靴磨きの布のおすすめは?Amazonや楽天で買える3種類の布を使い分けよう
- 靴磨きに使う布ってどんなものを使えばいい?
- Tシャツでも代用できるって話をよく聞くけど本当なの?
- 靴磨き専用の布の方が綺麗に仕上がるの?
靴磨きを行う際には『布』は必須の道具です。
- クリーナーを使った汚れ落とし
- 余分な靴クリームの拭き取り
- 鏡面磨き
など、様々な場面でいぶし銀の働きをしてくれます。
でも、どんな布を使用すればいいのか分からなくて迷っている方もて多いのではないでしょうか?
5枚セットのもので1,000円を超える物もあったり、「古くなったTシャツでok!」と紹介しているサイトもあったりどの情報を信じていいのか分からなくなります。
自分も靴磨きを始めてから様々な素材の布を購入しては失敗を繰り返しました。
今回は『靴磨きで使う布は「どこで」、「どんな布」を買うべきなのか』を解説します。
このブログを読めば次の内容がご理解頂けます。
- 靴磨きの布で買うべきもの、買わなくていいもの
- 磨きがワンランクレベルアップするの布を使い分けるテクニック
- 磨き布を自作する方法
結論を言うと「メーカー品の靴磨き専用の布」は購入する必要はありません。
その理由についても解説させていただきますので是非、最後までご覧ください。
高額なメーカー品の靴磨き用の布は買う必要はない!?
冒頭でも申し上げました通り、シューケアメーカーから販売されている『靴磨き用の布』を購入する必要はありません。
Amazonなどで「靴磨き 布」と検索をかけると各メーカーが販売している布が量にもよりますが500円から1,500円位の価格で販売されています。
商品名も「靴磨き専用」や「ポリッシングクロス」など非常にカッコいいネーミングで綺麗に磨けそうだよね!
では、なぜ私がこれらの商品を購入する必要はないと断言するのかその理由を2つ挙げさせて頂きます。
- 価格差ほどの効果が実感できない
- 靴磨きの布は消耗品
順番に解説していきます。
価格差ほどの効果を実感できない
靴磨きの「布はTシャツで代用できる」と言われている通り、安く済ませようと思えば割と何でも代用する事ができてしまいます。
例を挙げるとご家庭で使われていないTシャツ、タオル、など素材にもよりますがこれらのものが代用品としてよく使われます。
自分もシューケアメーカーから販売されている3枚で1,000円程の靴磨き専用の布も購入した事がありました。
しかし、大きな違いを感じる事が出来ませんでした。
シューケアメーカーから販売されている靴磨き専用の布を使ってみて感じたメリットは次の3点です。
- 毛羽立ちしにくい
- 布のほつれが無い
- カットしなくていいので楽
「毛羽立ちしない」、「ほつれにくい」というのは非常に魅力です。
特に鏡面磨きのような光沢を出す磨きの場合はちょっとした毛羽立ちで傷をつけてしまう事があります。
元々使う大きさにカットされているのもすぐに使い始める事ができおすすめです。
一方で自宅にあった着なくなったTシャツや使い古したタオルを使って比べてみました。
使うまでにカットしたり、毛羽立ってしまったりと気になる点はありましたが仕上がりに関してはどちらも大きな違いは感じられませんでした。
靴磨き専用布の方が使いやすそうだけど価格差を考えるとそこまでして購入するメリットがあるのかちょっと疑問に感じちゃうね。
わずかな生地の違いで仕上がりが左右されるプロの方達が微妙な違いにこだわるのは理解できます。
自分の様に趣味で靴磨きを行う程度であればこだわる必要はないと思います。
靴磨きの布は消耗品
靴磨きで使用する布は靴クリームやクリーナー、ワックスが付着したら処分する消耗品です。
一度購入すれば長く愛用できるブラシやシューキーパーなどとは違い磨き用の布は2、3回使用すると汚れてくるので処分します。
単純に計算すると6足磨くごとに1,000円の出費がかさんでいたら結構な金額になってしまいますよね?
それが自宅にある布と比較して大差がないって感じるんだったら尚更だよね・・・。
消耗品は安く抑えるに越したことはありません。
以上の2点が私がメーカー品の布はおすすめしない理由です。
磨き用の布は『生地をメートル買い』するのがベスト!
メーカーが出している布を購入しない方がいいのは分かったけど買うならどんな布をどこで購入すればいいの?
おすすめの方法は『生地をメートル単位で購入して自分で好みの大きさにカットする』という方法です。
Amazonや楽天市場で検索すると手芸用の布がメートル単位で販売されているのでそれを購入してカットするのがおすすめ。
手芸屋などでも取り扱いがありますので近所に店舗がある方は実際に足を運んでみて肌触りをチェックしながら探すのもおすすめです。
靴磨きに使用する生地は「ネル生地」がおすすめです。
ネル生地は布の表面部分が起毛しており柔らかい手触りが特徴で、その柔らかさのおかげで革靴に傷を付ける心配がありません。
ネル生地を購入する事で次の4つの作業に使う事ができます。
- クリーナーを使って汚れ落とし
- 余分な靴クリームの拭き取り
- 鏡面磨き
- 水研ぎ
ネル生地を1つ購入する事でほとんどの作業を行う事ができます。
靴磨きを行う時にネル生地は必需品になりますのでかならず準備しておくようにしましょう!
靴磨きの手入れ方法・手順についてはこちらのブログで解説しておりますので併せてご覧ください。
靴磨きをレベルアップさせる布の使い分け
基本的にネル生地1つでOKなのですが、靴磨きのレベルを1段階上げる方法があります。
それは「用途に応じて使用する布を使い分ける」方法です。
「ネル生地」をベースにして次の素材を使い分ける事でより綺麗に仕上げる事ができるようになります。
- シーチング
- 脱脂綿
シーチング
シーチングとはベッドのシーツ等で使用されている生地の事。
ネル生地と比較すると肌触りが若干固くゴワつきがある印象ですが、使用していてもほとんど毛羽立ちはありません。
シーチングを使用するメリットは2つあります。
- 汚れが吸着しやすい
- 価格が安い
シーチングは「ネル」と比較すると生地の表面が粗いので肌触りの良いネルよりも汚れが吸着しやすいです。
「クリーナーを使用した汚れ落とし」や「余分な靴クリームの拭き取り」などの汚れを拭きとる作業に適しています。
ネル生地の半額程度の金額で購入する事ができるのでコスパ的にも非常に優れています。
脱脂綿
「脱脂綿」はケガをした時に傷口の手当に使用するので使った事があるという方も多いのではないでしょうか?
布よりも柔らかい「綿」を使用しているので靴の表面を傷つける事なく磨く事ができます。
汚れ落としには向いていませんが『水研ぎ』のような繊細な作業をする時にはネル生地よりも脱脂綿がおすすめです。
『水研ぎ』とは水のみを使って磨く仕上げのテクニックの事。
表面に残ったワックスの油膜を拭き取り除く事でより透明感のある仕上がりになります。
一方でちょっとした毛羽立ちや生地の固さで傷が入ってしまうので使用する生地がとても重要になってきます。
脱脂綿は鏡面部分を傷つける事なく仕上げる事ができるので、ネル生地で傷が入ってしまうという方は是非試してみて下さい。
シーチングと同じくネル生地よりもはるかに安く購入する事ができ、薬局などでも簡単に購入できる点も非常にポイントが高いです。
布の使い分け方
『シーチング』と『脱脂綿』の特徴は分かったけど実際にはどうやって使い分ければいいの?
ネル生地を使用する作業として次の4つを紹介させて頂きました。
- クリーナーを使って汚れ落とし
- 余分な靴クリームの拭き取り
- 鏡面磨き
- 水研ぎ
具体的な方法として4つの作業を「シーチング」と「脱脂綿」を含めて次の様に分ける事ができます。
このように使い分ける事でより効率良く手入れを行う事ができ、完成度の高い仕上がりになります。
「ネル」、「シーチング」、「脱脂綿」のそれぞれの特徴はこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。
靴磨き用の布を自作する!
次に実際に磨き布を自作する方法を紹介します。
まずは、生地を購入しましょう!
カットする大きさはメーカーから販売されている『磨き専用布』のサイズを参考にします。
様々な商品を調べてみたところ以下のサイズで販売されていました。
特に拘りがなければこのサイズでカットすればOK。
生地を購入すれば1mあたりで約25~30枚程度の靴磨き用の布を製作する事ができます。
- メーカー品 ・・・・3~4枚で約¥1,000
- M買いで自作・・・25~30枚で約¥1,000
自分でカットする手間はかかりますが、コスパを考えるとやらない手はないですね。
布をカットする時には『ピンキングはさみ』がおすすめです。
『ピンキングはさみ』を使って布をカットすると端の部分をギザギザに切る事ができます。
普通のハサミでカットした場合と比較すると端の部分がほつれにくくなり、より靴磨きに合った布を作る事ができます。
靴磨きの布の代用品
先程までは布を購入する場合におすすめの商品を紹介しました。
冒頭でも軽く触れましたが、家庭内にある使わなくなったものでも代用する事は可能です。
- Tシャツ
- 靴下
- タオル・ハンカチ
- 雑巾
- シーツ
自分は向き不向きはありますが、基本的に布製品ならなんでもOKです。
よく話題に出ているTシャツの代用の可否についても装飾が付いていない布製品のものなら全く問題はないと考えています。
しかし、先程紹介した4つの作業のうち「汚れ落とし」や「クリームの拭き取り」といった作業はどんな布でも問題はありません。
しかし、『鏡面磨き』や『水研ぎ』のような繊細な作業の場合は生地の表面が粗いと小傷がついてしまうので素材を選びに注意が必要です。
使用する素材としては綿の成分が多い物がおすすめだよ!
洗濯をしてより使いやすく!
自作した靴磨き専用布を使いやすくするテクニックとして『布を一度、洗濯機にかける』のもおすすめです。
『水洗い』→『脱水』→『乾燥』
この工程だけでOKです。
水洗いを行う事で柔軟剤を抜く事ができ毛羽立ちしにくくなり靴を磨く時に扱いやすくなります。
簡単な方法ですが効果はテキメンなので是非、チャレンジしてみてください。
まとめ
- メーカー品はコスパが悪いので生地をM買いしてカットする
- 布は「ネル」。「シーチング」と「脱脂綿」と併用すると◎
- Tシャツなど布は基本的に代用可、仕上げの時は素材による
- 洗濯して、扱いやすくする
今回のブログでは靴磨きで使用する布にお金をかける必要がない理由、おすすめの商品や代用品について紹介させて頂きました。
費用対効果があるものなら積極的に取り入れるべきですが効果が薄い物に関してはそこまでお金をかける必要はないです。
特に布は消耗品かつ消費が早い道具になるので極力コストを抑えてその分、長く愛用するブラシなどにお金をかけてみてはいかがでしょうか?
以上、このブログが参考になれば幸いです。
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