
靴磨き初心者必見!最低限揃えるべき5つの道具を紹介
靴磨きにチャレンジしてみようといざ道具を探した時に、種類が多すぎて最初の1歩を躊躇してしまう方が多いです。
「買ってみたけど全く使わなかった・・・」など。余分な商品を購入してしまって、最初の道具集めで苦戦したという意見を目にします。

自分も必要以上に高額な道具を購入し、失敗を繰り返してきました。
そこで、本記事では靴磨き初心者の人が最低限揃えるべき5つの道具を紹介します!
- 最初に集めるべき5つの道具
- 各道具の役割や特徴
- 道具の価格帯
結論を申し上げると、最初はプロの職人が使うような高額な道具は必要ありません。
最初のうちはとにかく安く始めてみて、靴を手入れする習慣を身につける事に重点をおいていきましょう。
靴磨きをする目的とは?道具別の役割を解説
靴磨きを行う工程は、大きく「汚れ落とし」・「栄養補給」・「仕上げ」の3つに分けられます。
革靴のコンディションを保つためなら栄養補給まででOKなので、鏡面仕上げのようなピカピカな見た目に拘らなければ仕上げまでやる必要はありません。
鏡面仕上げとは?

鏡面仕上げとは、ワックスを何層も塗り重ねて鏡のような光沢を出すテクニックのこと。傷や水濡れに強く、見た目も美しくなるメリットがあります♪

蝋分が含まれてる靴クリームを選べば、充分綺麗になりますよ!
まずは、必要最低限の道具を用意して靴磨きを習慣化する事を目標にし、その上で必要に感じたものを少しづつ商品を買い足していくのがおすすめです。
靴磨きに最低限必要な道具
革靴のお手入れをする上で最低限、購入する必要がある道具は次の5種類です。
- 馬毛ブラシ
- 豚ブラシ
- 靴クリーム
- クリーナー
- ワックス(※)
先程紹介した道具について『それぞれの道具の役割』や『特徴』について詳しく掘り下げていきましょう。
馬毛ブラシ
『馬毛ブラシ』とは、その名の通り馬毛を使用したブラシです。

靴磨きの中で最も使用頻度の高い道具と言っても過言ではありません。
毛の柔らかさと適度なコシのおかげで表面や隙間に付着した塵・ホコリを、靴に傷をつける事なく払い落とせます。
表面の汚れを落とさずに靴クリームなどを塗り込んでいくと、カビなどの靴トラブルの原因になるので、馬毛ブラシを使ったブラッシングは非常に重要な作業になります。
- 1日靴を履き終えた後
- 靴磨きを始める時の一番最初の工程
このように靴の手入れを始める一番最初の工程で使う道具になるので、手入れの際に使用しない事はありません。
ブラシによっては靴クリームの色ごとに揃える必要がありますが、馬毛ブラシは汚れ落としに使うだけなので1本だけ用意しましょう。
馬毛ブラシの選び方

おおまかな価格帯は次の通り。
- 500円~ とにかく安く始めたい
- 1,000円~ おすすめの価格帯
- 2,000円~ 上級者向け
馬毛ブラシは安いブラシなら500円程度で購入する事が可能です。
価格の安いブラシと高額なブラシを比較すると主に次のような違いが挙げられます。
- ブラシのサイズ(大きさ)
- 毛足の長さ
- 毛量
- 使用した馬毛の素材など
安いブラシでも「ブラッシングの回数を増やす」、「腕を細かく動かす」など入念にブラッシングを行えばデメリットをカバーできます。

最初は安いブラシを購入してみて、物足りなく感じたら買い替えよう!
有名ブランドが展開している商品もこの価格帯の物が多いので、予算に余裕があれば検討してみるのもアリですね。
ブラシの持ち手に使われている木材ですが長短の違いだけではなく「長方形型」、「小判型」など色々な形状の物が販売されています。
持ち手の部分に関しては好みが分かれる部分なので、実際に店舗に足を運んでみて握ってみて自分に合う物を探してみましょう。

豚毛ブラシ
豚毛ブラシの特徴は非常にコシが強く毛先が固い事です。

豚毛ブラシでブラッシングを行う目的は主に以下の3つ。
- 余分な靴クリームを弾く
- ブラッシングの摩擦熱でクリームの成分を浸透させる
- 革のマッサージ
靴クリームを塗り込む時にどんなに気をつけて薄く塗り広げても「塗りムラ」が出来てしまうため、クリームを塗り込んだ後に豚毛ブラシを使用します。
豚毛ブラシで力強くかつ素早くブラッシングを行う事で余分なクリームを弾きつつ、クリームを浸透させながら革をマッサージするという3つの役割をこなします。
そのため、豚毛ブラシは「靴クリームの色ごとに使い分ける」のが基本です。
色移りを防ぎ、仕上がりを美しく保つためにも、複数のブラシを用意しておくことをおすすめします。
なので、豚毛のブラシは靴クリームの色ごとに1本揃えるようにしましょう。

靴クリームが毛先に残る事で、使い込んでいく内に艶が出やすくなります。
簡単な補色なら靴クリームを使わなくても、毛先に残ったクリームでブラッシングするだけで目立たなくなります。
この様に、豚毛ブラシを使い続けて毛先にクリームを浸透させる事を「ブラシを育てる」と表現します。

使い込む程に効率良く作業ができるようになるよ!
豚毛ブラシの選び方
- 100円~ とにかく安く始めたい
- 800円~ おすすめの価格帯
- 2,000円~ 上級者向け
豚毛ブラシは100均で購入できます。豚毛ブラシは毛質に価格差が出にくいので、とにかく安く始めたいという方は100均一のブラシで始めてみるといいでしょう。
しかし、安いブラシは馬毛ブラシ同様にサイズや毛量の問題だけでなく、抜け毛が多い場合があります。

100均の豚毛ブラシは、毛が根本から束で抜けてしまったなんて事も・・・。
せっかく使い込んで育てたブラシも、毛が細くなってしまう使えなくなります。
なので、長くブラシを愛用したい方は最低でも1,000円くらいののブラシを検討してみる事をおすすめします。
特に素材へのこだわりが無ければ、『化繊ブラシ』と呼ばれる化学繊維で出来たナイロンブラシがおすすめです。

抜け毛が全くなく、豚毛ブラシと変わらない使用感です。
豚毛ブラシに関する「育て方」、「選び方」、「おすすめするブラシ」についてはこちらのブログで紹介しておりますので併せてご覧ください。

靴クリーム
靴クリームを塗る目的は主に3つあります。
- 靴に潤いと栄養を補給する
- 補色
- 艶出し
革靴は履いていると徐々に『水分』や『油分』が抜けて、靴の表面が乾燥します。
乾燥した状態で革靴を履き続けると革の潤いや柔軟性が無くなり、ひび割れなどの原因に…。

対策として定期的に靴クリームを塗りましょう!
靴クリームを塗ると革の潤いが補充されるので、履き心地が良くなります。また、靴クリームには『蝋(ろう)』が含まれており、塗り込むと艶を出す効果があります。
また、同系色の色付きの靴クリームを使うことで、ぶつけてしまったり履きジワや色が抜けた部分を補色できます。

同じ色のクリームを使えば色を補色する事ができると覚えておこう!
同系色の色付きクリームを使う以外にもわざと色の濃いクリームを使用する事で、使い込んでくすんだような見た目に仕上げる「アンティーク仕上げ」というテクニックも。
靴クリームの特徴や使い方についてはこちらのブログで紹介していますので併せてチェックしてみて下さい。

靴クリームの選び方
一番最初に購入する靴クリームとしておすすめしたいのが『乳化性クリーム』です。

靴クリームには「乳化性」と「油性」の2種類があります!
『乳化性クリーム』は油脂・蝋・有機溶剤に水を加える事で伸びを良くして使いやすさにこだわったもので、『油性クリーム』は水が含まれていない分、乳化性クリームと比べて油分の比率が多くなるのでより光沢を出しやすいです。

油性クリームは中・上級者向けのクリームと言われる原因の1つですね。
『デリケートクリーム』は使いやすいクリームではあるのですが『油分の補給』や『艶出し』などに物足りなさを感じます。
トータルで考えると乳化性クリームが一番バランスが良く、最初のクリームとしておすすめできるクリームだと言えます。

靴のカラーが被っていたり補色が目的の場合は、靴の色に合わせたクリームを購入しましょう。
ワックス
ワックスをは靴をコーティングする事で雨や汚れから靴を守る為に使います。
何層も重ねて磨く事で鏡の様な光沢を作り出す「鏡面磨き」と呼ばれるテクニックがあり、見た目を美しくしつつ小傷から靴を守る事ができます。

ワックスは見た目や傷や汚れからの保護を目的としているのでやらなくても問題はないのですが、ワックスでピカピカに仕上げてあると印象がグッとよくなるので是非チャレンジしてみて下さい。
ワックスの選び方

ワックスも色々なメーカーから販売されててどれを購入すればいいのか迷っちゃうな~。
そんな方におススメしたいのが『KIWIのワックス』です。
非常にワックスの伸びがいいので塗りやすく初心者の方にもおすすめです。値段もお手頃で難点があるとしたらカラーバリエーションが少ないという点くらいです。
ワックスは価格差が出にくい商品です。

各ブランドごと多少の違いはありますが次のブランドの中から購入すれば間違いありません。
- KIWI
- サフィール
- サフィールノワール
- BootBlack

この中のブランドで1,000円前後のワックスを購入してみてね。

クリーナー
馬毛ブラシで表面のホコリや塵を落とした後に表面に残った古いワックスやクリームを落とす際に使用するのがクリーナーです。
古いワックスやクリームが表面に残ったままだと酸化して革に悪影響を与えるだけではなく、新しいクリームを塗っても邪魔になって靴に栄養分が浸透しづらくなります。

定期的にクリーナーを使って靴の表面をすっぴんの状態に戻してあげましょう。
クリーナーの選び方
固形のクリーナーや液体のクリーナーがあり、用途によって使い分けていきます。
- 固形クリーナー・・・主にワックスを落とす
- 液体クリーナー・・・主に靴クリームを落とす
靴磨きを始めた頃は鏡面磨きで仕上げたりワックスを塗る量が多くないと思うので液体クリーナーだけで充分です。
液体クリーナーでお勧めなのがM.モゥブレィの『スティンリムーバー』です。
『クリーナーと言えばこれ』と言えるくらい多くの方に使用されている定番中の定番のクリーナーです。
大小様々なサイズで展開されているのも嬉しいポイント。

最初は最も小さい60mlサイズの物を購入してみて使用感を確かめてみましょう。
靴磨きに慣れてきて少しずつワックスを使用する量が増えてきた時におススメしたいものが自分も愛用しているBoot Blackの『ツーフェイスプラスローション』です。
『油性』、『水性』のどちらの汚れも落とす事が出来、鏡面磨きも厚塗りしていなければ落とす事ができるハイブリッドタイプのクリーナーです。

『鏡面磨き』のようなワックスを厚塗りするような手入れをするようになったら固形のクリーナーにもチャレンジしてみましょう!

実際に靴磨きにチャレンジ!

ここまでに紹介した道具を集めたら実際に靴磨きにチャレンジしてみましょう!
靴磨きの実際の手順は次の通りです。
- 馬毛ブラシでブラッシング
- クリーナーで汚れを拭き取る
- 靴クリームを塗る
- 豚毛ブラシでブラッシング
- Tシャツやいらない布で余分なクリームを拭き取る
- ワックスでコーティング
靴磨きの手順についてはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。

まとめ|靴磨きを始めるなら道具は5つでOK!
今回はこれから靴磨きを始める方に本当に最低限必要な商品を5つに絞って紹介させて頂きました。
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- 靴クリーム
- ワックス
- クリーナー
今回はこの中に含めなかったのですが靴を磨く時に使う布も自宅にある不要になったTシャツやタオルを使っていただければ問題ありません。
靴磨きの道具は様々なメーカーから数多くの商品が販売されているので目移りしてしまいますが、最低限の道具さえ揃えてしまえば靴磨きをスタートさせる事が出来ます。
今では100均で道具を揃える事もできます。
まずは最低限必要な道具を集めてみて徐々に気になる商品があったら買い足してみて下さい。















