
【革靴】おすすめの豚毛ブラシ&正しい使い方を靴磨き歴7年の私が徹底解説!

- 豚毛ブラシってどうやって使うの?
- 高いブラシと安いブラシはどっちがいいの?
- ブラシを選ぶ時に気をつけるべきポイントは?
豚毛ブラシを買ってみたけど使い方が合っているのか分からない、購入を検討しているけどどんなブラシがいいのか種類が多く値段にもばらつきがあるのでどれが自分に合っているのか分かりづらいです。
私も、靴磨きを始めた当初は100均のブラシを購入してみたりAmazonでレビューが高い商品を購入したり、逆に値段で選んで大失敗をする事がありました。
しかし、様々なブラシを試してみる事で自分に合ったブラシを見つける事ができました。
- 豚毛ブラシの特徴・使い方
- ブラシを選ぶ時のポイント・注意点
- オススメのブラシ、ブラシは何本持つべきなのか?
今回のブログをご覧いただければ次の内容をご理解頂けます。
豚毛ブラシの使い方を理解して使い込んでいけば今よりも簡単に綺麗に靴を仕上げる事ができるようになりますので是非、最後までご覧ください。
『豚毛ブラシ』とは?特徴&使い方

革靴を長く履き続ける為になくてはならない物が「靴ブラシ」です。手入れの基本は靴ブラシを使ったブラッシングとも言われており、数ある手入れ道具の中でも必須の道具だと言えます。
ブラッシングを行う目的は大きく分けて3つあります。
- 汚れ落とし
- 靴クリームを浸透させる
- 艶出し
ただ一本で3つの作業をまとめて行えないので、それぞれの工程ごとにブラシを使い分ける必要があります。
靴の表面についた汚れを払い落す時には「馬毛ブラシ」、靴全体に艶を出したい時には「山羊毛ブラシ」を使い「②靴クリームを浸透させる」際に使用するブラシが「豚毛ブラシ」です。
豚毛ブラシはその名前の通り『豚毛を使用して作られたブラシ』の事です

簡単にそれぞれのブラシの特徴を「毛の固さ」「コシの強さ」「使用目的」に分けてまとめてみました。
| 毛の固さ | コシの強さ | 使用目的 | |
| 馬毛ブラシ | 普通 | 普通 | 汚れ落とし |
| 豚毛ブラシ | 固い | 強い | 靴クリームを伸ばす |
| 山羊毛ブラシ | 柔らかい | 弱い | 仕上げ用 |
こうしてまとめてみるとそれぞれのブラシごとの違いがお分かり頂けると思います。
馬毛ブラシと山羊毛ブラシの特徴や使い方については別のブログで紹介いるので、気になる方はチェックしてみて下さい。
> 馬毛ブラシの特徴&使い方をチェック
> 山羊毛ブラシの特徴&使い方をチェック

違いはなんとなく分かったけど、豚毛ブラシはどんなブラシなの?
豚毛ブラシの最大の特徴は「毛の固さ」と「コシの強さ」。
先程の「馬毛ブラシ」や「山羊毛ブラシ」と比較した表で、断トツに毛が固くコシが強いということが分かります。
なぜ靴磨きでここまで固い毛のブラシを使う必要があるのでしょうか?
逆に固い毛をブラシを使うと靴に傷つけてしまうと、心配される方も多いと思います。

固い毛のブラシが必要な理由は靴クリームや、ワックスの成分に関係があります。
靴磨きで使用する靴クリームやワックスの成分を図にしてみました。

靴クリームとワックスはメーカーごとに細かい違いはありますが、主に「油脂」「蝋分」「有機溶剤」の3種類の成分で作られています。
成分の大半を占める「油脂」や「蝋分」は伸びが悪く、粘り気もあるのでコシの弱いブラシではクリームの伸びの悪さに負けてしまい全体に塗り広げることができません。

コシの弱い馬毛や山羊毛では不向きなんですね!
そんな時に活躍するのが毛質が固く、コシの強い豚毛ブラシ。豚毛ブラシにはコシの強さを活かす為の工夫が施されています。

画像の上のブラシが豚毛ブラシ、下のブラシが馬毛ブラシです。
2つのブラシを比較してみると馬毛ブラシの方は持ち手部分が見えないくらい毛の密度が詰まっているのに対して、豚毛ブラシの方は少しずつ隙間が空いているのが分かりますね。

あえて毛の束ごとの隙間を空けて植え付けられているとのこと。
少し感覚を空けて植え付ける事でブラッシングをした時に、豚毛の束ごとのしなりが良くなるので伸びの悪い靴クリームに負けることなく靴全体に塗り広げられます。
クリームを馴染ませるだけではなく、表面に残った余分な靴クリームを弾き落としてくれます。

もちろん毛の固さは靴に傷がつかない程度の固さになっているので安心です。
汚れを払い落とす「馬毛ブラシ」と同様に、靴クリームを塗り広げる「豚毛ブラシ」は靴磨きの必須アイテムと言えます。
豚毛を使用したコンパクトなブラシ

豚毛ブラシの他にも豚毛を使用した次のようなブラシがあります。
- ペネトレイトブラシ
- 竹ブラシ
ネトレイトブラシ
ペネトレイトブラシはくびれがついた持ち手が特徴的な、親指暗いの大きさの非常にコンパクトなブラシです。
毛先には豚毛が使われていて、豚毛ブラシと同様にコシの強さあります。

ペネトレイトブラシは靴クリームを革靴に塗る際に使用します。

コンパクトな造りになっているので、靴クリームの容器の口からそのままクリームをとることができます。

なんでわざわざこのブラシを使うの?
ペネトレイトブラシを使用することで、次のようなメリットがあります。
- 指を汚さずに靴クリームが濡れる
- 細かい部分にもクリームを塗る事ができる
ペネトレイトブラシを使う事で、指先を汚さずに靴クリームを塗る事ができます。
私は靴クリームは直接塗り込む派なのですが、手入れが終わった後に指先が汚れてしまい綺麗に落とすまでに結構な時間がかかります。
ペネトレイトブラシを使えば直接靴クリームに触れないので、指先を汚さずに手入れすることができます。

細かい部分の手入れにも最適です。
靴のには「アッパーとコバの間」などパーツごとのつなぎ目や縫い目、「メダリオン」と呼ばれる穴飾りなど細かい装飾が施されている靴があります。


こうした細かい部分に指で靴クリームを塗り込むのは非常に困難です。そのような細かい部分の作業に適しているのがペネトレイトブラシです。

指を汚さずに細かい部分の手入れに適してるなんて最高の道具だね!
デメリットとしてペネトレイトブラシは毛先に直接靴クリームをつけるブラシなので、靴クリームの色ごとにブラシを揃える必要があります。
また毛先に余分なクリームが残って固くなってしまうことがあるので定期的に手入れをする必要があります。
ペネトレイトブラシの使い方や手入れ方法については、こちらのブログをご覧ください。

竹ブラシ
竹ブラシは持ち手部分に「竹」を使用した歯ブラシのような形をしたブラシです。
シュータンの付け根やアッパーとコバの間など、ブラッシング用のブラシでは大きくて届きづらい部分をピンポイントで手入れする事ができます。
一本あたりの単価が安いので、靴クリームの色ごとに竹ブラシを揃えても懐に優しいのも嬉しいですね。

もちろんペネトレイトブラシのような使い方もできます。
ペネトレイトブラシと同様に小回りが利くブラシですが、容器から靴クリームを取り出す際には柄の部分にクリームが付着してしまったりして使いづらさを感じることがあります。
個人的には靴クリームを塗布する時にはペネトレイトブラシ、細かい部分のブラッシングに竹ブラシと使い分けるのがおすすめです。
豚毛ブラシの役割

靴の手入れで豚毛ブラシを使用する理由は大きく3つあります。
順番に解説していきます。
表面の余分なクリームを弾き落とす

靴クリームは指やペネトレイトブラシで使用して、ムラにならないように少量ずつとって靴全体に薄く塗り広げますが均等に塗り広げるのには限界があります。
また革靴に塗った靴クリームは、全てが革に浸透するわけではありません。靴クリームの量が多かったり吸収しきれなかったクリームは、革に浸透せずそのまま表面に残ってしまいます。

表面に載った靴クリームは細菌の栄養源になり、放置するとカビ等の靴トラブルに繋がってしまいます。

靴クリームを塗ったらOKって訳じゃないんだね。
そこで活躍するのが豚毛ブラシです。
豚毛ブラシでブラッシングをすると表面に残った靴クリームを更に薄く伸ばして靴全体になじませ、浸透しきれなかった余分な靴クリームを弾き落としてくれます。

靴クリームを塗り過ぎてしまった場合も、豚毛ブラシを使う事でリカバリーする事ができます。
豚毛ブラシでブラッシングを行った後に綺麗な布で靴の表面を乾拭きすれば、余分なクリームを残さずに仕上げる事ができます。
豚毛ブラシを使用せずに布で余分なクリームを拭き取ろうとすると、表面に残っているクリームの量が多いのでべた付きが強く時間がかかります。
布だけでも表面に残った余分なクリームを拭き取ることはできますが、作業効率を考えると豚毛ブラシを使用するのがおすすめです。

靴クリームを塗ったら豚毛ブラシでのブラッシングは必須なんだね!
靴クリームを浸透させる

ブラシの中でも固さのある豚毛ブラシですが、ブラッシングを行う際には「ザッ、ザッ」と音が鳴るくらい激しくブラッシングを行います。

自分も初めて見た時には靴に傷が残ってしまわないか心配になりました。
ここまで強くブラッシングをする理由が『摩擦熱で靴クリームの成分を浸透させる為』です。
靴クリームを塗る時に指先の体温で温めながら塗った方が、よりクリームの成分が浸透しやすいという事を聞いた事がありませんか?
これと同じ理由でブラッシングをする際に素早くブラシを動かす事で発生する摩擦熱を利用し、クリームを温めて成分が革に浸透する手助けをします。

Youtubeで見てもみんな豚毛ブラシは結構激しく動かしてるもんね!
豚毛ブラシでブラッシングをする時は、塗ったクリームを靴に押し込むように力強くかつ素早くブラッシングをしていきます。
こちらの動画(1:13~)をご覧いただくと分かりますが、靴に傷がついてしまうのではないかというくらいの強さでブラッシングをしていきます。

心配な場合はメーカーや店頭のスタッフの方に聞いてみてから使用して下さい。
革のマッサージ

固さのある豚毛ブラシでブラッシングを行う事で「革をマッサージする」効果があります。
馬毛ブラシや山羊毛ブラシは力を入れずにブラッシングする事が重要ですが、豚毛ブラシの場合は反対にかなり力を入れてブラッシングしてあげましょう。

こうする事で革をマッサージすることができ、靴が柔らかくなります。
コシの強い豚毛ブラシならではの役割ですね。
他のブラシでは毛足の長いブラシが販売されていますが、豚毛ブラシでは毛足が短いブラシしか販売されていないのはこうした理由も考えられます。
マッサージをする事でクリームが浸透しやすくなるだけではなく、革が柔らかくなり履き心地が向上するので試してみて下さい。

レザージャケットも揉み解すと若干柔らかくなるもんね!
豚毛ブラシを使うタイミング&使い方

豚毛ブラシの使用するタイミングや、ブラッシングを行う際のポイントについて紹介します。
豚毛ブラシを使うタイミング

豚毛ブラシを使用するタイミングは「靴クリームを塗った後」に使用します。
靴クリームを均一に塗り広げる為に使用するので、基本的には靴クリームを塗る→豚毛ブラシでブラッシングをするという順番で覚えておきましょう。

手入れの工程を簡単にまとめました。

手入れの工程を大きく分けると「汚れ落とし」「栄養補給」「仕上げ」の3つの工程に分けられます。
更にそれぞれの工程を細かく分けると次のようになります。
- 馬毛ブラシで汚れ落とし
- クリーナーで汚れ落とし
- 靴クリームで栄養補給
- 豚毛ブラシでブラッシング
- ワックスで仕上げ
- 山羊毛ブラシでブラッシング
豚毛ブラシは④の工程で使用します。

ホントだ!靴クリームを使った後に使うんだね!
豚毛ブラシは基本的にこのタイミング以外で使うことはないので、靴クリームとセットで使うと覚えておきましょう。
その他の靴磨きの手順についてはこちらのブログで詳しく紹介しておりますので、併せてご覧ください。

豚毛ブラシの使い方

豚毛ブラシを使う際のポイントは大きく分けて3つあります。
- ブラシを大きく動かしてブラッシングする
- ブラシを靴に押しつけるように力を入れてブラッシング
- 履きジワの向きに合わせてブラッシング
豚毛ブラシでブラッシングを行う時には、ブラシを大きく素早く動かしてブラッシングしましょう。
毛質の固いブラシになるので靴を傷つけないように優しくブラッシングしたくなる方も多いと思います。

豚毛ブラシを使う目的は「余分なクリームを弾く」、「クリームを馴染ませる」ことです!
優しくブラッシングをしてしまうと表面に残った余分な靴クリームを弾くことができません。
またブラッシングによってクリームを温めて、成分の浸透を助けることもできなくなってしまいます。
単に横に素早く動かすだけでなく、靴にブラシを押しつけるようにして力を入れてブラッシングするのがポイントです。
ブラシを押しつけるように擦ることでよりクリームが温められます。

表面を擦るよりも押し込むように心がけてみましょう!
ブラシを押し当ててブラッシングする事で革のマッサージを行いながら、クリームの浸透を助けることができます。
豚毛ブラシは靴クリームを全体に伸ばす事が目的なので、靴全体を漏れが無いようにブラッシングしましょう。
特にパーツごとの縫い目の部分や、アッパーとゴバの間のような細かい部分はブラシが届きにくく忘れてしまいがちなので入念にブラッシングします。


やりにくいと思ったら「竹ブラシ」のような細かいブラシを使ってみよう!
シワが入っている部分はシワの向きに沿ってブラッシングをするようにしましょう。
シワの向きに対して垂直にブラシを動かすよりも、ブラシとシワの向きを揃える事でクリームの成分をシワの奥まで浸透させる事ができます。

ちょっとしたひと手間ですが意識してみて下さい!
ブラシを大きく繰り返し動かす事でムラなく仕上げる事ができます。

靴クリームには蝋分が含まれているから、豚毛ブラシでブラッシングをする事で艶が出てくるよ。
豚毛ブラシは靴クリームの色ごとに揃える

豚毛ブラシを使用する際に注意すべき点は「靴クリームの色ごとに豚毛ブラシを揃える」という事です。
これは、豚毛ブラシの毛先についたクリームの色が移ってしまう事を防ぐ為です。

色が移るってどういうこと?
手入れ手順で紹介した通り、豚毛ブラシは靴クリームを塗った直後に使用するブラシです。

靴表面に残った靴クリームに直接触れる事になるので、クリームが毛先にそのまま付着してしまいます。

上の画像の豚毛ブラシは上から順番に「コニャック」、「ライトブラウン」、「ダークブラウン」、「ブラック」の靴クリームに使用しているものです。

ブラシごとに毛先の色が違うね!
黒の靴クリーム用のブラシで茶色の靴をブラッシングすると、黒いクリームが茶色い靴にのってしまいます。
一度誤って使ったくらいでは急激に見た目が変わってしまうという事はありませんが、手入れを繰り返し行っていくと少しずつ色が変わってきてしまいます。

更に他の色の靴クリームもブラッシングしてたらすごい事になりそう・・・。
あえて別の色の靴クリームがついた豚毛ブラシを使用して色を着色させるテクニックがあるくらいなので、豚毛ブラシの着色力を甘く考えていると後々後悔する事になります。
豚毛ブラシを育てるとは?

『豚毛ブラシは直接クリームに触るので毛先にクリームが残る』と解説しました。
靴クリームを塗ってからブラッシングをするので、豚毛ブラシは使えば使うほどブラシの毛先に靴クリームの成分が吸着していきます。

このことを「ブラシが育つ」と表現します。
ブラシが育つと次のようなメリットがあります。
- 艶が出やすくなる
- ブラッシングだけで補色ができる
靴クリームには蝋分が含まれている物が多く、豚毛ブラシの毛先にも蝋が残ります。
そのためブラシが育ってくるとブラッシングをしてから艶が出るまでの時間が短くなったり、靴クリームを使わなくてもブラッシングをするだけで光沢を出すことができるようになります。

簡単に艶が出るようになるのはすごいね!
また色付きのクリームを使って育てた豚毛ブラシなら、ブラッシングだけで補色することもできます。
ぶつけてしまったり傷がついてしまって色が剥げてしまった部分も、ブラッシングをするだけで補色して目立たなくする事も。
ちょっとした傷だったら豚毛ブラシだけで目立たなくさせることができます。

あえて濃い色のブラシを使えばグラデーションをつけることもできます。
上級者向けのテクニックになりますが、靴のカラーよりも濃い色のブラシでブラッシングをして濃い色のワックスを使うことでアンティーク調に仕上げることができます。
このテクニックを行う際も育っているブラシを使うと効率よく仕上げることができます。

豚毛ブラシの選び方!おすすめの商品は?

ここでは豚毛ブラシを選ぶ時のポイントを3つにまとめてみました。
これからブラシの購入を検討されている方は、参考にしてみて下さい。
- シューケアブランドのブラシ
- ブラシの毛の色が白系のブラシ
- 毛の密度があり、長さが2cm以上
順番に解説していきます。
シューケアブランドのブラシ


そもそも豚毛ブラシってなんであんなに値段がバラバラなの?
『使用されている素材』など様々な要因が挙げられますが、一番大きなポイントが豚毛の植え込み作業を「機械」で行うか「人の手」で行うかという違いです。
豚毛を機械で植えた場合と、人の手で植えた場合にどのような違いがあるのか簡単にまとめてみました。
| 抜けにくさ | 価格 | |
| 手植え | 抜けにくい | 高い |
| 機械 | 抜けやすい | 安い |
機械で植えた場合は自動で毛を植え付けてくれるので、大量に生産することができるのでブラシの価格を抑えることができます。
ただブラシに使用される豚毛は天然素材であるため、1本ごとに微妙な違いがあり同じように植え付けても毛が抜け落ちてしまうことがあります。

特に仕上げで使う山羊毛ブラシは機械植えのものは、毛が抜け落ちやすいと言われています。
山羊毛ブラシほどではありませんが豚毛ブラシも毛が抜け落ちやすく、特に機械で毛を植えたものは毛が抜けやすいと言われています。

毛が数本じゃなくて、束で抜けちゃった事もあるって聞いた事があるよ・・・。
豚毛ブラシは使い込むほどに育っていくと紹介しました。
使いこんで育てたブラシも、毛が抜け落ちてしまって毛量が少なくなってしまったら元も子もありません。
職人が1つ1つ手作業で植え付けたブラシは細かい調整がきくので、機械で植えたブラシと比べると毛が抜け落ちにくいです。
しかし手作りのブラシは丁寧に作られていますが人件費がかかっているので、その分ブラシの価格が高めに設定されています。

豚毛ブラシはクリームの色ごとに揃える必要があるので、高額なブラシを何本も購入するのは難しいですよね。
靴磨きで使う「馬毛」「豚毛」「山羊毛」の3種類のブラシの中で、豚毛ブラシは高額なものと安価なものとの価格差が出づらいブラシです。
なので、豚毛ブラシは安価なブラシで揃えるのがおすすめです。

選ぶ時の1つの目安として『シューケアブランドのブラシ』を選ぶようにしましょう!
シューケアブランドから販売されているブラシは企業努力等により価格が抑えられているだけではなく、年々ブラシの品質も向上してきています。
購入者のレビューを見てみても多少の毛の抜け落ちはありますが、高い評価を受けています。価格も1,000円以下で購入できる上質なブラシが揃っているので安心です。
ブラシを選ぶなら次のブランドがおすすめです。
- コロンブス
- M.モゥブレィ
- コロニル
シューケアブランドのブラシをおすすめする理由は、気に入った商品をリピート購入できる点です。
ノーブランドの商品などは気に入った商品があっても、同じ商品が見つからない可能性があります。
自分も以前に気に入ったブラシがあったので同じ商品を購入したのですが、全く違う商品が届いてしまった事がありました。

返品して新たにブラシを送ってもらいましたが、結局以前と違うブラシが届きました。
その点シューケアブランドのブラシなら商品名を検索すれば同じ商品を購入することができ、リピート購入する時に困らないというメリットも挙げられます。

色ごとに揃える必要がある豚毛ブラシとしては必須だね!
後ほどおすすめのブラシを紹介させて頂きます。
ブラシの毛の色が白系のブラシ

豚毛ブラシは毛先が白い毛のものがおすすめです。
毛先が白系のブラシなら毛先に靴クリームの色がのっているので、見た目だけででどの色のブラシか判別することができます。

毛先に靴クリームが残っちゃうって言ってたもんね!
豚毛ブラシは黒い毛のブラシも販売されていますが、毛先でクリームの色が判断できず持ち手に記入したりちょっとした工夫が必要になります。
使うブラシを判別しやすくなれば作業の効率が良くなり、間違えて別のブラシを使う事を防ぐ事ができます。

やっぱり毛先で判断できる方が効率がいいですね。
毛の密度があり、長さが2cm以上

ブラシは毛の量が多いものを選びましょう。

2つのブラシを比較してみましょう!
見て頂いて分かる通り上のブラシは上から見ると、毛の付け根部分が全く見えない程に毛が密集しています。
対して、下のブラシは毛が密集していないので持ち手部分の木が隙間から見えています。
ブラッシングの回数を増やす事でムラを少なくする事はできますが、時間がかかってしまい非効率ですね。
ブラシ選びに迷った時には、極力毛量の多いものを選ぶようにしましょう。
また毛量だけでなく、毛足の長さも重要なポイントです。

毛足の長さが短いと持ち手が靴に当たってしまい靴を傷つけたり、細かい部分のブラッシングの際に毛が奥まで届かないという事が考えられます。

毛の長さが最低でも2cm以上あるブラシがおすすめです。
おすすめの豚毛ブラシ


豚毛ブラシを買おうと思って調べてみたけど、色々なブラシが出てきて迷っちゃった。どのブラシを買えばいいのかな~?
そんな方の為におすすめの豚毛ブラシを3つに絞って紹介します。
様々な雑誌やブログ等でも紹介されている人気のブラシなので、迷っている方はこの中から選んでみて下さい。
- 【コロンブス】ジャーマンブラシ5
- 【荒川産業】豚毛ブラシ
- 【M.MOWBRAY 】プロホワイトブラシ
【コロンブス】ジャーマンブラシ5
『コロンブス』から販売されている豚毛ブラシです。
コロンブスは日本のシューケアグッズを販売する老舗ブランドの1つで、
毛の量も多く、ブラシのサイズも約135mm×40mmと大きすぎず小さすぎずどんな方でも扱いやすい大きさがポイントです。
持ち手部分は丈夫でありながら軽いブナ材が使用されており、ブラッシングをしていても疲れにくいです。
1本1,000円以下で購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力の1つです。

価格もお手頃だから、買い足す事の多い豚毛ブラシなので嬉しいよね!
コロンブスの商品は取り扱っている店舗が多いので、実際に手に取ってみてサイズ感や重さ確認できるのも大きなポイント。
「東急ハンズ」や「Loft」といった大型の雑貨店でも取り扱っているので足を運んでみて下さい。
【荒川産業】豚毛ブラシ
シューケアブランドではありませんが『荒川産業』の豚毛ブラシもおすすめです。荒川産業は2022年に創業130年を迎えた老舗ブランド。
ドイツで生産された高級豚毛100%使用した磨きやすい中型のブラシで、柄の部分は高級ブナ材を使用しています。
Amazonでは500件を超えるレビューがあり「4.3」の高評価を獲得していることから、品質の高さがうかがえます。

ブラシのサイズは17×5cmとコロンブスのジャーマンブラシと比べると少し大きめになるので、手の大きい男性におすすめです。
毛量共に問題なく毛先の色も「黒」と「白」の2色から選ぶことができます。

何よりも1本500円程で購入できる安さが魅力です。
【M.モゥブレィ 】 プロホワイトブラシ
『M.モゥブレィ』から販売されているプロ・ホワイトブラシもおすすめです。
M.モゥブレィもコロンブスと並んで日本を代表するシューケアグッズのブランドです。
こちらは天然の『豚毛』ではなく、人工的に作られた『ナイロン』を使用したブラシ。化学繊維を使用した「化繊ブラシ」として認知されています。

私も使用していて、おすすめのブラシです!
- 毛が抜けにくい
- 安価
- ブラシが大きい
豚毛と同等のコシの強さがあるので、豚毛ブラシの代用品として使用されている方が非常に多いです。
1番のメリットとして「抜け毛が全くない」ことが挙げられます。
豚毛は天然素材なので個体差があり、機械で植えると毛が抜け落ちやすいと紹介しました。
化繊ブラシは人工的に作られたナイロンの毛を使用しているので品質が一定で、常に同じ太さの毛を束ねて植えることができます。
太さが同じ毛を使用するので、機械で植えても毛が抜け落ちにくいという特徴があります。

自分も3年以上使っていますが毛が抜けた記憶はありません。
手植えのブラシのように抜け毛がほとんどないだけでなく、機械で植えているので価格も抑えられていて1.000円程で購入できます。

機械植えと手植えのいいとこ取りをしたブラシなんだね!
靴磨きYoutuberの「靴磨き芸人 奥野」さんもおすすめされています。
同じ価格帯のブラシと比較するとブラシが一回り大きいのもポイントです。
ブラシが大きいので1回にブラッシングできる範囲が広いので小さいブラシよりも効率よく作業を進める事ができます。
「天然の豚毛でないと嫌だ」という方でなければ検討の余地は充分あると思います。
豚毛ブラシの洗い方は?おすすめの手入れ方法!

豚毛ブラシの手入れは基本的には不要です。
毛先についたクリームが気になって拭き取ってしまうと、毛先に蓄積してきたクリームが無くなってしまうので艶を出すのに時間がかかってしまいます。

しかし次のような場合には手入れするようにしましょう。
- 大量の靴クリームがついてしまった
- 毛先のクリームやワックスが固まってしまった
靴クリームを塗り過ぎてしまったり、毛先に大量のクリームが付着した状態で放置するとクリームがカチカチに固まってしまいます。
毛先を触ってみて毛先のしなりが悪かったり、靴クリームが固まっていたら次のケアをしましょう。
- タオルを濡らしてきつく絞る
- タオルをレンジで1分程度暖める
- 温めたタオルにブラシを走らせる
- ブラシをほぐす(爪楊枝で代用可)
詳しい手順についてはこちらの動画でご確認下さい。
豚毛ブラシのよくあるQ&A

次に自分が調べていてよく目にした豚毛ブラシに関しての質問を質問をQ&A方式でまとめてみました。
「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」はそれぞれ用意しないとダメ?
両方揃えましょう。
馬毛ブラシは「汚れ落とし」、豚毛ブラシは「靴クリームを伸ばす・浸透させる」とそれぞれ使用する目的が全く異なります。
2つの工程を同時に行う事はできないので個別にブラシを用意するのがおすすめです。
ペネトレイトブラシがあれば豚毛ブラシは要らない?
同じ豚毛を使用していますがペネトレイトブラシは「靴クリームを塗る」為のブラシです。
容器から直接靴クリームを取るので毛先に大量のクリームが付着しています。
ペネトレイトブラシでブラッシングをすると余計なクリームを弾き落とすどころか延々とクリームを塗り重ねる事に。

ブラシのサイズも小さいのでブラッシングに時間がかかります。
兼用で使うのは辞めておきましょう!
まとめ
- ブラッシングは力強く・素早く
- ブラシは靴クリームの色ごと揃える
- おすすめは化繊ブラシ
- 買う時は毛が詰まった毛足の長さが2cm以上がベスト
- 基本手入れ不要





コメント