【靴磨きの頻度】10回履いたら1回手入れをするべき理由を徹底解説!
- 靴磨きはどのくらいの頻度で行うのがベスト?
- 毎日、靴クリームを塗った方がいいの?
- ブログや本によって違いがあるけどどれが正解なの?
靴磨きの頻度について検索をすると「〇〇回履いたら1回靴磨きをする」という方法が紹介されています。
調べてみるとこの方法を推奨している書籍やブログが多く、最も一般的な靴の手入れの頻度についての考え方なのではないでしょうか?
しかし、調べてみると「10回履いたら1回手入れをする」とか「8回履いたら靴磨きを行う」といった様に微妙に回数が異なります。また「手入れ」や「靴磨き」と言われてもどのようなメンテナンスを行うべきなのか分からずに困ってしまいます。
自分も靴磨きを始めた頃はどんなタイミングでどのような手入れを行えばいいのか分からずに混乱していました。
そこで、今回は「10回履いたら1回磨く」手入れ方法について掘り下げていきたいと思います。
このブログをご覧いただければ以下の内容が分かります。
- 10回履いたら行う手入れのやり方
- 10回履いたら1回磨くメリット・デメリット
- この方法がおすすめの人、おすすめでない人
是非、最後までご覧ください。
10回履いたら1回手入れを行う
今回紹介する方法は「10回履いたら1回靴磨き」を行うという方法です。
冒頭でも軽く触れた通り、様々な書籍やブログでもこの方法が紹介されており「靴磨きの頻度」の考え方としては最も主流の考え方と言えます。
ただし、3足以上の靴でローテーションをしているという前提があります。
1足の靴を履き続けていると靴の内部に残った汗が完全に抜け切らない状態で履き続ける事になる為ので劣化しやすくなるだけではなく、悪臭の原因にも・・・。
靴のローテーションに関してはこちらのブログで詳しく紹介しております。
3足以上でローテーションを組んで回す事が推奨されています。
3足で履き続けると大体10回履くと1か月くらいで手入れを行うタイミングになります。
こちらの記事で紹介している「1か月に1回手入れをする方法」は一見すると違った考え方のように感じられますが似通った部分があります。
記事によって「10回に1回の手入れ」だったり「8回に1回」など微妙に数が異なるのは恐らくですが所有している靴の数の違いによるものだと考えています。
4足でローテーションを組むと大体1か月で7~8回履く計算になりますよね?
ただし、これらの回数をきっちり守らなくてはいけないという事ではなくあくまで目安として考えておく程度でOKです。
靴磨きを定期的に行うメリットについても長谷川さんの書籍で紹介されていますね。
10回履いたら行うようにすると、靴はいつも輝いているばかりでなく各段に長持ちします。また、新しい靴をおろす前にも一度磨いておくと、しみなどが防げるし、革がやわらかくなりその後のしわの入り方に差がでます。
出典:続・靴磨きの本
手入れをしていなくても靴を履き続ける事はできますが、急な雨で濡れた時に革が乾燥しているとあっという間にシミになってしまったり、履きジワ部分がクラック(ひび割れ)が入ってしまって修理が必要になるなど靴トラブルに繋がりやすくなります。
- ブラッシング → カビの原因の汚れの除去
- 靴クリーム → 革の栄養補給、ひび割れの予防
- ワックス → 表面をコーティング。見た目◎・撥水効果
10回履いたら1回行うメンテナンスとは?
フルメンテナンスとはブラシを使った汚れ落としから、クリーナー、靴クリーム、ワックスなど使って靴磨きの基本的な手入れを全て行う作業になります。
- 馬毛ブラシでブラッシング
- クリーナーで汚れ落とし
- 靴クリームで栄養補給
- 豚毛ブラシでブラッシング
- ワックスで仕上げ
多くの方がイメージされる靴磨きはこの工程だと思います。
詳しい手順やポイントについてはこちらのブログで紹介しておりますので併せてご覧ください。
靴の手入れはフルメンテナンス以外にもデイリーケアやプレメンテナンス(プレケア)と呼ばれる手入れ方法もあります。
デイリーケア
毎日靴を履き終えた後に行う簡単な手入れの事です。
馬毛ブラシを使った汚れ落としや消臭スプレーを使用するだけなので作業自体は1分程で終わります。このケアを行うか行わないかで靴の持ちが大きく変わると言われています。
プレメンテナンス
靴を購入したら履き下ろす前に最初に行うメンテナンスの事。
新品の靴は保管状況や手入れの状況など、どのような状態で手元に届くのか分からないので履く前にきちんとケアをします。
基本的にはフルメンテナンスと同じですが、水分量の多いデリケートクリームを使ったり靴の内側のケアをしたり若干の違いがあります。
まとめると以下の様になります。
- プレメンテナンス・・・購入後、最初の1回行う手入れ
- デイリーケア・・・・・履いた後に毎回行う手入れ
- フルメンテナンス・・・定期的に行う手入れ
10回に1回手入れを行うメリット・デメリット
10回に1回手入れを行うメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
この方法のメリットは靴が増えても柔軟に対応できる点です。
月に1回手入れをする日を決める場合、靴の数が増えてくると手入れを行う頻度が多くなってしまいます。
しかし、「10回履いたら1回手入れする」というように回数で磨く頻度を決める事で過度な手入れを防ぐ事ができます。
その靴の履いた日数に応じて手入れをすればいいので 靴の数が増えてきても問題なく対応できます。
デメリット
デメリットとして挙げられるのが以下の2点です。
- 履いた時間は考慮されない
- 履いた回数を数えるのが面倒
履いた回数でカウントするので「朝から晩まで10時間以上履いた」という場合も「近所に散歩に行っただけで2時間くらいしか履いていない」という2つのケース。
どちらの場合も履いた回数としては1回でカウントされます。
なので、履いた時間は考慮されないので同じ10回履いた靴でも靴の状態が同じかと言われるとそのような事は稀だと言えます。
履いた回数をカウントする作業も意外と大変で自分もこの方法を実践していた時は何度も数え間違えたりしていました。
10回に1回手入れがおすすめの方
① 靴の数が多い方
靴の数が増えても柔軟に対応できるので、靴の数が多い方におすすめの管理方法です。
5足以上持っている方にはおすすめの方法だと言えます。
10回に1回手入れがおすすめできない方
① 面倒くさがりな方
履いた回数を数えておかなければならず、メモしたりスマホに記録を残すなど細かい管理が必要になります。
② 靴によって履く時間にバラつきがある方
先程デメリットでも紹介した通り、靴によって履く時間にバラつきがある方にはおすすめできない方法です。
靴を履いた時間は考慮されないので、履く時間によってバラつきがある方には履いた時間で管理する方法の方が面倒ですが合っている可能性があります。
靴磨きの頻度について
今回は「10回履いたら1回手入れを行う」というように回数でカウントして手入れを行う方法について紹介させて頂きました。
今回の方法はあくまでも一例で 「靴磨きの頻度に関して正解はない」 と考えています。
- 持っている靴の数が違う
- 履いている時間が違う
- 革の素材や状態が異なる
この様に人によって違いがあるので「これが正しい」というベストなタイミングはありません。
なので、靴の手入れは「過度に手入れをしない」ことと、「定期的に手入れをする」事が重要で色々な方法を試してみて自分に合ったものを習慣化して手入れを行う事が最も重要だと考えています。
この他にも調べてみると「履いた時間で管理する方法」や「月に1回手入れする日を決める方法」などといった管理方法が紹介されています。
① 時間で管理する方法
自分の靴の履いた時間によって管理する方法で、100時間履いたらフルメンテナンスを行います。
今回の方法のデメリットである「履いた時間」で管理するので靴の数が増えても、履いた時間が異なる場合でも適切に管理する事ができます。
手間もかかるので靴をたくさんお持ちの靴好きの方におすすめの管理方法です。
② 月に1回、手入れする日を決める方法
毎月磨く日を決めておき、その日が来たら手入れをします。
靴の数が少ない靴磨きを始めたばかりの方におすすめの管理方法です。自分も最初はこの方法を実践して靴磨きを習慣化しました。
靴の数が増えてくると手入れの頻度が多くなって大変になるので持っている靴が3~4足くらいならこの方法でOKだと思います。
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