
ドクターマーチンの手入れ道具は?気になる疑問を直営店スタッフに聞いてみた!

- ドクターマーチンって手入れしなくてもいいって本当?
- 色々な手入れ方法が紹介されていてどれが合っているのか分からない
- どんな道具を使えばいいのか教えて!
ドクターマーチンの手入れ方法について調べてみると・・・
- 「ドクターマーチンの靴は手入れ不要!」
- 「油分の多いクリームで手入れするのがおすすめ!」
- 「ガラスレザーと同じでクリームを入れても弾かれてしまう」
などの投稿があり、手入れをするべきなのか?手入れを行う場合はどんな道具を使えばいいのか分かりません。
私自身、ドクターマーチンのスムースレザーは手入れは必要ないと考えており特にクリームを使ったケアなどを行っていませんでした。
正しい情報を調べる為にはどうすればいいのか考えた結果、「実際にショップ店員の方に聞くのが一番いいのではないか」と考えました。
職場の近くにドクターマーチンの専門店があったのでショップにお邪魔して店員さんにメンテナンス方法や手入れを行う時の注意点について聞いてきました。
結論から申し上げますと「靴磨きは定期的に手入れを行うべき」という事でした。
このブログをご覧いただければ次の内容をご理解頂けます。
- ネットでよくみる疑問3選の答え
- 手入れを行う時に使う道具
- 公式の道具の代用品
今回紹介する方法はドクターマーチンの直営店のスタッフの方に教えて頂いた方法になります。
お手入れの方法にお悩みの方には参考になる内容となっておりますので是非、最後までご覧ください。
また当ブログでは1足目に購入する革靴の選び方から、手入れに必要な道具・手入れ方法などを画像付きで詳しく紹介しております。
是非、チェックしてみて下さい。
ドクターマーチンの手入れ時の注意点

今回はドクターマーチンの専門店でお話を伺いました。
今回お邪魔したドクターマーチン静岡パルコ店は静岡パルコの2階にあり、最寄りのJR静岡駅から徒歩5分程で行ける距離。
直営店なので靴の種類も豊富で,
定番のモデルから限定モデルまで種類豊富に取り揃えられています。
在庫の数も豊富で自分がお伺いしたタイミングでは、ほぼ全てのモデルの全サイズが取り揃えられていました。

靴だけではなくメンテナンスグッズも充実しています!

やっぱり、専門店の手入れ道具は安心感があるよね!
ドクターマーチンの靴の口コミや評判、歴史についてはこちらのブログで紹介しております。

今回はネットでよく話題に挙がっている疑問について質問してきたので紹介させて頂きます。
① ドクターマーチンの靴は手入れ不要?


時々そうしたご意見は頂きますが定期的にメンテナンスしておいたほうがいいです。
手入れを行わないと履きジワ部分が割れてしまうので定期的にクリームを使って手入れをして下さい。
自分もドクターマーチンの靴はガラスレザーと同様で基本的には手入れは不要だと考えていました。
しかし、クリームの成分が浸透しづらいだけで完全に革に浸透しないという訳ではないので定期的にクリームを使って栄養と水分を補給する事をおすすめしていました。
元々作業用の靴として作られた靴なので非常に頑丈な作りになっていて、簡単なケアを定期的に行うだけで靴が長持ちしれくれるそうです。

雨の日の使用も想定している場合はスムースレザーよりも、耐水性の高いフルグレインレザーを採用した「SR WORKシリーズ」がおすすめされていました!
耐水性のあるフルグレインレザーと通気性のあるライニング、耐滑性のあるGRIP-TRAXをアイコニックなエアクッションソールに採用し、耐滑性と耐油性を持つスリップレジスタント仕様のシリーズも。
出典 Dr.martens
② 油分の多いクリームを使った方がいいって本当?


油分の多いクリームを使い続けると革が柔らかくなり型崩れに繋がってしまいます。
初心者の方には型崩れしにくく水分量の多いデリケートクリームで手入れをする事をおすすめしています!
油性クリームを塗ったからすぐに起きてしまうという事はないようですが、靴磨きの時に定期的に油分を多めに入れ続ける事で革が柔らかくなり型崩れの原因になるようです。
型崩れを防ぎたいなら次のような油分が多いクリームは避ける様にしましょう。
- クレム1925(油性クリーム)
- ミンクオイル
- タピールのレーダーオイル
- Boot Black リッチモイスチャー

どのクリームがいいのか分からないという方には『デリケートクリーム』がおすすめです。
詳しい理由については後述しますが、水分量が多いクリームでどんな靴にも使えてシミになりにくいので靴トラブルにつながりにくく安心して使えるクリームです。

油分を補充したい場合はワンダーバルサムがおすすめ

油分の多いクリームが欲しい場合はワンダーバルサムがおすすめです。
スムースレザー用のケアクリーム。植物性ワックス(ココナツオイル・蜜蝋)と、動物性ワックス(ラノリン)を混ぜて作られたケアクリームです。
付属のスポンジでレザーの表面に薄くのばすと、自然由来の成分がレザーの修復を促します。
また防水・防汚のための保護クリームとしてもご使用いただけるため、レザー製品を長持ちさせる効果があります。
レザーの質感を保たせ、色褪せをカバーする補色効果や、傷を目立たせにくする効果もあります。出典 Dr.martens
油分が多く含まれているクリームで塗り込む事で革が柔らかくなります。
- ブーツなどくたびれた感じに育てたい
- シューキーパーを入れるなど型崩れ対策可能
と、いう方にはおすすめのクリームです。
クリームを塗り込むスポンジが付属しているので簡単に靴に塗り込む事ができ、拭き取りが不要という手軽さも魅力です。

デリケートクリームよりも艶を出したいという方には、「シューポリッシュクリーム」がおすすめです!
デリケートクリームとワンダーバルサムの中間くらいのクリームです。イメージ的には乳化性クリームに近いイメージ。
3つのクリームを比較すると次の通りです。
商品名 | デリケート クリーム | シューポリッシュ | ワンダー バルサム |
油分 | 少ない | 普通 | 多い |
水分 | 多い | 普通 | 少ない |

油分が多いクリームを使うのは間違いではないけど「とりあえず使おう!」っていうのは辞めた方がいいって事かな?

靴をどう育てるかによって使う道具も変わってきますが「どうすればいいのか分からない」という方は、デリケートクリームで手入れするのがよさそうですね!
③ 防水スプレーを使った方がいい?


防水スプレーを定期的に吹きかけて頂くと雨だけでなく、汚れが付きにくくなるので使った方がいいです!
店頭でも「ウルトラプロテクター」という防水スプレーが販売されていました。
これはどんな靴にもいえることですが、購入したらまず防汚・防水のためのメンテナンスをしておきましょう。
ドクターマーチンの「ウルトラプロテクター」は、スムースやスエード、ヌバックなどの革製品だけでなく、ナイロンやキャンバスといった幅広い生地に使える防水スプレーです。
吹きかけることで通気性のある層を生み出し、雨や土、埃、そして紫外線などから靴やバッグを守る役目を果たします。出典 Dr.martens

革靴でも防水スプレーを使用するかどうかは、意見が分かれるポイントだよね!

ここも不安な場合は、メーカーのおすすめに従っておいた方が間違いなさそうです。
ドクターマーチンの手入れに使う道具

次にドクターマーチンのケアで使用する道具について紹介します。
メーカー品の紹介と代用品の紹介も併せて行いますので初めて購入する方も、すでに何点か道具を持っている方にも参考になると思います。
- 馬毛ブラシ
- クリーナー
- 靴クリーム
- 防水スプレー
全商品対象!期間限定5%オフクーポン配布中
馬毛ブラシ

馬毛ブラシはシューズの表面に付着したホコリや塵を落とす際に使用する靴磨きの必須アイテムです。

靴磨きの一番最初の工程で必ず使用する道具で、ドクターマーチンの店舗でも販売されていました。
馬毛ブラシに関しては1本持っていれば充分なので、すでにお持ちの方は購入する必要はありません。
これから馬毛ブラシを購入しようとお考えの方は、選び方や使い方についてこちらのブログで紹介していますので併せてチェックしてみて下さい。

クリーナー

普段の靴磨きで使用するクリーナーは、汚れ落としに特化した『スティンリムーバー』のようなクリーナーが主流です。
ドクターマーチンのショップでは汚れ落としと、栄養補給が同時に補給できるハイブリッドタイプのクリーナーが販売されていました。
革に優しい中性タイプのクリーナーです。
- 汚れ落とし(古いクリームやワックス)
- 栄養補給
- カビ対策
ローションの中に「なめし用柔軟剤」と「ミンクファット(動物性脂肪)」が含まれており、油分を補給しつつ栄養を補給できるので効率よく手入れを行う事ができます。

油分が大量に含まれているわけではありませんが、この位の量で十分だそうです!
ただしクリーナーとしての性能は高くないので鏡面磨きをした場合など、ワックスを厚塗りした時は油性の汚れに強い別のクリーナーを使った方がいいです。

他の商品ではサフィールノワールのユニバーサルレザーローションが同じ様な効果があるのでおすすめだと言えます。

靴クリーム

靴クリームを使用する目的は主に以下の2つです。
- 革の栄養&潤いを補給
- 艶出し
革の天敵は水濡れと乾燥でドクターマーチンの靴がいくら頑丈に作られていても、全く手入れを行わなければあっという間に革が劣化してしまいます。

定期的に靴クリームをいれてあげる事で革が柔らかくなるので、履き心地もよくなります!

公式サイトで調べてみたら4種類の靴クリームがあったよ!どれを選べばいいの?
公式のホームページでは4種類の靴クリームが販売されています。
ニュートラルのクリームはどんな色の靴にも使用する事ができるので定番のブラックだけでなくチェリーレッドやホワイトなどの別カラーの靴にも使用する事ができます。
一方のブラックのクリームはブラックの靴にしか使用する事ができませんが、どこかにぶつけてしまって色が薄くなった部分に塗り込むと補色して傷を目立たなくする事ができます。
デリケートクリームはロウ分が含まれていない潤いの補給に特化した靴クリームです。

自分の靴の種類や使う目的に応じて、自分に合った靴クリームを選ぶようにしましょう!
シューポリッシュクリーム
靴の栄養補給と艶出しに使用する靴クリーム。
スポンジノズルがついているので手を汚さずにそのまま靴に塗る事が可能。
ロウが含まれているのでワックスを使用しなくても靴クリームだけで自然な光沢を出す事ができます。

代用するなら油性の靴クリームよりも水分量の多い乳化性のクリームの方がおすすめです。
靴クリームの油性と乳化性の違いについてはこちらのブログで詳しく紹介しています。

デリケートクリーム
ドクターマーチンのスタッフさんのおすすめはデリケートクリームでした。

理由は2つあるそうです。
- 靴クリームだと革に浸透しづらい
- 油分を入れすぎると型崩れにつながる
先ほど紹介した通り、ドクターマーチンのスムースレザーは非常に雨などの水濡れ強くガラスレザーと呼ばれる特殊なコーティングを施した素材に非常によく似ています。
厳密にはガラスレザーとは違うようですが、近い性質があるそうで靴クリームの成分が浸透しづらいようです。
また、先ほども紹介した通り油分を入れすぎると革が柔らかくなり型崩れしやすくなるとのデメリットもあります。

汚れ落としの時にレザーローションクリーナーを使用していた場合は、油分の補給は完了しています。
なので、デリケートクリームと組み合わせるのがベストです!
水分量の多いデリケートクリームだったら特に何を使用しても問題ないそうなので、特にこだわりが無ければM.モゥブレィのデリケートクリームがおすすめです。

ワンダーバルサム

くたっとした印象に育てたい場合はワンダーバルサムがおすすめです。
ワックスで塗った時のようなギラっとした光沢ではなく自然な光沢が出てくれます。代用する場合はクレム1925の様な油分の多いクリームを使用するようにしましょう。
簡単にまとめると次の通り。
- スティンリムーバーのような汚れ落としに特化したクリーナーを使用した場合は『シューポリッシュクリーム』または『ワンダーバルサム』
- 『レザーローションクリーナー』のような油分の補給も兼ねているクリーナーを使用した場合はデリケートクリーム
防水スプレー

名前の通り水から靴を守るというイメージがありますが、それ以外にも油汚れや泥などの汚れが付着しづらくなるという効果も期待できます。

購入直後の靴に使用する事で、綺麗な状態をキープするのが簡単になります!
スムースレザー以外にもスエードやヌバックなど別の素材にも使用する事ができるので1つ持っておくと使いましがきくのでとても重宝します。
フッ素タイプの防水スプレーだったら代用可能との事でしたので、自分は以前から紹介している『ロックタイトの防水スプレー』がコスパが高くおすすめです。

まとめ
- 手入れは定期的に行うべき
- 水分量の多いデリケートクリームがおすすめ
- 防水スプレーを使用した方が汚れがつきにくくなる
ドクターマーチンは手入れ不要という情報をよく見かけますが他の靴と同様に定期的なメンテナンスが必要だという事が分かりました。
手入れを怠って「靴がひび割れてしまった・・・」という事にならないようにしっかりと手入れをして長く付き合える靴に育てていきましょう!

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