Raymar(レイマー)レインシリーズをレビュー!2年間履いた感想!
- 今、話題のレイマーの靴が気になる
- レイマーの雨の日用の「レインシリーズ」ってどんな靴?
- 実際に履いた感想が気になる
今回の記事では、低価格・高品質で話題のRaymar(※以後レイマー)から雨の日に履ける『レインシリーズ』を紹介させて頂きます。
購入してから約2年が経過しましたので2年経過しましたので履いてみての感想や手入れ方法についても紹介していきたいと思います。
この記事をご覧いただければ以下の事がご理解いただけます。
- レインシリーズとは?
- 2年間履いてみての感想
- 手入れ方法
レイマーの靴はこれまで3足購入してきましたがどれも本当におすすめできる靴です。「雨用の靴が欲しい」、「レイマーの靴が気になる」という方の背中を押せる内容になっておりますので是非、最後までご覧ください。
1000件以上のレビューで総合評価「4.96」!
Raymar(レイマー)のレインシリーズをレビュー
レイマーとは静岡県焼津市の(有)サンレイが展開する靴ブランドの事です。
『品質の高さと価格の安さ』で非常に注目を集めているブランドです。徹底的にコストカットを行い品質を落とさずに驚きの価格を実現しています。
レイマーについてはこちらのブログで詳しく紹介してありますので併せてチェックしてみて下さい。
前回はカスケードというモデルを紹介させて頂きましたが、今回はレインシリーズについて紹介します。
形状 | 外羽根パンチドキャップトゥ |
---|---|
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
革 | 甲:牛革(シボ革)、中敷き:牛革 キャメル 全敷き |
靴底 | ゴム底 Vibram ソール |
価格 | 18,800円(税込) |
レインシリーズとは名前の通り、雨の日の使用を想定して作られた靴になります。
シボ革を使用
雨に強いと言われているシボ革をアッパーに使用しているので雨の日に使ってもシミになりにくいです。
シボ革とは表面が凹凸で覆われている革の事です。薬品や熱によって革を収縮させたものになります。
一般的に使われている革よりも雨に強いとされていて水濡れによるトラブルが起きにくいとされています。
ただし、公式サイトの説明文にも記載されていますが「完全防水」ではないのでその点は注意が必要です。
また、雨に強い素材ですが濡れたまま放置してもOKという訳ではないので靴がグッショリ濡れてしまった時はクリームを入れて乾燥しないようにケアをする必要があります。
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤーウェルテッド製法とも呼びます。
高級紳士靴で採用されている製法の事で、靴底がすり減ってきた場合でも交換する事が可能なので靴を丁寧に扱っていれば半永久的に履き続ける事ができます。
また、グッドイヤーウェルト製法は雨用の靴に適しています。
他の製法では靴の表面部分(アッパー)と靴底部分(ソール)を直接縫い付けたり、接着剤で貼り付ける方法があるのですが縫い目部分から水が染み込んできたり、耐久性に問題があったりして雨の日用の靴には向いていないと言われています。
グッドイヤーウェルト製法は靴底をウエルトと呼ばれる外付けのパーツ部分に縫い付けています。直接アッパー部分に縫い付けているわけではないので靴底から水が染みてきてしまう心配がないので雨用の靴に適していると言われています。
Vibram(ビブラム)ソール
ソールはVibram(※以後ビブラム)社のゴムソールを採用しています。
ビブラム社とはイタリアのメーカーの事で、同社のビブラムソールはグリップ力と安全性の高さで雨用の靴や登山靴に採用されています。
レザーソールでは気をつけなければならない濡れたマンホールや大理石の床などでもゴムソールのおかげで全く滑らず、ゴムなので水に濡れてしまっても全く問題ありません。
中敷きが全敷き
通常の靴の場合、中敷きはカカト部分~土踏まずの辺りまでしか入っていませんがレインシリーズは中敷きがつま先まで入っている全敷きになっています。
その理由について説明欄に記載されていました。
レインシリーズは万が一本底面から浸水した場合に備え、足が濡れない様全敷き(フルソック)を採用しております。
出典 Raymar
万が一の事を考えて、底の部分から水が染みてきても靴の内部が濡れない様に考えられています。
ビブラムソールなので底から濡れてくる事はほとんどありませんが、アッパーとソールの縫い目部分から浸水してくる可能性はあるのでそこまで考え抜いてのフルソックの採用という事なんですね。
また、中敷きにクッションがつけられていてビブラムソールと相まって弾むような履き心地になっています。
2年間履いてみての感想
次にレインシリーズを2年間履いてみての感想を紹介します。今回は以下の3つに絞って紹介します。
- フルソックだと滑る
- 雨の日用に最適
- 傷が目立ちにくい
順番に解説していきます。
フルソックなので滑る
先ほど紹介した通りフルソックを採用しているレインシリーズですが最初のうちはとにかく滑ります。
フルソックの場合、ハーフソックと違い甲の部分の圧迫感が違うとの話を伺っていたのでハーフサイズアップして27cmを購入したのもありましたが歩く度に足が滑ってしまい購入当初は戸惑った記憶があります。
履き込んでいく内に足に馴染んできてその様な事はなくなりましたが履き始めはとにかく違和感がありました。
他のメーカーのインソールは分かりませんが、レイマーのインソールには革の下に厚さs2mmほどのクッションが貼り付けられています。
普段の革靴と同じ様に馴染んでからフィットするサイズで購入すると普段以上に圧迫感があるのでその点も考慮してサイズを選んだ方がいいでしょう。
ただ、自分が購入したのは外羽根式で内羽根式よりも甲の部分が調整できるのでジャストサイズで購入してもよかったかもしれません。
雨の日用はこれ一択
レインシリーズを購入するまで雨の日用の靴はスエードの靴とガラスレザーの2種類の靴で回していました。
どちらも大きな問題はなかったのですが、スエードの靴は防水スプレーを吹きかけているとはいえ雨が強い日に履くのは心配ですしガラスレザーの靴は濡れた床で滑った事があったので少し不安がありました。
レインシリーズを履いてみると雨の日に履いて水に濡れてしまっても全く問題ありませんでしたし、ガラスレザーの時は用心して歩いていた所も安心して歩けるようになりました。
ビブラムソールの靴を購入するのは初めてだったのですがグリップ力の高さに驚かされました。「今後、雨の日用の靴を購入する場合は絶対にビブラムソールの靴にしよう」と決めています。
商品説明欄には「完全防水ではありません」と記載されていましたが、何度か土砂降りの中で使用した事がありますが水が染みてきてしまう事は一度もありませんでした。
使いやすさ、手入れのしやすさ、歩行時の安心感などの理由で現在は雨の日の靴はこの靴一択の状態です。
傷が目立ちにくい
購入時には全く意識していなかったのですが、シボ革は傷が目立ちにくいです。
色がダークブラウンという暗めの色という事も影響していると思いますが表面が凹凸で覆われているので不意にぶつけてしまっても傷がほとんど目立ちません。
鏡面磨きで仕上げた靴は少しぶつけただけで傷が残ってしまいますが、シボ革なら軽くぶつけた程度ならほとんど気にならないのでこの点も購入してみて良かったポイントです。
レインシリーズの手入れ方法
最後にレインシリーズの手入れ方法について紹介させて頂きます。
使用する道具
馬毛ブラシ、豚毛ブラシ、クリーナー、靴クリーム、布
詳しい手順についてはこちらのブログをご覧ください。
こちらのブログではワックスを使った鏡面磨きまでの手順を紹介していますが、レインシリーズを手入れする時は鏡面磨きの工程を省略しています。
理由は2つあります。
- シボ革なので鏡面にするまで時間がかかる
- 元々、水濡れや汚れに強い
シボ革は表面が無数の凹凸で覆われているので鏡面磨きを行うと非常に時間がかかります。
鏡面磨きは表面を平らにならす事から始めるのですが凹凸がある分ベースを仕上げるのに普段以上に時間をかける必要があります。シボ革特有の表情を消してしまいたくないのでつま先部分を鏡面に仕上げないようにしています。
またワックスを塗る目的として「傷や水濡れ・汚れから靴を守る」という目的がありますがシボ革は元々水濡れに強く、傷も目立ちにくいという理由から自分はクリームのみで仕上げるようにしています。
雨に濡れるので使った方がいいとされていますが自分の場合は履いていて水を弾いていて中に浸透していないという印象があるので使用していません。
まとめ
今回はRaymarのレインシリーズについて紹介させて頂きました。
ハンドソーンウェルテッド製法の靴が4万円以下で購入できるのも魅力的ですが、グッドイヤーウェルト製法でこれだけこだわりの詰まっていてしっかりと作られた靴が2万円以下で購入できるというのは非常に魅力的だと思います。
まだ、晴れの日も雨の日も同じ靴を履いているという方は雨用の靴を検討してみてはいかがでしょうか?
1000件以上のレビューで総合評価「4.96」!
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