴は「一般革」「加工革」「その他の革(合皮など)」の3種類に分類されます。
それぞれの種類ごとに補修の手順や、必要な道具が異なるので覚えておきましょう。

「一般革」以外は難易度が高いのでプロに依頼しましょう。
革靴の傷を直すために必要な道具

ここでは、革靴の傷を補修するために必要な道具を紹介します。
靴クリーム

最も簡単な方法が、靴クリームで補修する方法です。
革靴と同じ色のクリームを使用することで、傷がついたり、削れて色が薄くなった部分を目立たなくなります。

おすすめは「クレム1925」です!
クレム1925は着色力が強く、色の種類も豊富なので傷補修にはピッタリな靴クリーム。
普段のお手入れにも使えるので、1つ持っておくと非常に重宝します。
補修剤

靴の傷が深い時に使用します。
絵の具のような道具で、靴クリームよりも着色力が強いです。
中でも、コロンブスの「アドカラー」はカラーバリエーションが豊富で、値段もお手頃なのでおすすめ。
傷が深い場合はアドカラーだけでは表面が凸凹してしまいます。
そんな時は「アドベース」で傷を埋め、下地を作ってからアドカラーを塗ると綺麗に仕上がります。
やすり

深い傷が入った時には「やすり」で表面を平らにならします。
傷で凸凹した状態の上からクリームや補修剤を使っても綺麗に仕上げることができません。
やすりで靴の表面を整えてから補修を行います。
【4STEP】革靴のひっかき傷を直す具体的な手順

ここでは、革靴の傷を直す具体的な手順を解説します。
今回、傷を直す靴はこちら。

全体的に細かい引っかき傷や、削れが目立ちます。
特に側面部分の傷や色落ちが気になりますね。

この靴を靴クリームを使って補修します!
手順は次の通り。
①馬毛ブラシで表面の汚れを落とす

最初に馬毛ブラシでブラッシングをして、靴の表面に付着した汚れを払い落とします。
馬毛ブラシはコシの強さと毛の柔らかさのバランスが良く、靴を傷つけることなくブラッシングできます。

塵やホコリ、花粉などの汚れを落としましょう。
②クリーナーで汚れを落とす

次に、クリーナーを使って靴内部に浸透した汚れを除去します。
古いクリームや汚れをそのままにしておくと革の負担になるだけでなく、新しいクリームの浸透の妨げに。
馬毛ブラシだけでは汚れ落とせないので、しっかりとクリーナーで汚れを落としましょう。
③靴クリーム・補修剤を塗る

傷や色落ちが気になる部分に、靴クリーム・補修剤を塗り込みます。

クリームの色は靴と同じ色を使うよ♪
靴クリームで補色できなかったり、傷が深かったりした時は、着色力の強い「アドカラー」や「アドベース」を使用しましょう。
④豚毛ブラシでブラッシング

靴クリームを塗った場合は、最後に豚毛ブラシでブラッシングをします。
表面に残った余分なクリームを弾き落とし、クリームの成分を革に浸透させられます。

手順はたったこれだけです♪
完成した靴がこちら。

手入れ前と後を比べると、手入れ後の方が色落ちが目立たなくなっています。
作業自体も3分程度で終わるので、チャレンジしてみて下さい。
【動画で分かる】革靴の傷の直し方

ここでは、革靴の傷を補修する動画をまとめました。
動画の方がイメージを掴みやすいので、参考にして下さい。
擦り傷の直し方
「アドカラー」を使用して、靴の表面を補修します。
削れ(深い傷)の直し方
「アドベース」を使用して、深い傷が入った靴を補修する動画です。
めくれの直し方
つま先部分がめくれてしまっている革靴を補修する動画です。
革靴を傷から守るためにワックスを塗る

革靴を傷から守るなら、「ワックスを厚塗りする」のがおすすめです。
ワックスを靴の表面に厚く塗る事で、靴に傷が付いてもワックスの層で受け止めてくれるので、靴本体に傷がつきません。
また、靴の天敵でもある水濡れからも靴を守ってくれます。


ワックスを厚塗りする方法を「鏡面磨き」といいます♪
鏡面磨きで仕上げることで靴を守るだけでなく、表面に鏡のような艶が出るので、高級感のある仕上がりになります。

鏡面磨きのやり方はこちらのブログで解説していますので、併せてチェックしてみて下さい。
【革靴の傷】不安な場合はプロを頼る

ここまで紹介した補修方法を見て、「自分には難しそう」「道具を揃えるのが大変そう」だと思った方は、プロに頼んでしまいましょう。
靴の補修は上級者向けの技術なので、慣れていないとより悪い状態になってしまうことも。

やすりは特に怖いよね・・・。
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Riat!は靴補修以外にもクリーニングや靴磨きなどのサービスにも対応。
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革靴の傷の直し方 Q&A

ここでは、革靴の傷を直す方法についてよくある質問をまとめました。
100均の傷補修用の道具でも直せますか?
100均で販売されている道具でも問題なく補修できます。
店舗で取り扱っている商品が異なったり、カラーバリエーションが少なかったり気になる点はありますが、試しにチャレンジしてみたい方におすすめです。
靴の修理はいくらくらいしますか?
修理にかかる金額は、靴の状態やお店によって異なります。
まとめ
本記事では、靴のひっかき傷の直し方について解説しました。
ちょっとした傷なら、手持ちの道具で簡単に目立たなくできるので、試してみて下さい。

補修剤は難しそうだけど、靴クリームを使った手入れなら簡単そう!

ちょっとした傷ならチャレンジしてみて下さい!