【Tapir(タピール)】革が喜ぶレーダーフレーゲクリームとは?使い方&成分を解説
大切な革靴のお手入れ。できれば革に負担の少ないクリームで手入れをしたいですよね?
でも、靴クリームやワックスには革の負担になる石油系原料や有機溶剤が含まれている事が多く、ちょっぴり不安…。
そんな方にはタピールのレーダーフレーゲクリームがおすすめです!
原料は全て天然由来のものを使用しているため、革に優しい商品です。
本記事では、レーダーフレーゲクリームの成分&使い方を解説します。
Tapir(タピール)は革靴愛好家の間で人気のブランド。タピールの魅力も解説するので是非、最後までご覧ください。
【タピール 】レーダーフレーゲクリームの成分&特徴
商品名 | レーダーフレーゲクリーム |
メーカー | Tapir(タピール) |
内容量 | 75ml |
金額 + tax | ¥1,600 |
主成分 | カルナバロウ、ミツロウ ひまわり脂肪酸、バルサムテレピンオイル オレンジテレピン、アンモニア 鉱物系顔料(無色以外) |
種類 | 乳化性ワックス |
カラー | 無色 濃茶 明るい茶 青 黒 |
レーダーフレーゲクリームは、Tapir(タピール)が販売する乳化性のワックス。
ドイツ語でレーダー(Leder)は革、 フレーゲ(Pflege)は手入れを意味します。
靴クリームのような見た目ですが、成分を見てみると、カルナバロウやミツロウなど、ワックスに使われる成分が多く含まれています。
艶出しに優れているので、靴クリームというよりも、伸びの良いワックスというイメージですね。
ほうほう!
レーダーフレーゲクリームを塗ると、靴の表面を蝋分でコーティングするので、傷に強く、防水効果や艶出しができます。
乳化性ワックスは伸びが良く一般的なワックスよりも扱いやすいので、靴磨きを始めたばかりの方におすすめです。
[qa-box01 title=”乳化性とは?”]
靴クリームやワックスは「乳化性」と「油性」があり、水分が含まれる乳化性の方が伸びが良く、塗りやすいです。油性の方は伸びが悪い分、艶が出ます。[/qa-box01]
革に優しい成分で作られているので、革靴に負担をかけたくない方は、レーダーフレーゲクリームを選んでおけば間違いありません。
主成分は天然素材を使用
カルナバロウ、ミツロウを始め、フレーゲクリームの主成分は天然由来の素材が使われています。
石油系原料や有機溶剤などは使用していないので、革への負担が少ないです。
タピールが最も売りにしているポイントですね♪
使用されている原料のより詳細な用途や特徴は、タピールの公式HPで紹介されています。
気になった方はチェックしてみて下さい。
カラーは全部で5色
カラーは次の5色が展開されています。
- 青
- 黒
- 無色
- 濃い茶
- 明るい茶
定番カラーが押さえられています。
茶色は靴によって色味が違うので、2色展開されているのが嬉しいですね。
靴の色に合わせて選ぶのも良いですが、迷った時には使い勝手の良い無色を選びましょう。
【タピール】レーダーフレーゲクリームの使い方
レーダーフレーゲクリームを使った手順を解説します。
公式HPの手順で紹介しますね♪
- 馬毛ブラシ
- クリーナー
- フレーゲクリーム
- 豚毛ブラシ
- 布(ネル)
馬毛ブラシでブラッシング
馬毛ブラシで、靴の表面に付着した汚れ(塵やホコリ)を払い落とします。
ここでブラッシングしておかないと、この後の工程で汚れを靴全体に塗り広げることになります。
クリーナーで汚れ落とし
クリーナーを使って、前回の手入れで塗った古いワックスや、靴クリームを落としましょう。
クリーナーを使う時は、直接靴に塗るのではなく、布にとってから使います。
汚れ落としはレーダーオイルがおすすめです。
レーダーオイルは、汚れ落としと栄養補給が同時にできる使い勝手抜群のアイテム。
同じタピールの商品なので、相性もばっちりです。
フレーゲクリームを塗る
フレーゲクリームを塗る時は、少量ずつ塗るようにして下さい。
伸びが良いので、少量ずつ指先にとって薄く塗り広げましょう。
足りなくなったら少量補充してね♪
この手順を繰り返せば、塗り過ぎによる失敗を防げます。
指で直接塗った方が体温で温められ、クリームの伸びが良くなるので塗りやすくなります。
指先を汚したくない方は、布に取って塗るか、ペネトレイトブラシのようなクリーム専用のブラシを使うと良いでしょう。
豚毛ブラシでブラッシング
レーダーフレーゲクリームを全体に塗ったら、全体を豚毛ブラシでブラッシングします。
豚毛ブラシを使うことで、表面に残った余分なクリームを弾き落とすだけでなく、艶が出てきます。
音がなるくらい強めにブラッシングしましょう♪
乾拭き
最後にブラッシングで落としきれなかった余分なクリームを、乾拭きで拭き取ります。
表面に触れてみて、べた付きが無くなれば完成です。
【レーダーフレーゲクリーム】メリット3選
レーダーフレーゲクリームのメリットを3つ紹介します。購入を検討されている方は参考にして下さい。
革に優しい成分で作られている
レーダーフレーゲクリームの成分は、全て天然由来の成分で作られています。
ワックスや靴クリームに使われている有機溶剤や石油系原料は、革靴への負担に…。
こうした成分を使われていないため、革への負担が少なく、靴の手入れに最適です。
この点を重視されている方が多いですね♪
ワックスの伸びが良く塗りやすい
レーダーフレーゲクリームは乳化性のワックスなので、伸びが良く、固形のワックスと比べるととても塗りやすいです。
ワックスは薄く靴の表面に塗ることで綺麗な艶を出せるので、伸びの良さは重要なポイント!
靴磨き初心者の僕でも安心だね♪
固形のワックスで上手く濡れない方は、伸びの良いレーダーフレーゲクリームを試してみて下さい。
艶出しと栄養補給が同時にできる
レーダーフレーゲクリームは、艶出しだけでなく栄養補給も同時にできます。
カルナバロウ、ミツロウなど艶出しの成分が中心ですが、公式HPで栄養補給ができると紹介されています。
艶出しと栄養補給が同時に行えるので、効率良く靴の手入れができます。
【レーダーフレーゲクリーム】デメリット3選
メリットの次は、デメリットの方もチェックしてみましょう。
自分が気になったものをまとめてみました!
取扱店舗が少ない
タピールの商品は、他のシューケアブランドと比べて取り扱っている店舗が少ないです。
Amazonや楽天市場を始めとするECサイトで取り扱われています。
入手自体は困りませんが、実際に実物を見たい方からするとちょっと残念なポイント。
柑橘類の臭いがするって言うけど、どんな臭いなんだろ?
カラーバリエーションが少ない
カラーバリエーションの少なさも、レーダーフレーゲクリームのデメリットと言えます。
定番のカラーは押さえてあるものの、ワックスの中で人気の高いサフィールノワールのビーズワックスポリッシュは13色展開されています。
定番のワックスは10色くらい展開されているので、5色しかカラーバリエーションがないのはちょっと物足りないですね。
つけ過ぎると白っぽい跡が残る
レーダーフレーゲクリームは蝋分が多く含まれているため、つけ過ぎると靴の表面に白っぽい跡が残ります。
乳化性ワックスなので、伸びが良く塗りやすい反面、こうしたデメリットも…。
固形ワックスよりも指先に付きやすく、思っている以上に取り過ぎる可能性が高いです。
「塗る時は少量ずつ」を意識しましょう♪
【動画で分かる】レーダーフレーゲクリームの使い方
ここでは、実際にレーダーフレーゲクリームを使ったお手入れ動画をまとめました。
使用感が気になる人は要チェックだね!
フレーゲクリームを使った手入れ
レーダーフレーゲクリームを中心にお手入れした動画です。
伸びが良く、塗り広げやすいことが分かります。
仕上がりも手入れ前と後だと、全然違うね!
タピールの色々な商品を使った手入れ
レーダーフレーゲクリームを含め、タピールの色々な商品を使った手入れ方法が紹介されています。
タピールの他の商品が気になっている方におすすめです♪
【口コミ】レーダーフレーゲクリームの評判
ここでは、SNSを中心にレーダーフレーゲクリームの評判を調査しました。
缶入りのバルサムの方は、浸透する油脂・オイルが比較的多めで保革効果も高め。
— ヒッポー@革靴 (@PygmyHippo_shoe) August 19, 2018
チューブ入りのフレーゲクリームの方は、カルナバロウのような被膜を作るワックスがほとんどで艶出しメイン。
容器とか名前から受ける印象と実際の効果が逆だった(^^;
成分をきちんと表示してくれてるから気付けたこと。 pic.twitter.com/7uewLu5Vkb
自分も同じ感じました。
商品名や見た目から靴クリームのよに思えますが、実際はワックスの方が用途としては近いと思います。
成分も靴クリームよりもワックスの方が近いので、栄養補給よりも艶出しを目的に購入するのがおすすめです。
こちらの方もレーダーフレーゲクリームは艶出しワックスとして使用されていました。
レーダーフレーゲクリームを使っているほとんどの方が、汚れ落としと栄養補給ができるレーダーオイルと組み合わせて使われていました。
この2つの相性はかなり良さそうですね♪
【Q&A】レーダーフレーゲクリームについての質問
ここでは、レーダーフレーゲクリームについてよくある質問をまとめました。
どんな種類の革に使えますか?コードバンにも使える?
表革の革なら使用可能です。
[qa-box01 title=”表革(おもてがわ)とは?”]
表革とは、革の毛が生えている面のことで、艶感があり滑らかな触り心地が特徴の素材です。銀面(ぎんめん)とも呼ばれます。表革の反対の面を裏革(うらがわ)と呼びます。[/qa-box01]
紳士靴として人気の高い本革(スムースレザー)や、コードバンにも使えます。
しかし、スエードやヌバックなどの起毛素材や、エナメル・爬虫類革などの特殊な革には使用できないので注意しましょう。
靴の素材が分からない場合は、購入店に問い合わせましょう!
塗った後に白くなっちゃった!どうすればいい?
時間が経つとレーダーフレーゲクリームの蝋分が固まり、革の表面が白っぽくなります。
豚毛ブラシでブラッシングすれば除去できますが、時間が経ってしまうと除去できない場合も…。
そういう場合は、クリーナーや、レーダーオイルなどクリームを除去する道具を使って一度落としてあげましょう。
レーダーフレーゲクリームはどうやって保存すればいい?
保管は、直射日光の当たらない涼しいところがおすすめです。
気温が低いと容器の中でクリームが固まり、出にくくなることがあります。
そういう時は、一旦温かいところにおいてから使いましょう。
タピールってどんなブランド?
TAPIR(タピール)は、1983年ドイツにて創業者ボードー氏が設立した皮革ケアブランドのこと。
天然由来の成分のみで作られているワックスを見つけられず、友人たちと理想のワックスを作り始めたのが始まりと言われています。
最良のワックスを研究していくうちに「天然素材だけにこだわる事が皮革に最良のケアになる」という結論に辿り着き、天然由来のみで作られたシューケアグッズを開発し、世界中から愛されるブランドに成長しました。
【まとめ】レーダーフレーゲクリームは革に優しい自然由来のクリーム
本記事では、レーダーフレーゲクリームの成分&使い方を解説しました。
タピールの商品は、靴に負担をかけずにお手入れできるのが最大の魅力ですね。
レーダーフレーゲクリームも、靴に負担をかけず艶を出せるおすすめのシューケアグッズ。
気になっている方は、是非試してみて下さい。
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