
TAPIR(タピール)レザーソールオイル!プロもおすすめする道具の使い方とは?

- レザーソールは手入れ方法が分からない
- 色々種類があったどれを選べばいいの?
- おすすめの道具があったら教えて!
靴の表面(アッパー)は定期的に手入れをしているけど、靴底(ソール)に関しては全く手入れをしていないという方が多いのではないでしょうか?
ソールの手入れは軽視されがちですが、ソールの手入れ専用の道具が販売されている事からも分かるように手入れを行うべき重要なパーツの1つ。
ただ、たくさん種類があってどの商品を選べばいいのか分からなくなってしまいます。
そんな方におすすめしたいのがTAPIRの「レザーソールオイル」です。
ソール用の手入れ道具は様々なブランドから販売されていますが、靴への負担を考えているならTAPIRの商品一択です。
今回のブログではTAPIRのレザーソールオイルの魅力について紹介させて頂きます。
このブログをご覧いただければ以下の内容をご理解頂けます。
- TAPIRってどんなブランド?
- レザーソールオイルの特徴
- レザーソールの手入れ方法
自分も色々なブランドのソール用の手入れ道具を試してきましたが、現在はTAPIRのレザーソールオイルをメインに使用しています。
レザーソールオイルの魅力を詳しく解説させて頂きますので是非、最後までご覧ください。
TAPIR(タピール)とはどんなブランド?


TAPIRってどんなブランドなの?
TAPIRとは1983年にドイツで設立された皮革ケア用品を製造している企業の事です。
TAPIRの最大の魅力は「天然由来の成分にこだわっている事」。
石油系のワックスや有機溶剤は使用せず、また植物系の原料は、遺伝子組み替えされていない有機栽培されたものに限る徹底ぶりです。

靴に使用されている動物の皮革も天然のものなので、できるだけ天然由来の優しい成分で手入れをしたいと考えている人が増え、非常に注目されているブランドです!
TAPIRの魅力やこだわり、おすすめの道具に関してはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。

TAPIR(タピール) レザーソールオイル
レザーソールオイルの特徴について詳しく見ていきましょう。
商品名 | レザーソールオイル |
容量 | 100ml |
金額 | ¥2,600 + tax |
原料 | 亜麻仁油、植物性テレピンオイル、酢 |
種類 | 底革用オイル |
原料は先程紹介した通り、革に優しい成分のみで構成されています。
亜麻仁油
亜麻の種子から精製される油で、革の奥まで浸透して革を保護する役割があります。
TAPIRの商品の中でも、亜麻仁油が使用されているのはレザーソールオイルのみで地面と接する分ダメージが大きいレザーソールの手入れに適したチョイスと言えます。
植物性テレピンオイル
オレンジの皮を蒸留して作った天然の溶剤。
蝋分を溶かしてペースト状にしたり、他の成分と混ざりやすくする効果があります。
レザーソールオイルは柑橘類の香りがしますが、この植物性テレピンオイルによるものです。商品ラベルには販売時期によって「植物性テレピンオイル」ではなく「オレンジテレピンオイル」と表記されている場合があります。
酢
お酢には除菌・抗菌作用があります。
濡れた路面を歩いたりカビが発生しやすいレザーソールオイルならでは。
他のブランドのソールケア用品の場合は防カビ剤が含まれている事が多いのですがレザーソールオイルの場合はお酢がその役割を果たしています。
価格は100mlで2,600円でBoot Blackから販売されているレザーソールコンディショナーは同じ容量で1,000円程安く販売されています。
比較してみると価格が高めに設定されている事が分かります。

TAPIRの売りでもある「皮革に優しい成分」にこだわるか「価格」にこだわるかで選ぶ道具が変わってくるね!
レザーソールオイルの使い方
次に実際にレザーソールを手入れする手順を確認していきましょう。

そもそもレザーソールっ手入れしないといけないの?
レザーソールを手入れする目的は大きく2つあります。
- ソールの柔軟性UP
- ソールの耐久性UP
レザーソールは革で作られているので手入れを怠ると革が固くなり反りが悪く歩きづらい・ひび割れ等のトラブルに繋がります。
また、先程も紹介した通り地面に直接接する部分でもあるので汚れ・カビなどからソールを守る必要があります。

ソールの手入れをする事でこうしたトラブルから守ってくれるという訳ですね。
レザーソールのメリットやデメリット、手入れの頻度についてはこちらのブログで詳しく紹介していますので併せてご覧ください。

使用する道具

- 馬毛ブラシ or タワシ
- レザーソールオイル
- 布
- レザースティック
表面の汚れを払い落す

まず最初に靴の表面に付着した汚れを払い落とします。
ソールの表面には砂やホコリ等の汚れが付着しているので馬毛ブラシでブラッシングをして簡単に払い落とします。
砂利が食い込んでいたり、ガムなどの異物がついている場合にはタワシを使って落とします。

レザーソールがあまり汚れていない場合や汚れがあまり気にならないという方は省略してもOkです!
レザーソールオイルを塗る
表面の汚れ落としが終わったら次にレザーソールオイルを塗っていきます。
レザーソールオイルはそのままの状態で使用すると容器の中で成分が2層に分離しているので、使う前にはしっかりと容器を振って成分を混ぜ合わせてから使うようにしましょう。

布を指に巻き付けてレザーソールオイルを少量のせます。
一回に使う量は布を容器の口に当てて逆さにして布に付いた量でOKです。

つけ過ぎてしまうとシミやカビの原因になってしまう事があるので注意しましょう。

どの手入れをする時も一緒で少量ずつ取って足りなくなったら付け足すようにしよう!
今回は布に取って塗り広げますがペネトレイトブラシの様なブラシで塗り広げる方法もおすすめです。
塗る時のポイントは同じ部分でこねるのではなく、手早く全体に塗り広げる事。
油分が多いレザーソールオイルは浸透するスピードが早いので同じ箇所を塗り続けていると油分が浸透し過ぎてしまいます。
塗る時は薄く全体に塗り広げるイメージでササっと仕上げましょう。


塗り過ぎてしまったと感じた場合は綺麗な布で余分な量を拭き取ればOKです!
時間を置く

レザーソールオイルを浸透させるために塗り終わったらレザーソールが床に触れない様にして少し時間を置きます。
塗った直後はべた付きがあったり、油分が浸透しているのでレザーソールの色が濃くなります。

レザーソールオイルが浸透するとべた付きが無くなるからそれが完了の合図です!
分かりづらい場合はレザーソールの状況にもよりますが3時間~半日程置くようにすればOKです。
レザースティックでソールをならす

最後にレザースティックをレザーソール全体に強く押し当てます。
レザーソールオイルを入れたソールは油分が入っている為、柔らかくなっているので、その状態のまま履くと傷が入りやすかったり小石や砂利が食い込みやすい状態です。
レザースティックを強く押し当てる事で革の繊維を引き締める事ができ、レザーソールを傷から守る事ができます。

レザースティックを押し当てる時は痕が残るくらい強く押し当てます!

左半分がレザースティックを押し当てて、右半分がレザーソールオイルを塗っただけの状態です。
レザースティックで圧をかけた方がソールの繊維が引き締まり、毛羽立ちが収まっているのが分かると思います。
こうしたひと手間を加える事でレザーソールが長持ちするようになりますので是非、試してみて下さい。
レザースティックが高くて手を出せないという方は同じ水牛の角で作られている「かっさ棒」がおすすめです。
プロの靴磨き職人の方も愛用しているくらいレザースティックと遜色のないものです。
レザースティックやかっさ棒の使い方に関してはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。

まとめ
今回はTAPIRのレザーソールオイルについて紹介させて頂きました。
レザーソールは他の部分と比べると手入れを怠ってしまいがちな部分になりますが、定期的に手入れをする事で履き心地が良くなるだけではなく、修理の頻度を減らす事にも繋がるので長い目で見るとコスパが良くなります。
TAPIRのレザーソールオイルは価格が他の商品と比べると比較的に高めに設定されていますが、使いやすく素晴らしい成分で構成されているのでベストとは言えませんがどんな方にもおすすめできる商品です。
気になった方は是非、チェックしてみて下さい。
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