これはヤバイ!ブートブラックのリッチモイスチャーで革がもちもちになる件【使い方&レビュー】
- リッチモイスチャーってどんな商品なの?
- どうやって使えばいいのか分からない・・・
- 使ってはいけない素材ってあるの?
様々なところで高評価を受けているBoot Black(ブートブラック)のリッチモイスチャー。
靴磨き職人を始め、おすすめしているサイトを目にするので、気になっている方も多いのではないでしょうか?
でも、靴クリームやデリケートクリームとの違いや、使い方が分からず躊躇してしましますよね。
3000円以上するからなかなか手を出せない…。
本記事では、リッチモイスチャーの使い方や特徴を分かりやすく解説します。
リッチモイスチャーは使い勝手がよく、革靴以外の革製品にも使えるので持っておくと非常に重宝します。
自分がこれまでに買ってよかったと思う道具の1つ♪
自分が実際に購入してみて分かった事を画像付きで分かりやすく紹介します。
是非、最後までご覧ください。
【Boot Black】リッチモイスチャーをレビュー
早速、リッチモイスチャーがどんな商品なのか見て行きましょう。
ラベルは黒を基調としたシンプルでカッコいいデザインになっています。容器はガラス製になっていて、重厚感のあるデザイン。
インテリアとしても使えそうですね♪
キャップを開けるとこんな感じです。
キャップはスクリュー式になっているので、しっかりと締めれば中の液体が漏れることはなさそうです。
とろみがあり、水溶き片栗粉のようなイメージ!
そのせいか、リッチモイスチャーは中の液体が取りだしにくいというコメントを目にします。
自分の場合は逆に出てき過ぎてびっくりしました。
boot blackのリッチモイスチャー
— トシ👞革靴大好き靴磨きブロガー (@himablogTHR) December 5, 2023
よく出が悪いって言われてるけど、本当?
俺の商品はたまたまなのか・・・💦 pic.twitter.com/267a4Kr9yL
容器の口の部分のプラスチックが取り外せるので、出が悪いと感じる方は取り外してみましょう。
中身を容器から出してみました。
リッチモイスチャー自体は乳褐色で、なんとも言えない香りが。
鼻を近づけないと分からない程度の香りなので、屋内のお手入れで問題なく使えそうです。
油分が多く含まれているため、触れるとべた付きが残ります。
油分の補給に適してそうですね♪
ローションタイプなので伸びが良く、ムラになりにくくお手入れしやすそう。
塗り過ぎにさえ気をつければ、初心者の方でも扱いやすそうです。
塗り過ぎると白っぽくなっちゃうよ!
画像のように塗り過ぎてしまったら、豚毛ブラシでブラッシングをして余分なローションは弾き落とすか、綺麗な布で拭き取りましょう。
【Boot Black】リッチモイスチャーの使い方
リッチモイスチャーを使ったお手入れ方法を紹介します。
手入れに使う道具は次の通り。
- 馬毛ブラシ
- リッチモイスチャー
- クリーナー
- 布
今回は、リッチモイスチャーのラベルに記載されている手入れ方法でケアをしていきます。
parabootのシャンボードを手入れます!
汚れ落とし
まず最初に、馬毛ブラシとクリーナーを使って表面に付着した汚れや、前回塗った古い靴クリームやワックスを落としましょう。
ここで汚れを落として革をすっぴんに戻すことで、リッチモイスチャーの成分が浸透しやすくなります。
リッチモイスチャーで栄養補給
リッチモイスチャーを革に塗りましょう。
布にとってしまうと、ローションを吸ってしまうので、指で直接塗るのがおすすめです。
体温で温められるので、成分が浸透しやすくなりますよ♪
一回にとる量は、少量でOK!
少量ずつ塗って、足りなくなったら補充して少しずつ塗っていきましょう。
こうやって塗れば塗り過ぎを防げるね!
時間をおいて乾燥させる
リッチモイスチャーを塗り終わったら、時間をおいて乾燥させましょう。
リッチモイスチャーの成分には、ゆっくり浸透する「マカダミアナッツバター」と「ヒマワリバター」が含まれているので、時間をおきます。
最低でも1時間くらいはおきましょう!
表面を触ってみて、べた付きが無くなればOKだね♪
柔らかい布で拭く
綺麗な布を使って、靴の表面の余分なローションを拭き取りましょう。
リッチモイスチャーには蝋分が含まれているので、軽く力を入れて磨くとうっすらと艶が出てきます。
一周ぐるっと拭いたら完成です。
完成
こちらが手入れが終わった後の靴です。
靴全体にうっすらと光沢が出ているのが分かります。また、油分を補給したので全体的にしっとりとして色が濃くなっています。
ビフォーアフターで比べると違いが一目瞭然ですね♪
更に艶を出したい人は、この後にワックスを使ったお手入れが必要になりますが、自然な艶感が好きな人はここでお手入れを終えても良さそうですね。
【Boot Black】リッチモイスチャーの特徴
商品名 | リッチモイスチャー |
メーカー | コロンブス【Boot Black】 |
内容量 | 100ml |
金額 + tax | ¥3,000 |
主成分 | ろう、油脂、乳化剤、水 |
種類 | 乳化性 |
カラー | なし |
リッチモイスチャーは、皮革に栄養を与える皮革用のローション。
固形の靴クリームよりも浸透力が高く、皮革の奥まで栄養を届けてくれるので、がっつり栄養を与えたい時におすすめです。
油分入りのデリケートクリームのような商品ですね♪
簡単にリッチモイスチャーの特徴をまとめてみました。
順番に解説します。
リッチモイスチャーの成分
リッチモイスチャーの成分は、次の通り。
ろう、油脂、乳化剤、水
有機溶剤が入っておらず、革への負担が少ないことが分かります。
蝋分も含まれているので、艶を出す効果も期待できます。
原料に使われている成分の一部が紹介されてますね!
- マカダミアナッツバター
- ヒマワリバター
- オーガニックアルガンオイル
- カルナバワックス
マカダミアナッツバターとヒマワリバターは革にゆっくりと浸透し、潤いを与える成分。
抗酸化作用の高いオイルと2種類バターが革の劣化を和らげてくれます。
カルナバワックスは車のワックスにも使われており、強い光沢が出しながら、紫外線から靴を守ってくれます。
この中でも、特に注目したいのがアルガンワックス。
アルガンオイルとは?
アルガンオイルは、アルガンツリーの種子から抽出される天然オイルで、主にモロッコの一部地域で生産されます。ビタミンE、必須脂肪酸、抗酸化物質を豊富に含み皮革の保護にぴったりの成分です。
化粧品にも使われる貴重な成分で、栄養をたっぷり含むので革靴の手入れに最適。
マカダミアナッツバターなどと異なり、アルガンオイルは繊維の奥にすばやく浸透します。
即効性のある成分と、ゆっくり浸透する成分の2つが入っているんだね!
Boot Blackの人気商品「アーティストパレット」にも使われており、注目の原料です。
ローションタイプで使いやすい
リッチモイスチャーはローションタイプなので、とても塗りやすいです。
伸びの悪い靴クリームを使うと、塗りムラができてしまい仕上がりが悪くなることも…。
リッチモイスチャーは、液体に近い質感なので塗り広げやすく、上級者から初心者までおすすめの商品です。
塗りやすいので、逆に塗り過ぎに注意しましょう!
幅広い素材に使える
リッチモイスチャーは皮革に優しい中性のローションなので、様々な素材に使えます。
- カバン
- レザーウォレット
- 革小物
- ソファー
溶剤が含まれておらず、皮革に優しい成分で作られているので、安心して使用できます。
リッチモイスチャーはガラスレザーやコードバンに使える?
リッチモイスチャーは、ガラスレザーやコードバンにも使えます。
ガラスレザーは革の表面が樹脂でコーティングされているため、浸透しづらいと言われている素材です。
履き続けていくうちに、履きジワ部分などがひび割れ下地部分にクリームが浸透し、栄養補給ができるので定期的に塗っておいた方が良いと言われています。
ローションタイプのリッチモイスチャーは、固形の靴クリームよりも浸透しやすいので、ガラスレザーのお手入れにピッタリです。
コードバンのお手入れにも最適ですよ!
コードバンは水に弱い素材なので、あまり水分をつけ過ぎるとシミの原因になります。
リッチモイスチャーは、油脂や乳化剤を含んでいるため、水の量が押さえられていてトロっとしています。
コードバンの手入れに使っている人も多いよね!
靴クリームよりも塗り広げやすく、シワの奥まで浸透させられるので、乾燥しやすいコードバンに最適なアイテムと言えます。
リッチモイスチャーはプレメンテナンスにおすすめ
リッチモイスチャーはプレメンテナンスにおすすめのアイテムです。
プレメンテナンスとは?
プレメンテナンスは靴を購入した後、履き下ろす前に行う手入れのこと。
油分の他に、乳化剤や水が含まれているので皮革にゆっくりと浸透します。
新品で購入した靴は乾燥している靴が多く、油分の多いクリームを使うとシミの原因に…。
特に、明るい茶系の靴は目立っちゃうよね。
その点リッチモイスチャーはゆっくりと革に浸透してくれるので、シミになりづらいです。
プレメンテナンスに最適なローションですね♪
プレメンテナンスの詳しい方法については、こちらのブログをチェックして下さい。
【Q&A】リッチモイスチャーについてよくある質問
ここでは、リッチモイスチャーについてよくある質問をまとめました。
購入を検討している方は、参考にして下さい。
レザーセラムとどちらがおすすめですか?
レザーセラムとリッチモイスチャーは、どちらも似た様な商品なのでどちらを選んでも問題ありません。
レザーセラムは、原料に「有機アボカド油」「ラベンダー油」「クルミ油」が使われており、リッチモイスチャーと全く異なります。
どちらも革製品の栄養補給と、コンディションを整えることを目的にしているので大きな違いはありません。
コスパを求めるなら、リッチモイスチャーを選びましょう!
リッチモイスチャーとデリケートクリームは何が違う?
リッチモイスチャーは油分の補給、デリケートクリームは水分の補給に優れた商品です。
成分を比較してみるとそれぞれの商品の違いを見てみましょう。
細かい配合量までは分かりませんが、デリケートクリームは大量の水分を含むラノリン、リッチモイスチャーはアルガンオイルを始めとする油脂が多く含まれています。
リッチモイスチャーの方が、蝋分が含まれており、艶出し効果も期待できますね。
目的によって使い分けよう!
使えない素材はありますか?
次の素材は使用できないので注意しましょう。
- 起毛革(スエード・ヌバック))
- 爬虫類革
- エナメル革
- その他の特殊な革
自分の革靴に使っても問題がないのか不安な時は、購入店で確認しましょう。
コロンブスってどんなブランド?
コロンブスは、1919年に創業された日本を代表するシューケア用品のメーカー。
靴クリームを中心に、革製品のお手入れ用品を幅広く提供しています。
靴クリームの研究を100年以上続け、防水スプレーやスニーカー用品など様々なシューケアアイテムを取り扱っています。
靴屋に行ったら見ないことはありませんね♪
靴の知識とケア用品の開発を通して商品を開発し、靴愛好家や専門家をうならせています。
特に同社の提供するブランド「Boot Black(ブートブラック)」は、靴磨き職人の意見を取り入れ、高い評価を受けています。
靴に対する深い理解と独自の技術により、高品質なシューケア製品を提供し続ける、今後も目が離せないブランドです。
【まとめ】リッチモイスチャーは油分補給にすぐれたクリーム
本記事では、リッチモイスチャーの使い方や特徴を解説しました。
リッチモイスチャーは、革に優しい成分で作られていて、扱いやすい初心者から上級者までおすすめの商品です。
油分の補給はピカイチなので、乾燥した靴をお持ちの方や、デリケートな革製品をお持ちの方は一度手に取ってみて下さい。
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