
靴磨きって何が必要?靴磨き歴6年の私がおすすめの道具を徹底解説

- 靴磨きに必要な道具ってどんなものがあるの?
- 色々なメーカーの道具って組み合わせて使っても大丈夫?
- どの道具を揃えればいいのか分からない・・・
靴の手入れに必要な道具は様々なメーカーから販売されています。
しかし、手入れに使う道具は種類がたくさんあり似たような商品がたくさんあるのでどの商品を選べばよいのか分からずに困っている人が多いです。

私も道具を集めている頃は商品ごとの役割が分からず、混乱していました。
似た様な商品を購入してほとんど使わなかったり、購入してから目的とは違う商品だと気づいたり何度も失敗を繰り返してきました。
そうした経験を重ねていく事で今では道具ごとの役割を理解して、目的に合った道具を購入できるようになりました。
今回のブログでは自分の経験を活かして「靴磨きで使う道具」の用途や役割について紹介します。
- 靴磨きで使う道具の役割
- 最低限揃えるべき道具
- おすすめの購入場所&ブランド
このブログを読む事でそれぞれの道具にはどんな役割があり、どんなタイミングで使うのかを理解する事ができます。
図解を交えながら分かりやすく解説していきますので是非、最後までご覧ください。
靴磨きの道具の役割は主に3種類

靴の手入れを行う道具の役割は大きく分けて次の3つに分類されます。
- 汚れ落とし
- 栄養補給
- 艶出し(仕上げ)

この3つの作業をしないとどうなっちゃうの?
靴の表面に汚れが残ったままだと革が乾燥しやすくなり、靴クリームを塗った時に成分が浸透する邪魔になってしまいます。
栄養を定期的に補充しないと革が固くなり柔軟性が失われてしまうので、革が固くなり最悪の場合はひび割れを起こしてしまい修理が必要になる事も。

「汚れ落とし」と「栄養補給」は、靴磨きで必須と言えます!
スニーカーやアウトドアシューズなどの靴ならこの2つの作業だけで終わりでOK。
紳士靴の場合は正装やビジネスシーンで履く事が多く見た目の美しさも重視されるので、ワックスを使って靴に艶を出して高級感を出します。
様々なメーカーからシューケアグッズが販売されていますが、メーカーごとに揃える必要はなく自分が使いやすいと思った商品を組み合わせる事ができます。
靴磨きで良く使う6種類の道具


靴の手入れで使う事が多いのは次の道具です。
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- 山羊毛ブラシ
- 靴クリーム
- クリーナー
- ワックス
これらの道具と家にある古くなったTシャツやタオルなど、要らない布を用紙すれば靴磨きを行う事ができます。
この中でも「馬毛ブラシ」、「豚毛ブラシ」、「靴クリーム」、「クリーナー」は靴磨きでは必須の道具になります。

それぞれの道具を役割別に分けると次のようになるよ!
目的 | 重要度 | 役割 | |
![]() 馬毛ブラシ | ① 汚れ落とし | (5 / 5.0) 必須 | 表面の塵やホコリなど 汚れを落とす |
![]() 豚毛ブラシ | ② 栄養補給 | (5 / 5.0) 必須 | 靴クリームを浸透させる 余分な靴クリームを落とす など |
![]() 山羊毛ブラシ | ③ 艶出し | (1 / 5.0) なくてもOK | 靴全体に艶を出す |
![]() 靴クリーム | ② 栄養補給 | (5 / 5.0) 必須 | 栄養補給 艶出し |
![]() クリーナー | ① 汚れ落とし | (5 / 5.0) 必須 | 古い靴クリームや ワックスを除去 |
![]() ワックス | ③ 艶出し | (3 / 5.0) あった方が〇 | 艶出し 撥水 |
ワックスと山羊毛ブラシはあった方がより綺麗に仕上げる事ができますが、無くても綺麗に仕上げる事が出来るので無理に準備する必要はありません。
特に山羊毛ブラシに関しては上級者向けのアイテムになるので、最初のうちは購入しなくてもOKです。
靴磨きを始めたばかりの方が用意するべき道具については、こちらのブログで詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。


それぞれの道具の役割を詳しく紹介していきます。
馬毛ブラシ

『馬毛ブラシ』は名前の通り馬のしっぽの毛を使用したブラシの事です。
使うタイミング | 用途 |
汚れ落とし | 革靴の表面についた汚れを払い落とす (塵・ホコリ・花粉・黄砂など) |
馬毛は柔らかいだけではなく、適度なコシがあるので靴に傷をつける事なく表面に付着した塵やホコリなどの汚れを払い落とす役割があります。

靴についた汚れを放っておくと靴が乾燥するスピードが早くなるって言われてるよ!

馬毛ブラシでブラッシングをしておくだけでも、靴の持ちが大きく変わると言われています。
馬毛ブラシは靴を履き終えた後や、靴の手入れを行う際にまず最初に使用する道具なので手入れ道具の中でも重要度の高い道具。
安い物では1,000円以下から、高い物では1万円を超えるものまであります。
安いブラシでも問題ありませんが1,000円から2,000円の間の価格帯のブラシを購入しておけば、今後買い替える必要がないくらいしっかりとしたブラシを購入できます。

おすすめは老舗ブランド「コロンブス」から販売されている「ジャーマンブラシ2」がおすすめ。
毛量も多く、ブラシ自体も充分な大きさがあるので広範囲を一度にブラッシングでき効率良く手入れができます。

コロンブスの商品は取り扱い店舗が多いから、実物を見て判断できるのが嬉しいよね!

豚毛ブラシ

『豚毛ブラシ』は豚の毛を使用したブラシです。
使うタイミング | 用途 |
栄養補給 | 靴クリームをブラッシングで浸透させる 靴の表面に残った余分な靴クリームを払い落とす 革のマッサージ |
豚毛ブラシの特徴はコシの強さ。
靴の手入れに使う馬毛や山羊毛のブラシの中ではダントツで毛が固いです。
用途に関しても他の2つのブラシとは全く異なる使い方をします。

豚毛ブラシは靴クリームを塗った後に使用するブラシです。
靴クリームは少量ずつ薄く塗り広げることが推奨されていますが、指で塗るとどうしても限界が。
靴クリームを塗った後に豚毛ブラシで全体をブラッシングしてあげることで、ムラなく全体に塗り広げて表面に残った余分なクリームを払い落とせます。

他にも力を込めてブラッシングをすることで、革に刺激を与えてマッサージをする役割もあるよ!
靴クリームに直接触れるので他のブラシと異なり、靴クリームの色ごとにブラシを揃える必要があります。
毛先にクリームが蓄積されてくると靴クリームを使わなくてもブラッシングだけで艶を出せたり、靴の色が落ちてしまった部分を補色することができます。

このことを「ブラシが育つ」と表現します。
豚毛ブラシのおすすめは荒川産業の「豚毛ブラシ」です。
持ち手部分が大きく毛量も多いので一度に広い範囲をブラッシングすることができます。
1本あたりの価格も安く、毛先が白いタイプのものがあるのでクリームの色ごとにブラシを使い分ける革靴用のブラシに最適です。

山羊毛ブラシ

名前の通り山羊の毛を使用して作られたブラシが『山羊毛ブラシ』です。
使うタイミング | 用途 |
仕上げ | 靴全体に艶を広げる 光沢のある部分の汚れ落とし |
山羊毛ブラシの特徴は『毛の柔らかさ』。
柔らかいとされている馬毛ブラシでも鏡面に仕上げた部分をブラッシングすると、たくさんの小傷が入ってしまったりワックスを剥がしてしまうことがあります。
山羊毛ブラシならワックスで光沢を出した部分をブラッシングしても、ほとんど傷をつけることなく手入れすることができます。

光沢を出した部分の手入れに最適なブラシだと言えます!
山羊毛ブラシで靴全体をブラッシングすると艶が乗っていない部分にワックスの蝋分を広げることができるので、まとまりのある仕上がりになります。
ワックスを縫った部分と塗っていない部分がくっきり分かれてしまうことがありますが、そうした境界部分をぼかして自然なグラデーションに仕上げる役割も。

馬毛と豚毛と違って用途が上級者向けって感じだね!
山羊毛ブラシは役割が感覚的な部分が大きいこと、ワックスを使った光沢のある仕上げができるなど靴の手入れがある程度できることが条件で真価を発揮します。
なので、あったら便利な道具なのですが最初から無理して揃える必要はない道具だと考えます。

ひと通り手入れができるようになってから購入を検討しましょう!
山羊毛ブラシでおすすめなのがコロニルの「ファインポリッシングブラシ」です。
1万円を超えるブラシが珍しくない山羊毛ブラシの中では、非常にコスパに優れている商品です。

自分も使っています!
多少の抜け毛はありますが許容できる範囲なので、山羊毛ブラシを検討している方はこのブラシからチャレンジしてみるのがおすすめです。

クリーナー

「クリーナー」は前回の手入れで使用した靴クリームやワックスを除去する為の道具です。
使うタイミング | 用途 |
汚れ落とし | 前回の手入れで塗った 靴クリームやワックスの除去 |
前回の手入れで塗った靴クリームやワックスをそのままにしておくと酸化して革に悪影響を与えたり、新しく塗った靴クリームの成分が浸透する妨げになってしまうことも。
クリーナーを使わずに塗り重ねているという方も時々目にしますが、新しいクリームの効果を最大限発揮することを考えるならクリーナーは必須です。

クリーナーを使ってスッピンに戻してあげましょう!
クリーナーは大きく分けて次の2種類に分けられます。
- 液体クリーナー
- 固形クリーナー
液体クリーナーは革に浸透して革に染み込んでしまった汗や、汚れを除去することができます。
靴クリームの除去にも最適で、塗り広げやすく失敗しづらいので靴磨きを始めたばかりの方におすすめのクリーナーです。

液体クリーナーの方が主流だよ!
ただ油性の汚れが苦手でちょっとした蝋分なら落とすことができますが、ワックスを厚塗りした鏡面磨きは液体クリーナーで完璧に除去するのは非常に困難です。

そんな時に便利なのが固形クリーナーです。
固形クリーナーは油性の汚れに強いので、前回の手入れの際に蝋分が多いクリームやワックスを多めに使った場合は固形クリーナーを使うことで効率良く汚れを落とすことができます。
一方で液体クリーナーのように革の内部に染み込んでしまった汚れを除去することができないので、汚れの種類に合わせてクリーナーを使い分けることがおすすめです。

ワックスを使った手入れをするようになったら、固形と液体のクリーナーの併用を考えてみてください。
おすすめのクリーナーはM.モゥブレィの「スティンリムーバー」です。
革靴用のクリーナーと言えばこれと言われるくらい定番中の定番の商品。
確かな洗浄力がありながら革への負担が少ない成分で構成されているので、靴トラブルに繋がりにくく初めてのクリーナーとして最適です。

ワックスを使うまではこのクリーナーだけで十分です!

ワックス

『ワックス』は蝋分を主成分とする、革靴に艶を出すための道具です。
使うタイミング | 用途 |
仕上げ | 靴に艶を出す 靴を傷・水濡れから守る |
靴の表面にワックスを塗ることで綺麗な艶が出るので、靴の見た目が良くなり上品な印象を与えることができます。
ワックスを薄く何層も塗り重ねることで鏡のような艶を出す「鏡面磨き」と呼ばれるテクニックがあります。

ワックスで革の表面をコーティングすることで靴を傷や水塗れから守る役割もあります。

革靴は水に弱いって言われるから結構重要な働きをしてくれるんだね!
自分も靴をぶつけて傷がついてしまっても、ワックスを落としてみたら靴本体には傷が入っていなかったということが何度もありました。
ワックスを使うと綺麗に仕上がる反面、靴磨きにかかる時間が大幅に伸びてしまうので手入れに慣れて来てから採用するくらいの感覚でOKです。

蝋分の多い油性クリームを使えばワックスがなくても綺麗に仕上がります。
最初に購入するワックスとしておすすめしたいのがKIWIの「シューポリッシュ」です。
ワックスの伸びが非常に良いので塗りやすく、強い光沢を出すことができます。
また他のワックスと比べてみても価格が安いので、最初のワックスとしては文句なし。
カラーバリエーションがブラック・ニュートラル・ダークブラウンの3色しかないのが気になりますが、定番カラーは抑えてあるので問題はありません。

最初は汎用性の高いニュートラルがおすすめです。

購入しておくと便利な靴磨きの道具6選


よく使う道具は分かったけど他にも買っておいた方がいい物ってあるの?

他にも購入すると便利な道具は次のような物があります。
- デリケートクリーム
- 防水スプレー
- スエードスプレー
- 消臭スプレー
- シューツリー
- レザーローション
それぞれの道具の特徴は次の通り。
目的 | 重要度 | 役割 | |
![]() デリケートクリーム | ② 栄養補給 | (4 / 5.0) あると便利 | 潤い補給に特化したクリーム 革を柔らかくする |
![]() 防水スプレー | ④ その他 | (4 / 5.0) あると便利 | 撥水処理 |
![]() スエードスプレー | ② 栄養補給 | (3 / 5.0) なくてもOK | スエード素材の 栄養補給・補色 |
![]() 消臭スプレー | ④ その他 | (4 / 5.0) あると便利 | 靴の臭い対策 |
![]() シューツリー | ④ その他 | (5 / 5.0) 必須 | 靴の型崩れを防ぐ 湿気対策 |
![]() レザーローション | ① 汚れ落とし ② 栄養補給 ③ 艶出し | (4 / 5.0) あると便利 | 3つの作業を同時にこなせる オールインタイプのローション |

順番に解説していきます。
デリケートクリーム

『デリケートクリーム』は潤いの補給に特化した水分量の多いクリームです。
使うタイミング | 用途 |
栄養補給 | 潤い補給に特化したクリーム 革を柔らかくする |
靴クリームと比較される事が多いデリケートクリームですが、一番の違いは蝋分を含まない事。
代わりに潤いを補給する成分をたっぷり含んでいるので塗った後の艶はなく、マットな質感に仕上がります。

乾燥した靴など状態の悪い靴にはまずはデリケートクリームを使うのがおすすめ。
塗ると革が柔らかくなるので、靴クリームを塗る前に1回デリケートクリームを挟むという方も多いです。
靴クリームだけでも充分ですが、より革を柔らかく良い状態で保ちたいという方は試してみて下さい。
デリケートクリームでおすすめしたいのがM.モゥブレィの「デリケートクリーム」です。
デリケートクリームの中で最も有名な商品で、迷ったらこれを選んでおけば間違いないと断言できます。
靴以外の革の小物の手入れにも使えるので、靴の手入れ以外の目的で購入する価値がある商品です。
革靴をよりコンディションの良い状態で履きたい方

防水スプレー

『防水スプレー』は靴に撥水効果を与えるスプレーの事です。
使うタイミング | 用途 |
仕上げ | 靴に撥水効果を与える |
革靴は水濡れに弱いので防水スプレーを使用しておくことで、ちょっとした雨などは弾いてくれます。
防水スプレーを吹きかけておくと表面に汚れが吸着しづらくなるので、新しく靴を購入したら使用するのがおすすめ。

防水スプレーには「フッ素タイプ」と「シリコンタイプ」の2種類があります。
フッ素タイプのスプレーの方が通気性を確保しつつ、剥がれにくいので革靴に使う場合はフッ素タイプのスプレーを選ぶようにしましょう。
本革などの革靴の場合は見た目の艶感も重視されるのでワックスが使われる事が多いです。
しかしワックスが使えないスエードなどの起毛素材や、手入れを行わない合皮素材の靴をお持ちの場合は防水スプレーの購入があると便利です。

傘や鞄なんかにも使えるから持っていて困る事はないよね!
防水スプレーでおすすめしたい商品がロックタイトの「防水スプレー」です。
フッ素タイプのスプレーで420mlと大容量なので1度購入すれば長期間購入しなくても持ちます。
起毛素材や合皮等の靴を購入された方

スエードスプレー

革を削って毛羽立たせたスエード素材の靴は靴クリームではなく『スエードスプレー』で栄養補給をします。
使うタイミング | 用途 |
栄養補給 | スエード素材の栄養補給 色付きのタイプを選べば補色も可 |
靴クリームを塗ってしまうと毛羽立たせた毛が寝てしまい、スエード素材特有の柔らかい印象が無くなってしまいます。
なので、スエード素材の靴の栄養補給にはスプレータイプの「スエードスプレー」を使用します。

スエード素材の靴を購入したら必ず購入しましょう!
スプレーに革に栄養を与える成分が含まれているので、靴全体に吹きかける事で革の栄養補給を行う事ができます。
スエードスプレーは色付きのタイプもあるので、靴の色に合った商品を購入すれば補色する効果もあります。
おすすめはコロンブスの「スエードカラー」です。
カラーバリエーションが汎用性の高いニュートラルから、ブラック、コイチャなど全6色が展開されています。

迷ったらまずはニュートラルから試してみてね!
スエード素材の靴を購入された方
消臭スプレー

靴の臭いが気になる方におすすめなのが『消臭スプレー』です。
使うタイミング | 用途 |
靴を履き終わった後 | 靴の臭い対策 商品によっては除菌・抗菌効果 |
履き終わった後に靴の中にスプレーを吹きかけておくことで、靴の臭いを抑制する働きがあります。
スプレーによっては除菌・抗菌効果があるスプレーもあるので、靴内部で細菌が繁殖するのを抑える事ができます。

悪臭の原因は細菌の排泄物が原因みたいだよ!
靴の臭いが気になりだしてからでは劇的に良くなる事は期待できませんが、靴を新品で購入してから使い続ければ間違いなく効果を発揮してくれます。
消臭スプレーでおすすめの商品がコロンブスの「プラチナミスト」です。
サトウキビエキスを主成分にしている靴用除菌・消臭スプレー。
老舗シューケアブランドのコロンブスが販売している商品なので効果は折り紙つきです。

自分も気に入って何度もリピート購入しています。
1本につき約120足分の靴に使う事ができるので、1回購入すれば半年くらいは持ちコスパも抜群です。
革靴の臭いが気になる方

シューツリー

「シューツリー」は足の形をした木型の事です。

靴の形をキープする事から「シューキーパー」とも呼ばれています。
使うタイミング | 用途 |
靴を履き終わった後 | 靴の型崩れを防ぐ 調湿効果(木製) |
人の足は1日でペットボトル1本分の汗をかくと言われており、その汗は革靴が吸収しているので履き終わった後の靴は水分を大量に含んでいます。
脱いだ靴をそのままにしておくと様々なデメリットがありますが、その中でも気をつけたい事が靴の型崩れです。
汗を吸収した革は柔らかくなっているのでシルエットが崩れており、そのまま放置してしまうと崩れたシルエットの状態で固まってしまいます。

1回1回だと大した事がないけど、毎日積み重ねると・・・。

特に紳士靴はシルエットも重要視されるポイントなので気をつけたいですね!
脱いだ後の革靴にシューツリーを入れておくと足を通した美しい状態で形をキープしてくれるので、型崩れを防止する事ができます。
また木製のシューツリーを使用すれば木が水分を吸い取ってくれるので、革靴が苦手とする湿気対策にも繋がります。
シューツリーは木製とプラスチック製の物が主流ですが、予算に余裕があれば「木製のシューキーパー」がおすすめ。
木製のシューキーパーの方が造りがしっかりしており、未塗装の物を選べば湿気対策にも繋がるので靴の臭い対策にもなります。
革靴の型崩れを防ぎたい方

レザーローション

革靴の手入れを簡単に済ませたい方には「レザーローション」がおすすめです。
使うタイミング | 用途 |
汚れ落とし 栄養補給 艶出し | 3つ作業を同時にこなせるローション |
レザーローションの特徴は革靴の手入れの中で重要な工程の「汚れ落とし」、「栄養補給」、「艶出し」をまとめて行える事。
普通に手入れを行うと20分ほどかかってしまいますが、馬毛ブラシでホコリを払った後にレザーローションを使うだけでOKなので5分くらいで手入れが終わります。

たった5分で終わっちゃうなら簡単でいいね!
頑固な汚れは落としづらかったり、ワックスを使った方が綺麗な艶が出ますが、使う道具の数も激減するので最低限の手入れでOKという方は選択肢に入れるのもありです。
レザーローションはサフィールの「ユニバーサルレザーローション」がおすすめ。
革靴の他にもレザーアイテム全般に使用する事ができます。
ローションなので伸びが良く、レザーソファーやレザージャケットのような面積の大きいレザーグッズの手入れにもぴったりです。
革靴の手入れを簡単に済ませたい方

靴磨き初心者が揃えるべき道具は5つ


色々道具を見て来たけど、どれも欲しくなっちゃうなぁ。
全部買った方がいいのかなぁ?

靴磨きを始めたばかりの方は、次の5種類の道具を揃えればOKです!
- 馬毛ブラシ
- 豚ブラシ
- 靴クリーム
- クリーナー
- ワックス(※)
最低限この5種類を揃えれば靴磨きを始める事ができます。
手軽にチャレンジしてみたい方には、これらの商品がセットになっているシューケアセットがおすすめです。

これなら必要な道具が全部そろっているから、すぐにでも靴磨きが始められるね!

靴磨きの道具はどこで買う?


必要な道具はなんとなくわかったけど・・・
手入れ道具ってどこで売ってるの?

靴磨きの道具は次のようなお店で販売されています。
- 靴磨き専門店
- 靴専門店
- 百貨店
- ネットショップ(ECサイト)
- シューズショップ
- 雑貨店
- 修理店
- 100均
この中で個人的におすすめしたいのが「靴磨き専門店」や「靴専門店」、「靴専門店」など靴のケアに関する知識を持った方が販売している点。
必要な道具や使い方をレクチャーしてくれるので、初めて靴磨きの道具を購入される場合はこうした店舗に足を運ぶのがおすすめです。

慣れてきたらAmazonや楽天市場を始めとするネットショップがおすすめです!
取り扱われている商品数も豊富で、様々なメーカーの商品もまとめて購入する事ができます。
また最近は「ダイソー」を始めとする100均の商品もクオリティの高い物が増えてきているので、とりあえず靴磨きにチャレンジしてみたいという方はここからチャレンジするのも選択肢の1つです。
それぞれのメリットやデメリットについてはこちらのブログで詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

靴磨きの道具 おすすめブランド6選


シューケアグッズって色んなブランドがあるよね。
どのブランドがいいのかな?

シューケアグッズでおすすめしたいブランドは次の6つです。
- SAPHIR・SAPHIR Noir
- Boot Black
- M.モゥブレィ
- KIWI
- Tapir
- Collonil
この中で特におすすめしたいブランドが「SAPHIR(サフィール)・SAPHIR Noir(サフィールノワール)」と「Boot Black(ブートブラック)」です。
この2つのブランドは靴クリーム、ワックス、クリーナーなど商品数が多くクオリティの高い商品が揃えられています。

靴好きなら誰でも一度は聞いた事があるブランドだよね!
その他のブランドはM.モゥブレィなら「デリケートクリーム」と「クリーナー」、KIWIなら「ワックス」というように商品ごとおすすめの物があるイメージです。
それぞれのブランドごとの特徴についてはこちらのブログで解説しております。
まとめ
今回は靴磨きで使う道具について紹介させていただきました。
靴磨きに使用する道具は非常に数が多いので迷ってしまいますが、自分の道具を使う目的や仕上げたい靴のイメージを把握する事で必要な道具だけを揃える事が出来るようになります。
最低限必要な道具を揃えて靴磨きにチャレンジしてみて、足りないと感じたら徐々に道具を追加で購入していきましょう。
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