
おすすめの靴クリーム5選!靴磨き歴7年の私が徹底解説!

- 靴クリームの種類が多すぎて選べない
- 『乳化性』と『油性』の違いって何?
- おすすめの靴クリームがあったら教えてほしい
革靴の手入れで一番最初に思い浮かべるのが『靴クリーム』。
靴クリームで革に栄養を与える事で靴を柔らかく保つ事ができ、靴トラブルを防ぐ事ができるので靴を10年以上愛用する事ができます。
でも、靴クリームは各メーカーから様々な商品が販売されているのでどのクリームを購入するべきなのか迷ってしまう方も多いと思います。

自分もどのクリームが使いやすいのかが分からずに、数多くのクリームを購入してきました。
靴磨きを始めてから6年が経過し、様々な靴クリームを手に取る中で『この靴クリームを購入しておけば間違いない』という自分なりの結論に辿り着きました。
自分の経験を踏まえた上で、今回は『おすすめの靴クリーム5選』を紹介していきたいと思います。
- 『乳化性』と『油性』の靴クリームの違い
- 『染料』と『顔料』の違い
- おすすめの靴クリーム5選
おすすめの靴クリームを紹介するだけではなく『靴磨きを始めたばかりの方におすすめの靴クリーム』や『上級者向け靴クリーム』なども併せて分かりやすく紹介します。
是非、最後までご覧ください。
靴クリームを使う目的は栄養補給と艶出し

靴クリームを革靴に塗る目的は次のような理由が挙げられます。
- 栄養を補給する
- 艶出し
- 保湿
- 補色
革靴は履き込んでいく内に徐々に革から「油分」や「水分」が抜けてしまいます。
靴に使用されている皮は元々は動物の皮膚なので栄養を補給する必要があります。
生きている間は食事や水分補給で皮への栄養を供給する事ができますが、皮のみの状態ではそれができません。

靴クリームを靴に塗ってあげる事で、栄養を補給してあげる必要があります。
革靴を栄養補給しないまま履き続けてしまうと柔軟性が無くなってくるので、履き心地が悪くなり最後には負担の大きい履きジワ部分がひび割れてしまいます。
そうした靴トラブルを防ぐ為にも靴クリームで定期的に栄養を補給してあげる必要があります。

きちんとお手入れをしてあげる事で靴が長持ちするだけじゃなく、履き心地も良くなるんだね!
それは靴のお手入れはしっかりやるべきだ!
革靴は他のレザーアイテムと違い、冠婚葬祭や仕事でも着用します。
ボロボロに履きつぶした靴は論外ですが、綺麗に履かれている靴でもちょっとした艶が出ている方が良しとされています。
靴クリームには栄養を補給する成分の他にも『蝋分』が含まれているので、栄養補給を行いながらも艶を出す事ができ見た目の印象を良くする効果もあります。

蝋分が多く含まれているクリームを使う事で、ワックスで磨いたような仕上がりになるクリームもありますよ!
また靴クリームは色付きの物があります。
靴の色とクリームの色を合わせてあげると傷や色が剥げてしまった薄くなった部分の色を補色して目立ちにくくする事も。
カラーバリエーションも豊富に揃えられていてメーカーによっては70種類を超えるカラーを展開しています。

茶色とかオレンジとか微妙な色合いの違いがある色は特に、カラーバリエーションが多いよね!
補色などを考えなければ無色(ニュートラル)の靴クリームを購入すればどんな色の靴にも使う事ができるので色選びに迷ったら無色を購入しておきましょう。
靴クリームは大きく分けて4種類

靴の手入れに使われるクリームは大きく分けて4種類に分類されます。
- デリケートクリーム
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
- ワックス
『デリケートクリーム』は水分量が多く、艶を出す成分はほぼ含まれていないので潤いの補給に特化したクリーム。
『ワックス』は反対に蝋分が多く含まれているので艶出しに特化した仕上げ用の道具です。

この中で靴クリームとして販売されているのが『②乳化性クリーム』と、『③油性クリーム』です。
乳化性と油性の違いについては後述します。

でも、ワックスの事をクリームって紹介してるブランドがあるけど・・・
どっちが正解なの?
上で紹介した4つの商品はどれも次の成分で構成されています。
- 油脂
- 有機溶剤
- 蝋
使用されている比率こそ異なりますが、同じ成分から作られているので「ワックス」でも「クリーム」でもどちらも正解と言えます。

ちょっと紛らわしいですが、大半のシューケアブランドは靴クリームとワックスを分類して販売しているので安心です。
ワックスにも栄養の元となる油脂が含まれていますが、扱いやすさを考えると靴クリームは②乳化性クリームか③油性クリームを選ぶのが無難だと言えます。
靴クリームの『乳化性』と『油性』の違いとは?


靴クリームの説明欄を見ると『乳化性』とか、『油性』って書いてあるけど何が違うの?
靴クリームは大きく分けて『乳化性』と『油性』の2つの種類に分類されます。

靴クリームに使われている材料によって分類されます。
『乳化性』のクリームは靴に栄養を与える「油脂」、靴の表面に光沢を出す「蝋」、クリームの伸びを良くしてみずみずしくする為に「水」が使用されています。
一方の『油性』のクリームは『乳化性』と異なり「水」を除いた「油脂」と「蝋」で構成されています。
『乳化性』クリームは栄養補給と艶出しを行う事ができ、また「水」を含んでいるのでクリームの伸びが良く非常に扱いやすいのが特徴。
『油性』クリームは水分を含まない分「蝋」が多く含まれているので強い光沢を出す事ができます。

ワックスで仕上げなくても『油性』クリームだけで十分、という方もいるくらい綺麗に仕上がります!
『乳化性クリーム』はバランス良く仕上げる事が出来る上、クリームの伸びが良く扱いやすいので靴磨きを始めたばかりの方におすすめのクリームとされています。
一方の『油性クリーム』は艶が出やすく靴クリームを塗ってブラッシングをするだけでも、ワックスで仕上げた様な綺麗な艶を出す事ができます。
ただし、靴クリームの伸びが悪かったり水分よりも革への浸透が速い油分が多く含まれているのでシミになりやすいなど気をつける事があるので中~上級者向けのクリームと言われています。

価格に関しても『乳化性クリーム』よりも、『油性靴クリーム』の方が値段が高めに設定されている事が多いです。

靴クリームの『染料』と『顔料』の違い

『乳化性』と『油性』の他にも靴クリームごとに大きく異なるポイントがあります。
それが『染料ベース』か『顔料ベース』なのかと言う点。
『染料ベース』の靴クリームは革の繊維に浸透して着色していくので、使い続けていく事で徐々に革に色が馴染んでいき経年変化を楽しむ事ができます。
一方の『顔料ベース』の靴クリームは革の表面に顔料の粒子がのるのでクリームの色を綺麗に表現する事ができ、クリーナーを使用する事で簡単に古いクリーム落とす事ができます。

どちらも違った特徴があるので『染料』と『顔料』の違いを理解していると、より靴クリームの性能を発揮できるようになります!
『染料』と『顔料』の違いについてはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。
靴磨きマニアが勧めるおすすめの靴クリーム5選!


靴クリームで調べてみたけど・・・
種類がたくさんあり過ぎてどの商品を選べばいいのか迷っちゃうよ。
靴クリームについて調べてみると様々なメーカーから販売されていて「どの商品を購入すればいいのか分からない!」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで、私が靴磨きをしてきておすすめしたい靴クリームを5つに絞って紹介していきます。
自分は今まで次のメーカーの商品を使ってきました。
- コロンブス
- アベル
- Wren’s
- R & D
- コロニル
- kiwi
- tapir
- FAMACO

特に私がおすすめする靴クリームは次の5点です。
- ユニバーサルレザーローション
- Boot Black SHOE CREAM
- THE CREAM
- クレム1925
- アーティストパレット
それぞれの特徴をまとめてみました。
商品名 | ![]() ユニバーサル レザーローション | ![]() Boot Black SHOE CREAM | ![]() THE CREAM | ![]() クレム1925 | ![]() アーティスト パレット |
容量 (g ・ ml) | 150 | 55 | 75 | 75 | 35 |
金額 + tax | ¥1,760 | ¥800 | ¥3,300 | ¥2,200 | ¥2,000 |
種類 | 乳化性 | 乳化性 | 乳化性 | 油性 | 油性 |
こんな方に おすすめ | 初心者 | 初心者 | 初~上級者 | 初~上級者 | 中~上級者 |

より詳しく紹介していきます。
全ての作業がこれ1本! 『ユニバーサルレザーローション』

靴磨きをこれから始める方に特におすすめしたい靴クリームがサフィールの『ユニバーサルレザーローション』です。
- 扱いやすいローションタイプ
- 1本で「汚れ落とし」、「栄養補給」、「艶出し」
- 作業時間を短縮化

レザーローションはこれ1本で3つの作業をこなす事ができます。
- 汚れ落とし
- 栄養補給
- 艶出し
ローションという名前の通りクリームというよりも液体です。
他のクリームよりも水分量が断トツで多いので塗り広げやすく、ゆっくりと革に浸透してくれるのでシミになりづらいのもポイント。

靴クリームが浸透しづらいガラスレザーの靴の手入れにも向いています。
これ1本で『クリーナー』、『靴クリーム』、『ワックス』を使って行う作業を同時にこなす事が可能です。
布に少量ローションをのせて塗り広げるだけなので手入れも簡単で手入れ時間を短縮させることができます。

手入れが面倒って思ってたけどこれなら続けられそう!
作業を1つ1つ細分化した方がより革に最適なケアをする事ができるので、「靴磨きが好き」とか「細部にまで拘りたい」という方はちょっと物足りないかもしれません。

それ以外の方だったら使う道具も減りますし、手入れ時間も大幅に短縮できるのでおすすめですよ。

使用感・価格・艶感のバランスが◎ 『Boot Black SHOE CREAM』

靴クリームの中で価格・扱いやすさ・光沢感のバランスに優れいている物が『Boot Black SHOE CREAM』です。
- 30色を超える豊富なカラーバリエーション
- 扱いやすい乳化性クリーム
- 1,000円以下で購入可能
- Amazon等ネットショップで購入可能
『Boot Black SHOE CREAM』は乳化性クリームなので塗り広げる時にムラになりにくいのが特徴。水分を含んでいるのでシミになりづらいのも嬉しいポイントです。

色々な書籍でも初心者向けに紹介されている定番中の定番の商品です。
販売しているメーカーは創業100年以上の歴史を持つ日本の老舗ブランド『コロンブス』。中でもシューシャイナーの意見を取り入れたハイグレードラインが「Boot Black」シリーズです。

靴磨きに興味を持ったら一度は聞いた事があるよね!
そんな大人気のBoot Blackシリーズの商品でありながら1,000円以下という靴クリームの中では安価な価格で購入する事ができます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど大手ネットショップで購入する事ができるので購入しやすいのもおすすめする理由です。

雑貨店や靴の量販店でも取り扱っているところも増えてきたので、購入する際に困る事はありませんね!
メーカーの説明では「通常ライン」の方が成分にこだわっていて光やすいという事でしたが自分が検証してみたところ劇的な違いは感じられませんでした。

特にこだわらないのであれば安価な『シルバーライン』でも十分だね!
2種類の靴クリームの比較結果については、こちらのブログで詳しく紹介しておりまので気になった方はチェックしてみて下さい。
>> 通常ラインとシルバーラインの比較をまとめた記事はこちら
カラーバリエーションも30色以上展開されているので自分の靴に近い色のクリームを探しやすいです。
Boot BlackのSHOE CREAMには蓋が銀色の「シルバーライン」と蓋が黒い「通常ライン」の2種類があります。
世界チャンピオンが考案した靴クリーム 『THE CREAM』

『THE CREAM』は靴磨き専門店『Brift H』が販売する乳化性靴クリームです。
カラーは全11色展開されています。
- 靴磨き世界チャンピオンが考案した靴クリーム
- 溶剤不使用で肌に塗っても問題ない
- 塗り広げやすく、拭き取る際のべた付きもない
- 革靴以外の革製品にも使える
Brift Hの代表の『長谷川裕也』さんは靴磨きの世界大会『World Champion in Shoe Shining 2017』初代チャンピオン。
現在の靴磨き専門店の主流のバーカウンターで磨くスタイルを確立したのが長谷川さんでした。

靴磨き界のパイオニアとも言える存在です。
そんな長谷川さんが化粧品会社と共同で開発した靴クリームが『THE CREAM』です。
革靴の為のクリームという事はもちろんの事、次の3点を条件に靴クリームを作られたそうです。
- 最高に革に栄養補給になるクリーム
- 人間のお肌に塗っても安心な成分で作る
- 靴だけでなく、革製品全般に使用できるような使用感と仕上がり具合

人の肌に塗っても安心ってすごすぎるね!
更に、「シアバター」や「カルナバワックス」等の定番の成分から、深海サメの肝油「スクワラン」等珍しい物を含め30種類もの成分から構成されています。
溶剤が含まれていないので革に優しく、べた付きもほとんど無いのでクリームの拭き取り作業もストレスなく行う事ができます。

紫外線をカットする容器を使用しているので、クリームの成分が変わりづらいように工夫されています。
靴磨き専門店でも使用されている事が多いので、プロの方からも実力を認められている靴クリームと言えます。
使用すると革がびっくりするくらいモチっと柔らかくなります。
伸びが良く扱いやすいので初心者~上級者までおすすめできるクリームですが、艶感は強くないので光沢を求める場合は油性クリームを使うかワックスを使った仕上げが必要になります。

ワックスを使った様な仕上がり! 『クレム1925』

『クレム1925』はフランスのレザーケアグッズを販売する老舗ブランド『アベル社』から販売されている油性クリームです。
- 靴磨き職人が選ぶ『勝負ワックス』
- 1920年の販売から愛され続ける定番商品
- 強い光沢
- 乳化性クリームのような伸びの良さ
1920年にシューケアブランド「サフィール」が誕生し、より厳選した天然原料にこだわったハイグレードラインが「サフィールノワール」。

「テレピンオイル」、「カルナバワックス」、「ビーズワックス」など原料が現在は主流となっています。
これらの原料をいち早く導入したのが同ブランドのワックスと言われいてます。
多くの靴磨き愛好家を魅了してきた靴クリームの完成形とも言える商品です。
その実力はプロも認めていて2019年に開催された『Shoeshining Champion of Champions2019』ではファイナリストの6人全員が勝負クリームとして選んだ事でも有名です。

ファイナリスト全員が選ぶなんてすごすぎる・・・。
クレム1925の特徴は「強い光沢が簡単に出せる事」と「乳化性クリームのような伸びの良さ」です。
蝋分が多く含まれているのでクレム1925を塗るだけで強い光沢を出す事ができます。

鏡面磨きをしないならワックスを使わなくても十分な仕上がりになります。
自然な光沢になるのであえてクレム1925だけで仕上げるのもアリですね!
また、油性クリームでありながら乳化性クリームのように伸びがいいので塗る広げやすくムラになりにくいので非常に扱いやすいのも特徴の1つ
。油分が多いので乾燥した靴に使う際には注意が必要ですが、伸びが良く簡単に光沢を出す事ができるので靴磨きを始めたばかりの方にもおすすめの靴クリームです。

色を乗せるならコレ! 『アーティストパレット』

『アーティストパレット』はコロンブスが展開する上級ラインBoot Blackシリーズの油性クリームの事です。
- 全22色の豊富なカラーバリエーション
- 色がのりやすい顔料ベースのクリーム
- 「アルガンオイル」等、貴重な成分を配合
- アーティストパレットだけで鏡面に仕上がる程「蝋分」が豊富
アーティストパレットはクレム1925と比べると販売開始から歴史が浅いですが、多くの靴磨き好きを魅了する実力を兼ね備えています。
クリームの色は全22色と油性クリームとしては豊富なカラーバリエーションが展開されています。

アーティストパレットは豊富なカラーバリエーションを活かす為に、顔料をベースとしたクリームになっています。
顔料とは物に色を付ける粉末状の非常に細かい粒子の事。
靴クリームの色がそのまま表現されるので発色がいいのがポイントです。
>> 染料と顔料の違いは?革靴用クリームの特徴や注意点を徹底解説!
靴クリームの着色の仕方は「顔料」がベースか「染料」がベースかによって異なります。
『顔料ベース』のアーティストパレットは色素が表面に残りやすいのでクリームの色をそのまま靴に乗せる事ができます。

クリームの色を使い分ける事で自分好みに仕上げる事ができるんだね!
また、アーティストパレットは美容オイルとしても使用される高級成分の『アルガンオイル』が使われていて栄養補給と保湿力UPに高い効果があります。

非常に貴重な成分で『モロッコの黄金』とも呼ばれています!
栄養価だけではなく蝋分が豊富に含まれているのでアーティストパレットを使うだけでも非常に綺麗な艶が出てくれます。
蝋分の多さからワックスの様に使用する事もできるので、アーティストパレットのみで鏡面磨きに仕上げる『パレットシャイン』という磨きのテクニックも考案される程。

クレム1925とは使用感が異なるので好みが分かれるポイントだね!
アーティストパレットも甲乙つけがたい素晴らしい靴クリームだと言えます。

靴磨きはどのくらいの頻度で行うべき?


靴磨きってどのくらいの頻度でやればいいの?
毎日やっているって人もいるみたいだけど・・・
靴磨きをするタイミングは大きく分けて3つのタイミングがあります。
- 毎日靴を脱いだ後
- 購入して履き下ろす前
- 定期的な手入れ
この中で靴クリームを使った手入れは②の「購入して履き下ろす前」と③の「定期的な手入れ」の時のみ。
毎日履いた後の手入れは表面に付着した表面の汚れをブラシで落としたり、消臭スプレーを使用する程度で十分です。

①の購入してから最初に行う手入れは『プレメンテナンス』と言われています。購入直後の革靴は保管状況が分からないので最悪の場合は栄養が抜けきった状態で手元に届いてしまう場合も。
デリケートクリームのような水分量の多いクリームを使用してより繊細な状態の革のお手入れに適した手入れ方法を行います。

最も重要なのが③の『定期的な手入れ』です。
ある程度期間が経つと靴クリームで補給した栄養や潤いが抜けて、革の表面に汚れが付着してしくるので靴を一度すっぴんの状態に戻して仕上げまで行います。

フルメンテナンスについては後ほど詳しく解説します。
手入れを行う頻度については所有している靴の数や使用頻度によって異なるので正解はありませんが、様々な書籍やブログ等で調査をしたところ次の3つの方法がメジャーであることが分かりました。
この中で最もおすすめなのが①の『一定期間で手入れ』です。
定期的に手入れをする日を決めておけば靴磨きを忘れてしまう事を防ぐ事ができ、靴の手入れを習慣化する事ができます。
②と③は靴の使用状況に合わせてより柔軟に管理する事ができますが、手間が増えてしまうので靴がお手持ちの靴が3足程度なら①の方法で十分です。

靴の数が増えてきたら②と③の方法も検討してみましょう!
1週間に1度手入れをする方もいますが手入れし過ぎもNGです。
靴磨きで行うクリーナーで靴の表面を擦ったり、ブラッシングは革への負担になる行為のでやり過ぎは避けたいところ。
靴クリームの成分は1週間程度で抜けてしまう事はないので頻繁な手入れは栄養補給のメリットよりもクリーナー(溶剤)を使うデメリットの方が大きくなります。
靴磨きの手順!靴クリームを使うタイミングは?

靴磨きの手順を紹介します。
- ソールの手入れ
- 馬毛ブラシでブラッシング
- クリーナーで汚れ落とし
- 靴クリームで栄養補給
- 豚毛ブラシでブラッシング
- 布で余分なクリームを拭き取る
- ワックスで鏡面に仕上げる
- 山羊毛ブラシでブラッシング
- 水研ぎ
靴クリームは馬毛ブラシやクリーナーで汚れ落としを行った後に使用します。汚れ落としを行った後の靴クリームの使い方をもう少し深堀りしていきましょう。
靴クリームを塗る

1回に指先に大量に取ってしまうと全体に均等に塗り広げるのが難しくなります。面倒に感じるかもしれませんが少しずつ塗り広げて足りなくなったらその都度補充するようにします。

指先にクリームが無くなってくると指の滑りが悪くなります。
指が滑らかに動かないと感じたらクリームを追加しましょう。
靴クリームには蝋分が含まれているので塗り広げていると靴の表面が蝋の膜で覆われます。この蝋の膜を靴全体に塗ったら靴クリームを塗るのは終わりでOKです。

豚毛ブラシでブラッシング

クリームを塗り終わったら豚毛ブラシで靴全体をブラッシングします。
靴クリームを指で薄く塗り広げても完全にムラを無くす事はできません。コシの強い豚毛ブラシで全体をブラッシングする事で表面に残った余分な靴クリームを弾き落とし、艶を出す事ができます。

最後にワックスで仕上げをしたり、水研ぎを行う事で艶を出す事が出来ます。
仕上がった靴がこちら。

向かって左側の靴が手入れ前、右側の靴が靴クリームで手入れを行った靴です。右側の靴の方が艶が出ていて美しく仕上がっているのが分かります。

靴クリームだけでも十分綺麗な仕上がりになりますね!
まとめ
今回は「靴磨き歴6年の私が使ってみて良かったと思う靴クリーム」を4つに絞って紹介させて頂きました。
- Boot Black SHOE CREAM
- THE CREAM
- クレム1925
- アーティストパレット
靴クリーム選び迷われた場合はこの中から選んでいただければ間違いありません。
他にも素晴らしい靴クリームもありますが入手のしやすさや使い勝手、価格等を考慮してこの4つのクリームに厳選させて頂きました。

今後も新しい靴クリームが販売されたら検討して随時更新していきますので、楽しみにしていてください。
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