Boot Black(ブートブラック)レザーソールコンディショナーで簡単革底お手入れ!
- レザーソールの手入れってやった方がいいの?
- どうやって手入れをすればいいのか分からない・・・
- おすすめの道具があったら教えてほしい
革靴に興味を持ち始めるとラバーソール(ゴム底)の靴だけではなくレザーソール(革底)の靴に興味が出てくるのではないでしょうか?
ただ、調べてみると「レザーソールは手入れが必要かもしれない」、「手入れが面倒くさそう」とネガティブな意見を見かけます。
レザーソールの手入れは靴の表面(アッパー)の手入れに使う道具と異なる道具を使用します。
難しそうな気がしますが、レザーソールの手入れはとても簡単です。
その中でも、多くの方におすすめしたいレザーソール専用の道具がBoot Black(ブートブラック)から販売されているレザーソールコンディショナーです。
今回はレザーソールコンディショナーの魅力について紹介させて頂きます。
このブログをご覧いただければ以下の内容をご理解頂けます。
- レザーソールは手入れするべきなのか?
- レザーソールコンディショナーとは?
- レザーソールコンディショナーの使い方
レザーソールはきちんと手入れをする事で長持ちするだけではなく履き心地もよくなります。
手入れをして来なかったという方もこのブログを見てチャレンジしてみて下さい。
レザーソールは手入れするべきなのか?
レザーソールって手入れをしなくちゃいけないの?
レザーソールの手入れは行うべきです。
靴の表面の汚れ落としや靴クリームを使った栄養補給をしているという方は多いと思いますが、意外に見落としがちなのがレザーソールの手入れです。
ラバーソールは手入れをする必要がないので「ソールは手入れをしなくても大丈夫」という印象を持たれている方も多いと思います。
定期的に栄養補給をしてあげないと革が乾燥してしまうだけではなく、地面と直に接するパーツになるので消耗が激しくなります。
- レザーソールが乾燥して固くなり履き心地が悪くなる
- ソールの減りが早くなって修理の頻度が上がる
- カビが発生して余分な修理代が発生する
逆に考えればきちんと手入れを行う事で、履き心地が良くなって靴底を長持ちさせる事ができるという事ですね!
レザーソールの魅力や特徴についてはこちらのブログで解説しておりますので、併せてご覧ください。
レザーソールコンディショナーとは?
レザーソールコンディショナーとはBoot Blackから販売されている革底靴専用の保革クリームです。
Boot Blackはシューケアグッズの老舗「コロンブス」が展開するプロ仕様の上級ラインの商品の事です。
シューケアグッズの定番と言えばBoot Blackだよね!
商品名 | レザーソールコンディショナー |
金額 | ¥1,500 + tax |
容量 | 100ml |
成分 | ろう、油脂、乳化剤、精製水、防カビ剤 |
用途 | 革底靴専用保革クリーム |
成分ではこのように表記されていますが、ラベルの商品説明を見てみるとホホバオイルやミネラルオイル等が含まれている事が分かります。
ホホバオイル
メキシコ原産の「ホホバ」という植物の種子から採れる自然由来のオイルの事です。
乾燥に強く、栄養を豊富に含んでいるだけではなく油特有のべた付きもないのでサラっとした仕上がりに仕上がる特徴があります。
ミネラルオイル
石油を精製して作られ「流動パラフィン」と呼ばれる事も。
革を保護して乾燥を防ぎながら他の成分との潤滑剤としての効果があります。
ビーズワックス
ミツバチが巣を構成する時に分泌する蝋の事。
保湿力の高さと抗菌作用が期待でき、栄養補給も同時にこなします。定番のシュークリーム「クレム1925」でも採用されています。
基本的に蝋分はNGなのですが乳化状のビーズワックスは表面に残らないので滑りやすくなる心配はありません。
防カビ剤
カビの発生を防ぎます。
地面に直接触れるソールは湿気や水分に触れる事が多いのでカビが発生しやすく必須の成分。レザーソールのケア用品ならでは。
乳化剤や精製水が含まれているのでクリームというよりはローションに近いイメージ。
伸びが非常にいいので塗り広げやすく、とても扱いやすいです。
また購入時は100mlと容量が少ないように感じましたが、1回の手入れで使用する量がそれほど多くありません。(片足3~4滴)
購入してから約2年程経ちましたがまだ半分くらい残っているので1度購入すれば数年は持ちます。
靴磨き専門店でも1か月に1本くらいって言ってたから趣味で手入れをするくらいならそう簡単には無くならないね!
]靴クリームと似たような成分が多く含まれていますが、ラベルの注意書きにもあるようにレザーソーの手入れ以外には使用しないようにしましょう!
レザーソール専用のケア用品は様々なメーカーから販売されていますが、Boot Blackのブランド力、価格、入手のしやすさなどを考慮するとどんな方にもおすすめできる商品だと言えます。
レザーソールコンディショナーの使い方
実際にレザーソールコンディショナーを使用してレザーソールの手入れを行っていきます。
使用する道具
馬毛ブラシ、タワシ、クリーナー、レザーソールコンディショナー、布、ブラシ、かっさ棒
手入れ手順は以下の通り。
- 汚れ落とし
- レザーソールコンディショナーを塗る
- 時間を置く
- レザースティックでならす
順番に解説していきます。
① 汚れ落とし
レザーソールの表面に付着した砂やホコリ等の汚れを馬毛ブラシでブラッシングして払い落とします。
ブラッシングすると汚れが舞っちゃうからこの作業だけは屋外とか玄関で済ませるのがおすすめだよ!
レザーソールに食い込んでしまった小石やガム、頑固な汚れがある場合にはタワシを使って綺麗に落としましょう。
その他にもソールにこびり付いた汚れやシミなどがあったらスティンリムーバーなどのクリーナーを布に付けて拭き取ります。
② レザーソールコンディショナーを塗る
次にレザーソールコンディショナーを塗り込みます。
レザーソールに塗り広げる方法は主に2種類あります。
- 布につけて塗り広げる
- ブラシで塗り広げる
1つ目の方法が「布につけて全体に塗り広げる」方法です。
布を指に巻き付けて、レザーソールコンディショナーを取りソール全体に塗り広げます。
使用する布は着なくなったTシャツなどでOK!
余計な道具を購入する必要がないのでまだ道具が揃っていない方におすすめの方法です!
ただし、布は使い捨てになるので「毎回布を用意する必要がある」や「布が必要以上にレザーソールコンディショナーを吸ってしまうので無駄遣いになってしまう」といったデメリットも挙げられます。
2つ目の方法が「ブラシで全体に塗り広げる」方法です。
最初にレザーソールコンディショナー用のブラシを用意する必要がありますが、ブラシなので細かい部分にも塗りやすいのでおすすめです。
自分もレザーソールコンディショナーを塗る時にはブラシで全体に塗り広げています。
細かい部分にも塗り広げたいのでコシのある豚毛ブラシが適しています。
ただ、普通の豚毛ブラシだと大きすぎて扱いづらいのでコンパクトで扱いやすいペネトレイトブラシのようなブラシがおススメです。
ブラシで塗り広げる場合はレザーソールに直接レザーソールコンディショナーを3~4滴程垂らします。
ここで大量にのせすぎると後で拭き取る事になり無駄遣いになってしまうので、最初はこの程度から始めて足りないと感じたらその都度追加していくようにすると失敗しにくくなります。
ブラシを使って全体に塗り広げていきます。
レザーソールコンディショナーが浸透してくるとソールの色が濃くなりしっとりとした仕上がりになります。
つま先に近いソールの色が剥げてしまっている部分にばかり目がいきがちですが、土踏まずの部分やカカトに近い部分のレザーソールにもしっかりと塗り広げましょう!
全体に塗り終わったら完了です。
塗り終わった後に塗り過ぎてしまった部分や、指で直接触ってみてべた付きがある部分は布の綺麗な面を使って余分なレザーソールコンディショナーを拭き取ってください。
③ 時間を置く
塗り終わったらすぐに次の作業に移るのではなくしばらく時間を置いてレザーソールに成分を浸透させます。
このひと手間を加えるだけでソールが乾燥しやすくなるだけではなく床が汚れてしまうのを防ぐ事ができます。
④ レザースティックでならす
レザーソールが乾いたら最後にレザースティックを使用してレザーソールをならしていきます。
レザースティックでならす?なんでこんな事をするの?
レザーソールコンディショナーを使用した後は栄養が補給されて革が柔らかくなります。
なので、最後にレザースティックを使ってソール全体をならす事で革の繊維が引き締まり、レザーソールを傷から守ってくれます。
写真左側(after)が「レザースティックでならした状態のレザーソール」、写真右側(before)が「レザーソールコンディショナーを塗ったままのレザーソール」です。
レザースティックでならした方が革が引き締まり、光沢が出ています。
レザースティックでならす場合は、繊維を押しつぶすように力を入れてこするようにしましょう!
レザースティックは高額な商品なので、同じ水牛の角から作られている「かっさ棒」という道具で代用するのがおすすめです。
かっさ棒の使い方ついてはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。
まとめ
今回はBoot Blackのレザーソールコンディショナーについて紹介させて頂きました。
レザーソールの手入れは靴クリームなどで適当に済ませてしまうという意見も見かけますが、ソールは靴のパーツの中でも最も負担がかかる部分なので専用の道具できちんと手入れしてあげたいですね。
レザーソールコンディショナーは一度購入すれば長く使う事ができ、レザーソールの長持ちに貢献できる非常にコスパの良い道具だと思います。
まだ、レザーソール専用の道具をお持ちでない方は検討してみてはいかがでしょうか?
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